子どもに関する事件【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
930222 いじめ事件 2003.7.21新規
1993/2/22 三重県津市の県立盲学校小学部の森本おりえさん(小5・11)が、交流学習で通っている地元の津市立北立誠小学校で、同級生から足を蹴られたり、おりえさんを修学旅行に参加させないように求める署名活動をするなどのいじめを受けていた。
経 緯 1992/9 おりえさんは全盲で、「みんなと一緒に勉強したい」と地元の小学校への転学を求めて自主登校を続けていた。

12/末 これまで同小に週2回通っていた交流学習を週3回に増やすことで、関係者間で同意。自主登校を中止していた。

1993/1 おりえさんへのいじめが始まる。

2/16 おりえさんも参加する予定だった修学旅行に、おりえさんを修学旅行させないように求める署名活動が同級生の手によって行われた。学級委員1人を除く男子全員と女子4人が署名した。

2/19 同級生3人から、足を蹴られるなどの暴行を受けた。

2/22 おりえさんが交流学習会のクラス会で、いじめを受けていることを訴えた。
事件の発覚 3/12 津市議会の一般質問で、市議が事実を問いただして事件が公になる。
小学校側と津市教育委員会がいじめの事実関係を認めて、すでに謝罪。「二度と起きないように注意する」と答えた。
参考資料 1993/3/16中日新聞・夕刊(月刊「子ども論」1993年5月号/クレヨンハウス)



ページの先頭にもどる | 子どもに関する事件 1 にもどる | 子どもに関する事件 2 にもどる

Copyright (C) 2000 S.TAKEDA All rights reserved.