TKOPEACENEWS
  3面 NO.19/01.7.13発行

5・23石川一雄不当逮捕38ヶ年糾弾!狭山再審要求!
 異議審闘争勝利!中央総決起集会

 雨中、狭山中央集会に5,000人
高橋裁判長は公正な見直しを!

▲中央総決起集会 2001年5月23日、日比谷野外音楽堂

 石川一雄不当逮捕38ヶ年糾弾!狭山再審要求!異議審闘争勝利!中央総決起集会が5月23日、日比谷野外音楽堂で開かれた。主催は部落解放同盟中央本部、部落解放中央共闘会議、部落解放地方共闘全国連絡会議の3者。
 当日は時折激しく降る雨の中を、全国から5,000人が参加した。5月23日は、38年前に石川さんが不当逮捕された日である。
 集会では狭山弁護団の各弁護人から山場を迎えた東京高等裁判所での「異議申し立て審理」の状況報告がされた。狭山弁護団の中山事務局長は「5月11日に東京高裁の高橋裁判長に面会し、斎藤第三鑑定補充書を提出し、内容説明と5月1日の指紋公開実験の鑑定書と補充書の提出を申し入れた。石川さんの自白を前提にすれば指紋は出るのが普通の市民の考え方。5月末までにこの指紋検出検査の鑑定書を提出し、6月4日までに補充書を提出する。検察庁にある狭山事件の証拠リストの内容の照会の申し立てを高裁にしている。日弁連の全国再審弁護団会議は証拠開示がテーマで、狭山事件の報告をしたが、この証拠リストの照会は多くの弁護士、学者、学会が注目している。東京高裁は6月4日以降、いつでも異議申立に対して判断が出せる状況になる。再審開始へ最大限努力する」と述べた。
 集会終了後、参加者は日比谷公園から芝公園までデモ行進をして再審の開始を訴えた。東京のなかまも約300人がこの集会・デモに参加した。

▲狭山第2次再審闘争の完全勝利をめざして断固闘うと決意をのべる石川一雄さん、早智子さんご夫婦
(5月23日、日比谷野外音楽堂)

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