「4・25沖縄県民大会とともに声を上げよう」
予定を上回る1000人の参加で集会とデモ行進


 4月25日、沖縄での県民大会に連帯した東京での集会には、予想を上回る多くの人々が結集しました。

 三宅坂の社会文化会館では「"4・25沖縄県民大会とともに声を上げよう"東京集会」が、沖縄の県民大会と同時刻に開始されました。600人収容の会場には1000人が結集し通路にも人があふれ会場に入れない人もでました。普天間基地の移設先として、現行案よりも6倍も巨大な勝連沖案などが提示されるなかで、沖縄に連帯した闘いの高揚を感じさせるものでした。

 集会とデモは「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」「東京沖縄県人会」「練馬沖縄県人会」「千葉沖縄県人会」の呼び掛け、「辺野古への基地建設を許さない実行委員会」共催で開かれたものです。


会場では沖縄の県民大会の実況中継も流された


会場一杯の人々でコール

 集会は、会場のスクリーンに沖縄・勝連沖の海中のサンゴが映し出される中、開始されました。

 72時間のハンガーストライキを貫徹した、沖縄一坪反戦地主会関東ブロック下地さんの主催者あいさつ、沖縄戦戦没者遺族の女性からは詩の朗読、沖縄県人会のメッセージと続いた後、沖縄の県民大会会場からの生中継映像がスクリーンに映し出されました。

 フォーラム平和・人権・環境(平和フォーラム)の藤本事務局長からは、私たちは武力で平和がつくれないことをずっと主張してきた。日本に基地はいらない。普天間基地の問題は沖縄だけでなく、全国の問題である。私たちも全力で闘うと力強く連帯のアピールを行い、続いて全労協と日本平和委員会からも連帯のあいさつがありました。

 続いて、沖縄県民大会会場からの電話で、与勝海上新基地建設計画に反対するうるま市民協議会の崎原盛秀さんの訴えが会場に流れた。

  最後に、沖縄の闘いと連帯する首都圏での取り組みへの呼びかけがあり、その後、デモ行進へと出発しました。デモは、三宅坂から首相官邸や米国大使館の近くを経由しながら、日比谷公園まで、シュプレヒコールを挙げながら、力強く貫徹されました。


おなじみジュゴンを先頭に


1000人のデモ行進延々と続いた


ピース・ニュースも横断幕を掲げて参加

  デモ行進終了後、多くの参加者は、キャンドルによる人文字に参加するため、明治公園へ移動しました。

 これは"NO BASE! OKINAWA"というアルファベットを、両手にキャンドルを持った人文字で構成し、空から写真を撮るという企画で、暗くなければ撮れないため夜の集会となりました。

 こちらも1200名が結集し、主催者の発表では、きれいな文字を描くことができ共同通信から全国に発信されたとのことでした。このような、全員が実質的に参加できる企画は、参加者にとっても印象に残るものでした。


キャンドルで作った人文字
(写真は「沖縄に基地はいらない」全国同時アクションTOKYOより)
(MT)

[行動に初めて参加した人の感想]

 今回私は、「"4・25沖縄県民大会とともに声を上げよう"東京集会」、デモ行進に初めて参加しましたが、これ程感慨深い思いに浸ったのは、思い起こす限り人生初のことでした。

 今まで、TVや新聞のニュースを見ていて憤ることは度々ありましたが、日々の生活に忙殺され、真剣に(或いは自主的に)「どうしたい」との思いまで広がりませんでした。 

 「私一人が考えてもネ・・・ 私一人に何が出来るっていうの?(ムリムリ)」なんて思いながらやり場のない'憤り'をかみ殺すしかなかったのです。そして「政治を変えるなんて難しいよなぁ」と勝手に思い込んでいました。
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(2010.04.29)