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特定非営利活動法人
日本下水文化研究会
Japan Association of Drainage and Environment
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日本下水文化研究会の刊行図書



当会会員の方が出された本の紹介のコーナー

トイレ考・屎尿考 2003/4/25 技報堂出版

NPO日本下水文化研究会 屎尿研究分科会著





屎尿・下水研究会が刊行した本『トイレ考・屎尿考』の紹介

 屎尿・下水研究会が技報堂出版から出した『トイレ考・屎尿考』について紹介します。
 同社の「はなしシリーズ」の一環として、2003年4月に刊行しました。研究会の例会での講話を中心に31の「はなし」が載っています。新書版240頁余で、定価は2,200円+税です。以下は、各種新聞・雑誌に掲載された書評の一部です。

 「廃棄物学会」誌:  最近、屎尿問題は下水道の普及にともないあまり目立たなくなってきているが、屎尿は人間生活に必ずついてまわるものであり、途上国では現在でも大きな問題となっている。

 「生活と環境」誌:  屎尿への対応の仕方には、民族、地域、時代、生活様式で驚くほどの差異が認められます。そこに「文化」を見出し、創造しようという人々が「トイレ考・屎尿考」を出版されました。聞書き、体験記、文学・芸能からの引用、歴史資料の解説、最近の技術動向などの話が収められています。話題も豊富で闊達な語り口で、なるほどと、屎尿文化の奥深さに感心します。

 「都市と廃棄物」誌:  聞取り先としての工藤庄八、高杉喜平の2氏は、それぞれ元公務員(川崎市)、収集業者としての貢献度が高い。・・・ そして昭和35年に製作されたドキュメンタリー映画「し尿のゆくえ」の誌上上映にてエピローグを飾っている。

 「月刊下水道」誌:  バキュームカー、屎尿消化タンク、消化汚泥の肥料化、民間の屎尿運搬・処分業などの話は、海外の発展途上国での衛生確保と資源還元についてのメニューづくりに参考になるはずである。

 「かんろかんり」誌:  話題をいくつか拾うと、「トイレの異名は1,114もある」、「大正末期、日本の大都市は糞詰まり」、「男女成人児童一人当りの屎・尿の排泄量」、「川柳に詠まれた便所と屎尿」、「世界のトイレ」、「文芸作品中の屎尿」、「長岡京のトイレ跡から」、「下肥流通の変遷」、「厠と屎尿の法制史」、「屎尿と環境ホルモン」など硬軟取り混ぜた本である。

 「日本下水道新聞」紙:  便所や屎尿、広くいえば下水文化は日々の生活そのものであるため、文字に書き残されることが少ない。また、なんとなく口にすることがはばかられるが、生活文化を探求している同研究会が日頃の研究を一冊にまとめたものである。

 なお、技報堂出版への連絡先は、(編集)03-5217-0881 です。