TKOPEACENEWS
  1面 NO.19/01.7.13発行

2001年7月〜12月までの活動の予定について

 東京都議会議員選挙は、小泉総理大臣の爆発的な人気もあって自民党の大勝利、共産党の敗北、民主党は結党後はじめての選挙にしてはまあまあの結果ということになりました。自民党はこの勢いに乗って7月29日投票予定の参議院議員選挙になだれ込もうとしています。
 平和運動的にみれば、小泉政権は憲法の改悪、集団的自衛権の発動、靖国神社の公式参拝など非常に危険な政権であると考えます。
 7月から12月にかけては、被爆56周年原水禁世界大会(8/4〜8/9)憲法の理念の実現をめざす第38回護憲大会(11/3〜11/5伊勢市)、40年間米軍の夜間飛行訓練で命と生活を脅かされ続けている、厚木基地周辺住民による厚木基地包囲行動(11/11)など重要な活動があります。各団体、労働組合、平和センター個人会員の皆さんの積極的な参加をお願いするところです。予定されている活動を以下ご案内します。よろしくご協力をお願いします。

1.具体的な活動について
7月上旬
 ◆沖縄県米軍基地県内移設反対行動
 沖縄県民、名護市民の意思を無視して、政府は「普天間代替施設協議会」の交渉や環境調査を進めてきたが、6月8日、8案いずれも総延長2,600〜2,700メートルの巨大な施設をジュゴン生息海域に建設するという、基地機能強化、環境破壊の案を提示しました。早ければ7月期、遅くとも秋には大きな山場を迎えようとしています。沖縄平和運動センターの提起をうけて国際的、全国的に連携した反対の取組みを行なうとしています。
 行動の日時が決定されしだい動員要請をお願いします。
7月上旬
 ◆米海兵隊実弾砲撃演習反対行動
  米海兵隊による沖縄県道104号線越え実弾砲撃演習訓練の本土移転演習は
 ・7月   宮城県王城寺
 ・9月   静岡県東富士
 ・11月   山梨県北富士
 ・02年2月 大分県日出生台
 抗議行動の日時などは、演習日程などの詳細が3週間ほど前にならないと公表されないため、地元平和運動センターの取組みが決まりしだい動員の要請をします。
 02年4月で契約期間を経過します。演習の中止を求めてさらに強化した抗議行動を展開する必要があります。

7月29日 参議院議員選挙投票日(7/12公示)

8月 1日 被爆56周年原水禁世界大会・国際会議
      8/2まで 〜東京・プラザ・エフ
8月 4日 被爆56周年原水禁世界大会・広島大会
      8/6まで
 
8月 5日 メッセージfromヒロシマ
      (子ども平和のバフォーマンス)

8月 7日 被爆56周年原水禁世界大会・長崎大会
      8/9まで

8月10日 キティホーク横須賀母港化3周年抗議集会
      〜横須賀・臨海公園
 厚木基地周辺住民の騒音被害は、横須賀が米海軍が保有する空母の唯一の海外母港の役割を担わされ、日常的な夜間離発着訓練などが強行されているからです。第7艦隊空母撤去は重要です。しかし、原子力空母母港化に向けたとみられる12号バース延長工事がつづけられるなど、新しいガイドラインによって米軍基地の機能はますます強化されています。
 これに対して、神奈川平和運動センターは、キティホーク母港化3周年前日にあたる8月10日抗議集会を開催します。東京としても隣の県であり協力していくこととします。別途参加の要請をします。

8月15日 戦争犠牲者追悼・平和を誓う8・15集会
      〜千鳥ガ淵戦没者没苑
 小泉首相は8月15日「靖国神社公式参拝」を表明しています。これに対する抗議とともに、私たち自身の戦争に対する反省・謝罪・補償にむけた姿勢を示す場・行動として戦争犠牲者追悼・平和を誓う集会。各団体、労組は1名〜2名の代表参加をお願いします。

8月18日 第22回全国在日朝鮮人(外国人)教育研究集会
      8/21まで 〜兵庫県・神戸市
 平和フォーラムから協力要請があれば参加の要請を別途します。

8月下旬 原発・原子力施設立地県全国連絡会議総会
      〜山口県・上関町
 上関原発建設反対闘争の支援を目的に開催予定、具体的な開催日時がありしだい参加の要請をします。9月上旬になるかも?

