子どもたちに関する事件【事例】



注 :学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ事件を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
940921 いじめPTSD 2005.6.25 新規
1994/9/21 大阪府貝塚市の府立貝塚高校で、女子生徒A子さん(高1)が、遊び仲間の同級生の女子生徒ら12人に無理やり知人宅に連れて行かれ、5時間以上にわたって殴るけるの暴行を受けた。
事件後、別の夜間学校に編入したが、フラッシュバックなどの症状がでて、中途退学。
経 緯 9/21 午後4時頃、A子さんは、遊び仲間の同級生ら12人に無理やり知人宅に連れて行かれた。
「うそをついたら許さへんで」などと責められたうえ、5時間以上にわたって殴るけるの暴行を受けた。
手を出したのは5人だったが、他の女子生徒たちも止めに入らなかった。

A子さんは左眼網膜が傷つき、あごの関節を痛めるなどのけが。

事件後、別の夜間学校に編入したが、フラッシュバックなどの症状がでて、中途退学。
PTSD A子さんは、制服姿の学生を見ると興奮して怒りはじめるなどの症状が出て、通学できないようになった。
その後も通院を続けるが、家族同伴でなければ、外出もできない。
裁 判 1998/2/ 大阪府岸和田市のA子さん(19)と母親が、当時の同級生ら12人と父母らに慰謝料など総額4000万円の損害賠償を求めて提訴。
原告の主張 集団リンチは「共同不法行為」に当たり、保護者らは監督義務を怠ったと主張。
「加害者の子どもや父母の事件後の態度には誠意が感じられなかった。いじめがどれだけ心に深い傷を残すか知ってほしい」と話した。
被告側の言い分 被告代理人は、「実際に手を出していない少女も被告に加えられており、賠償額も法外だ。親の監督責任を問うのはいかがなものか」と話した。
参考資料 1998/2/10朝日新聞・大阪・夕刊(月刊「子ども論1998年5月号/クレヨンハウス)



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