子どもに関する事件【事例】

注　：
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。

S.TAKEDA

850921	いじめ殺人	2001.10.15.　12.7　12.15更新
	1985/9/21	秋田県男鹿市の県立能代水産高校で、漁業実習船「船川丸」がインド洋・インドネシア・バリ島沖付近で外洋漁業実習中に、少年Ａ（高３）が、同級生のＢ（高３）を脅して仲間に引き入れ、同級生の安田邦夫くん（高３・17）を海中に投げ込んで殺害。
	経　緯	邦夫くんは、Ｂとともに、Ａから執拗ないじめを受けていた。邦夫くんは、Ａに対して反発する姿勢を見せていた。Ｂは、Ａから連日のように暴力を受けながら反発できず、Ａにあごで使われていた。実習船でも、ＢはＡと同室になり、いじめられていた。ＢはＡから、邦夫くん殺害を拒否すれば海中に突き落とすと脅されて、犯行に加担した。
	殺害動機	少年Ａ（高３）は、長い航海にいらつき、早く実習を打ち切らせて帰り交際中の女性に会いたいと考えた。
	加害者の処分	帰港の1985/10/14　逮捕。Ｂは中等少年院送致。（Ａは？）
	参考資料	「醒めない夢」／青木信人著／太郎次郎社、「イジメと子どもの人権」／中川明編／2000.11.20.信山社、「いじめ問題ハンドブック」／高徳忍著／つげ書房新社、年表・昭和の事件・事故史／小林修著／東方出版

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