野の詩人 真壁仁
その表現と生活と実践と
楠原彰/著
2020年6月刊行
定価2800円+税
A5並製・416頁
ISBN978-4-7738-2003-4 C0095
農・芸術・地域社会・平和・教育
東北・山形に生まれ、農を営みながら詩作に打ち込み、地域を学び、平和・教育運動に従事してきた真壁仁(1907-1984)。戦中・戦後の時代状況に翻弄され、さまざまな挫折や蹉跌を経ながら独自な詩世界に到達した不世出の農民詩人の生涯を、芸術表現と地域での生活、社会的な活動のすべてを全うするという「難問」に着目して論じる渾身の評伝。
東北・山形に生まれ、農を営みながら詩作に打ち込み、地域を学び、平和・教育運動に従事してきた真壁仁(1907-1984)。戦中・戦後の時代状況に翻弄され、さまざまな挫折や蹉跌を経ながら独自な詩世界に到達した不世出の農民詩人の生涯を、芸術表現と地域での生活、社会的な活動のすべてを全うするという「難問」に着目して論じる渾身の評伝。
【著者紹介】楠原彰(クスハラアキラ)
1938(昭和13)年新潟県に生まれる。東京大学大学院(教育学)修了。國學院大学名誉教授。アフリカ、アジア地域をフィールドに研究活動を続けながら、アパルトヘイトに反対する市民運動などに長くかかわる。主な著書に『アフリカは遠いか』(すずさわ書店、1981年)。『アパルトヘイトと日本』(亜紀書房、1988年)、『セカイをよこせ!子ども・若者とともに』(太郎次郎社、1999年)、『学ぶ、向き合う、生きる』(太郎次郎社エディタス、2013年)など。共訳書にパウロ・フレイレ『被抑圧者の教育学』(亜紀書房、1979年)、同『伝達か対話か』(亜紀書房、1983年)など。