常任理事会だより

― 1998年度 第5号 ―

発行日 1998年9月22日(火)

発行 所沢高校PTA常任理事会


9月5日(土)常任理事会・理事会が開催されました。
議題:
 (1) 所高祭への取り組みについて
 (2) 入学を祝う会での「有志」への欠課問題について
   (教頭先生との質疑応答が裏のページに掲載されています。)
 (3) 県議会における当局の答弁内容に対する意見ならびに話し合いの要望について
   (右のページに要望案について掲載されています。)
 (4) 竹永先生への不当処分撤回を支援する運動について(3ページに掲載)
 (5) PTA規約検討委員会の設置について
 (6) 授業公開に関する申し入れについて
 (7) PTA関係資料の県会議員への送付について
 ((5)(6)(7)については継続して話し合われる予定です。)



   所高祭にご協力ありがとうございました。

 9月12日(土)、13日(日)に行われた所高祭PTA参加企画は、多くの方々
のご協力により、無事終了することができました。
 当日、会場で記入していただいたアンケート(回収124枚)を一部ご紹介します。
*アンケート記入者
  所高保護者  41枚(33%)
  所高生    18枚(15%)
  卒業生    10枚( 8%)
  保護者OB   3枚( 2%)
  他校生徒   21枚(17%)
  その他    31枚(25%)
*自分が役員の時、作品展よりPTA活動展示をしようと呼び掛けました。
 PTA活動がみえる展示が続いてよかったです。
*体育祭の写真、自主・自立・自由の中で培われたこの笑顔が所高なのですね。
*PTA作品、本格的で素晴らしかった。
*暑かったので茶話コーナーの冷たいお茶が嬉しかった。(多数)
*今、所高で起こっている問題を理解している人は少ないと思うので、わかってもら
 える場があってよかった。(茶話コーナー)
*4月に入学して以来、「子ども達をバックアップするために、共に考え学んでいこ
 う」というPTAの姿勢がとても大切だと感じました。


所高PTA所高祭実行委員会より
 今年は例年になく会員の皆様のアイデアが生かされた企画になったと思います。
PTA参加企画は生徒主催の所高祭の一企画なので、より早い取り組みが必要との
意見も出ました。今後もPTA活動へのご参加、ご協力をよろしくお願い致します。

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県議会における当局の答弁内容に対する意見ならびに
       話し合いの要望について

┌──────────────────────┐
│ 県当局に「意見&要望」書を提出することが │
│     理事会で決議されました。     │
└──────────────────────┘

 「常任理事会ニュース」第4号でお知らせしたように、7月末の埼玉県議会一般質
問において、所沢高校の教職員や生徒会活動に対する乱暴な批判と意図的な質問がな
され、桐川教育局教育長と藤井教育委員会委員長の二人は、これに全面的に呼応する
答弁を行ないました。PTAでは事態を重視し、9月5日の常任理事会・理事会の場
において、別紙の文書「県議会における当局の答弁内容に対する意見ならびに話し合
いの要望」について検討し、これを決議しました。「意見」の要点は、次の7点です。

(1) 学校教育・教育行政への干渉・・・県会議員が特定の学校の管理運営や教育内容
  に対し乱暴な批判を行ない行政当局に圧力をかける行為は、教育への不当な干渉
  である。
(2) 責任の所在はどこにあるか・・・所沢高校の不正常な状況をもたらした原因と責
  任を教職員や生徒会活動に転嫁し、所沢高校の「正常化」を図ろうとする姿勢を
  批判。
(3) 日の丸・君が代の強制・・・生徒会は日の丸・君が代の是非ではなく、その「強
  制」に反対しているだけなのに、これを理解せず強制を正当化し続けている姿勢
  を批判。
(4) 生徒会活動と所沢高校の民主的ルール・・・事実をありのままに見ようとせず、
  無理解と偏見に立って生徒を無法者のごとく中傷する姿勢を批判。
(5) 教職員人事と校長権限強化・・・教師・生徒間の信頼関係や民主的学校運営を破
  壊し、さらなる混乱を招きかねない教職員人事や校長権限強化の意図を批判。
(6) 竹永教諭の処分は不当・・・「信用失墜行為」とは到底考えられない発言を処分
  の対象とすることは、所沢高校の民主的運営システムの否定であり容認できない
  こと。
(7) 教育行政の在り方・・・当局の立場は地方分権化の流れや「個性ある学校づくり」
  という時代の要請に逆行するものであること。

 詳しくは、別紙の本文をぜひ熟読して下さい(小さな字でごめんなさい)。

尚、理事会当日に配布した案文に若干の字句修正をしました。
 現在、教育局教育長ならびに教育委員会委員長に対する話し合いを要求しています。

┌────────────────────────────────────┐
│        所高問題をゆがめる中傷ビラにご注意を!         │
│ 最近、所沢市内の一部で、責任者名や連絡先もない「健全な教育実現の会」な│
│る団体名で、一部マスコミの報道を転載したビラがまかれました。内容は所高問│
│題を「左翼系教師の生徒扇動」と断ずるものですが、事実無根であることは言う│
│までもありません。今後、同様の動きがあったらご連絡下さい。       │
└────────────────────────────────────┘