9月22日 全国基地ネットワーク第5回総会
      〜長崎県・佐世保市
 佐世保市は、米海軍基地としてこれまでベトナム戦争、湾岸戦争などに出撃し常に血の臭う基地となっています。原子力空母や原子力潜水艦も度々寄港し、北東アジアを緊張させています。そうした基地の実態調査しながら、全国から基地撤去の闘いの交流をします。
 各団体、労組は2名〜4名の参加をお願いします。

9月30日 JCO臨界事故2周年全国集会
      〜茨城県・水戸市
 日本の原子力施設での最悪の事故から2年、この間政府は国民の声とは反対の青森県大間原発、山口県上関原発などの建設容認やプルトニウムからの撤退を表明しないなど、危険な原子力政策を推し進めようとしています。原子力行政の政策転換を求めての集会とデモ。10/1まで
  集会の規模など判明しだい参加の要請を別途します。

10月 8日 合成洗剤追放全国活動交流集会
      〜東京・ウイメンズプラザ
 平和フォーラムからの要請がありしだい別途参加の要請をします。

11月 3日 第38回護憲大会
      〜三重県伊勢市・鳥羽市
 憲法の理念実現のため開催されます。別途参加の要請をします。開催要領については別紙を参照して下さい。11/5まで

11月11日 米軍厚木基地包囲行動
      〜神奈川県厚木市
 沖縄に次ぐ米軍基地県である神奈川では、昨年秋に基地周辺住民の組織である厚木基地爆音防止期成同盟が結成40周年を迎えたように、きわめて長期に渡り、基地被害の犠牲をなくし、また基地をなくするための闘いが続けられてきました。本年秋には、第3次厚木基地爆音訴訟が結審を迎えます。
 このとき、神奈川平和運動センター、厚木爆同、第3次訴訟団などは、訴訟の勝利、基地撤去、基地爆音解消などを求めてこの秋に「基地包囲する大行動」を実施することを決定し全国的な支援を求めています。
 関東ブロク連絡会議でも支援の中味について協議していますが、1,000人の参加要請と100万円のカンパを要請されています。具体的には別途になりますが、10・21東京行動を厚木基地包囲行動に参加するなどして協力していくとします。
12月 5日 第33回食とみどり、水を守る全国集会
      〜香川県高松市
  別途具体的な開催要領などにより参加の要請をします。12/6まで

2.その他の課題の活動について
(1)日朝国交正常化、在日地方参政権の確立に向けた取組み

 @日朝国交正常化に向けた取組について
 ブッシュ米政権の誕生による後退的傾向もありますが、昨年6月の歴史的な南北朝鮮首脳会談以後、世界各国が北朝鮮と相次ぎ国交を樹立するなど、北東アジアの緊張緩和は大きく進展しています。しかし、日本は依然として国交交渉が進展しないばかりでなく、国内の根強い排外主義などによって、国交を求める世論の広がりもなお目に見えるかたちにはなっていません。
 東京平和運動センターとしては、中央平和フォーラムと連携しつつ、日朝国交正常化を求める市民学習会への参加、全国各地地域の日朝運動組織とのネットワーク作り、朝鮮総連、民団、韓統連など在日団体との意見交換、連携、協議をすすめます。秋期の国交正常化を求める集会の実現に向けます。
 A在日韓国朝鮮人など外国籍住民の地方参政権実現の取組みについて
 日朝国交正常化ととも「アジアとの和解」の重点課題として、また、21世紀を人権と共生の時代とする手がかりとしてあった「永住外国人地方参政権法案」は、自民党以外のほとんどの政党が実現を打ち出しているにもかかわらず、自民党は国籍法案という問題のすりかえの法案で攪乱した上、結局は今国会でも会期を1カ月も余しながら「継続審議」で棚上げの扱いとしてしまいました。
 秋の臨時国会もしくは来年の通常国会で実現求めて活動の強化をします。

(2)歴史歪曲の教科書や靖国公式参拝など排外主義の動きにかかわる取組み
 @「教科書センターに行こう」自治体教育委要請署名について、取組みを強めます。
 A具体的な活動でも案内している「戦争犠牲者追悼・平和を誓う8・15集会に参加します。

3)環境を守り「持続可能な循環型社会」の実現のための取組み
 @CO2 など温室効果ガス排出量の具体的な削減計画を政府に求める。
 A総合的な水環境を取り戻すための「水基本法」の制定を求める。
 B森林の多面的機能が発揮できるよう「森林・林業基本法」の制定。

(4)食の安全や自給率向上、WTO次期交渉と地域政策づくりに対する取組み
 @本年11月に開かれるWTO閣僚会議にむけて、平和フォーラムが計画している活動や学習会への参加。
 A食品衛生法の改正と充実強化を求める運動を引き続き生協などと連携して強めます。
 B循環型農業の推進のため、平和フォーラムが主催する活動に参加します。

(5)アジア・アフリカ支援救援米運動の取組み
 @食とみどり、水を守る東京都民会議の活動に積極的に参加します。
 A全国集会(12/5〜6高松市)に参加します。

●タイトル頁に戻る ●目次頁に戻る ●機関紙頁に戻る ●2頁に進む ●3頁に進む