子どもたちは二度殺される【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
850818 いじめ自殺 2000.9.10. 2001.12.15更新
1985/8/18 岩手県滝沢村立中学校の女子生徒(中3)が、盛岡駅近くのデパートから飛び降りる。(9/10死亡)
遺書・ほか デパートの非常階段5階踊り場に時計やハンケチと手提げカバンが残されており、遺書めいたのノートが見つかる。
「楽しい夏休みを有難う。でも、どうしても学校には行きたくありません。私なんかいない方がいいと思います。」「死にたい」などと書いていた。

9/29 女子生徒が使っていた下敷きの中から、原稿用紙が見つかる。
「くつをかくされたりする。うしろから押したりする。大きい声で冷やかす。原因。鈍感だから。馬鹿だから。先生にしてほしいことしと・・・『チビ・デブ・短足』と体の欠陥を言う。『気持ちわりい』という。私だけじゃなく『お父さんはいいけれどお母さんが・・・』とか家族のことを言う。私のことならすべてを知ろうとする。私がすぐ先生に告げ口するという。」など書かれていた。
学校・ほかの対応 遺族は「娘の自殺は学校でいじめられたことに対する抗議だった」とするが、学校・村教育委員会は「原因は学校にはない」として対立。
参考資料 いじめ・自殺・遺書 「ぼくたちは、生きたかった!」/子どものしあわせ編集部編/1995.2.5草土文化、(1985/10/19岩手日報新聞)「いじめ問題ハンドブック」分析・資料・年表/高徳忍著/1999.2.10つげ書房新社



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