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「入学を祝う会」での『有志』への欠課問題について

「入学を祝う会」の当日、準備に協力した『有志』に対して校長先生は「公欠」を認
めないとの職務命令を出しました。この事について教頭先生(校長先生理事会欠席の
ため)と話し合いました。
 ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞
P:入学式と入学を祝う会は両方共きちんと校長先生にも認められた行事なのに、そ
  の準備のためロングホームルームを欠席した生徒を欠課扱いにするのはおかしい。
  校長先生の意見を伺いたかった。
教頭:これは校内的な問題だ。
  あの時間は学習指導要領にもあるロングホームルームが予定されていた。その欠
  席者に対しては欠課扱いということ。
P:校内的問題とは具体的にどういうことか。
教頭:校内の問題ということ。欠席・遅刻について特にミスがあるとの事ならば直し
  ますが、今回の件を考えた場合は校内の問題ということ。
P:校内の問題ということは学校の権限でやったことだから口を出さないで欲しいと
  いうことか。
教頭:・・・・・
P:正式の行事の準備にロングホームルームを当てることはよくあること。それがダ
  メならどうやって準備をするのか。正式な行事なのにどうして公欠にならないの
  か。
教頭:特に答える必要はない。
P:どうして正式な学校行事の準備に参加した生徒が公欠にならないのか、その理由
  を説明して欲しいというのが骨子。説明をお願いしたい。
教頭:当日ロングホームルームという予定になっており、それに欠席したから欠課と
  いうこと。
 ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞ ∞
今回は校長先生もいらっしゃらないので、次回の理事会までにきちんとした返答を戴
きたいと要望して、話し合いを終えました。



┌────────────────────────────────────┐
│          竹永先生への不当処分撤回に向けて          │
│          第一回公開口頭審理日程決まる!           │
│                                    │
│ 竹永先生が、5月22日に人事委員会に不服申立を行って以来、やっと公開口│
│頭審理の日程が決まりました。当日は、竹永先生も意見陳述を行う予定と聞いて│
│います。3月18日の入学説明会での学年代表としての竹永先生の発言のどこに│
│問題があったのか、なぜ校長先生の報告のみで大慌てで処分を出したのか、この│
│処分問題の意味を私達はしっかりと考えていかなければいけないと思います。 │
│多くの会員の方の傍聴をお願いいたします。                │
│                                    │
│    日時  10月6日(火) 午後2:30 〜 5:00      │
│    場所  埼玉県庁第3庁舎 講堂(4階)             │
│                                    │
└─── ご一緒できる方は、2時に本庁舎の県民案内所にお集まり下さい。──┘

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   PTA支部懇談会が開かれました

    暑さの中、7/18〜26日にかけ各支部毎に
    PTA支部懇談会が開かれました。

 各支部とも全体会、学年別の分科会という構成で進められ、和やかなうちにも、活
発な意見交換や質疑応答が行われて、有意義なひとときとなったもようです。
 全体会では、先生方よりご挨拶、自己紹介のあと、「生活指導」「進路指導」等を
中心にお話がありました。PTAからは、支部毎の報告に加え、本部より昨年来の活
動を記録した年表を配布した上で、現在の取り組みについての説明がなされました。
その中では、5月の総会決議を受けて、竹永先生の不当処分撤回に向けての協力も呼
びかけられました。
 分科会に於いては、学年別に先生方を交えて、学校や子ども達の様子が話し合われ
ました。以下、各支部での参加人数(( )内は教員数)と、各支部で出されたご意
見のほんの一部ですが、紹介させて戴きます。                                                                              
   所沢支部 76名(16)
   入間支部 69名( 7)
   飯能支部 55名( 7)
   新座支部 44名( 8)
   川越支部 50名(12)
   狭山支部 49名(11)

・入学説明会のことや入学式に出るか出ないかの選択等、親としては戸惑った。
 (P1年)
・校長先生は子ども達の目の高さで話し合って欲しい。(P1年)
・高校生活にも慣れ、やる気も出て、楽しく充実した毎日を送っている。(P1年)
・外部(特に中学生)に所高の事をきちんと知って欲しい。(P2年)
・体育祭が感動的だった(P2年)
・子ども達が学校が好きなので安心しているが、学習面は不安が多い(P2年)
・自由な雰囲気の中で、明るい笑顔で穏やかに卒業して欲しい。これまでのことは、
 子どもにとって勉強になった。子ども達を信頼し、見守りたい。(P3年)
・何が大事なことなのか、何が本当に必要な事なのか、これから卒業までの厳しく大
 変な時期を息子と共に考え、支え合いながら乗り切っていきたい。(P3年)



┌── 「楽しい学校を支える会」発足  ─────────────────┐
│元PTA会長山下英三郎さんら4人の呼びかけによる「楽しい学校を支える会」│
│の第一回会合が9月15日に所沢文化会館で開かれました。山下栄三郎さんを代│
│表に選び、山下さんからいろいろな立場から広く教育問題を語り合っていこうと│
│の訴えがありました。所高PTA副会長の清水さんが「会」とPTAは別組織で│
│あること、PTA役員は参加する場合オブザーバー参加とすること、今後もPT│
│Aと緩やかな協力関係を持っていくことなど組織の在り方を提起し、これらが確│
│認されました。「会」は今後も継続的に会合を持つことになりました。    │
│ 連絡は山下さん(0429−XXX−XXXX)、            │
│    沼尾さん(0429−XXX−XXXX)まで。          │
└────────────────────────────────────┘



┌────────────────────────────────────┐
│百周年記念 講演会                           │
│         『こころの居場所』                  │
│         講師: 落合恵子さん                 │
│ 日時:11月29日(日)2時〜4時   場所:所沢高校体育館     │
└────────────────────────────────────┘

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