Interview 知花昌一氏の記者会見(960401)

知花昌一氏の記者会見(1996年4月1日)


 昨日、三月三十一日、楚辺通信所(象のオリ)にある私の土地は二十年におよぶ日本国との賃貸契約が終了しました。

 本日四月一日、"法的空白"が生じ、米軍と日本政府の"不法占拠"状態になりました。

 本日から始まる"法的空白"は戦争につながる米軍基地に反対する沖縄と本土の人々の強い思いの成果であり、ささやかな勝利であります。

 私の土地が五十年ぶりに帰ってくるチャンスを与えてくださった読谷村長、大田沖縄県知事、この状況をつくる契機となりました少女と家族の重い勇気、そして知事を激励し代理署名裁判を闘った多くの人々に感謝します。

 日本政府は、"法的空白"を「違法ではない」としながら何ら法的根拠を示し得ないにもかかわらずバリケードを築き、警察権力を総動員し、不法占拠を継続しています。

 「違法ではない」なら緊急使用も、強制収用も必要ないのであり、政府自ら違法、不法占拠を認めていることになります。

 これは日本国憲法に保障された国民の財産権を日本政府がないがしろにする強盗的行為であります。

 日本政府が自ら法治国家を認ずるなら私どもの自由な立ち入りを認め、ただちに土地の明け渡しをすべきであります。


 『燃える沖縄 揺らぐ安保』(知花昌一)社会批評社 1996.3.31
声明・決議等][沖縄・一坪反戦地主会 関東ブロック