掲載日:2022/02/04

2月6日は国際FGMゼロトレランスデー

ゼロトレランス(Zero Tolerance)とは、ゼロ(Zero)容認(Tolerance)、つまり不寛容、情状酌量の余地なしといった意味です。
『FGMゼロトレランスデー』は、2003年にエチオピアで開かれたアフリカのNGOインター・アフリカン・コミッティー(IAC)主催の国際会議で、「FGMにはゼロトレランスを(FGMをぜったいに許さない)」という決意表明が発表され、その会議が開かれた2月6日を「国際FGMゼロトレランスデー」と定めたことが始まりです。
世界各地でこの日には、FGM廃絶を訴える様々なイベントが開かれています。
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国際FGMゼロトレランスデーを前に国連機関は、「新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的な大流行)で、何十年にもわたるFGM根絶に向けた国際的な取り組みが後退する可能性がある」と警鐘を鳴らしています。
UNICEFは、この状況では2030年までにさらに200万人の少女がFGMの犠牲になる可能性があるといいます。WHOが指摘するのは「FGMの医療化」の傾向です。FGMを受ける少女たちのうち4人に1人(5200万人)は医療従事者の手によって切除されていると報告されています。

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