奥山たえこ:東京都杉並区議会議員(無所属)

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2012年11月28日

宇都宮けんじさんの医療費無料化政策に異議あり

残念ながらどんな候補であっても、100%OKというわけにはいきません。
うーんと思う箇所があるのが常です。

今回の宇都宮けんじさん。おおむねOKですが、以下は、うーんと首を傾げる点です。
あれもこれもに税金は使えません。

例えば、
「18歳までの医療費の無料化で、健康都市東京を実現します。65歳以上の高齢者の窓口負担ゼロ実現に向けて、当面、75歳以上の高齢者の医療費無料化の検討をおこないます。」。
はっきり言って、これは大盤振る舞い。これをやってしまえば、その負担は子どもたちに繰り越すことになります。むしろ貧困状況にある子どものためにこそ税金は優先して使うべきです。
医療費を払えない人はたくさんいます。ならば年齢で一律に区切るのではなくて、困っている人に絞った支援の方がよいと考えます。
#なお、東京都はすでに15歳までの子どもの医療費は無料(杉並区は所得制限なし。他は、すみません調査していません)。全国でも最高水準にあります。

いや東京都の財政力なら可能だという見方もあるでしょう。
でも、疲弊して予算さえ組めない地方がある一方、東京都だけが楽チンでよいとは、奥山けっして考えられません。東京の財政は都や区の努力の故だけではない。首都であるからこそ、税収が集まるのだと考えています。財政は、日本全体でみる必要があるというのが、奥山の考えです。

都知事選挙は宇都宮けんじさん、総選挙は未定。

選挙が始まりますね。
都知事選挙(11月29日開始)と総選挙(12月4日開始)。
投票日はいずれも、12月16日(日)です。

奥山は、
都知事選挙では、無所属の宇都宮けんじさんの選挙ポスターを、高円寺近辺に貼りに行く予定です。
奥山が所属する「緑の党」も、支持を表明しています。

総選挙の方は、
奥山が所属する「緑の党」は、独自候補擁立の予定はありません。
ただこの間、嘉田由紀子・滋賀県知事が代表に就任した新党「日本未来の党」の結成がありました。基本理念が異なる政党が集まることに正直大きな不安もありますが、いまは、いわゆる小異を捨てて大同に就くにかじを切るべき時だと考えます。
なお、代表代行である飯田哲也さんはこの夏山口県知事選挙に立候補しました(善戦したけど落選)。奥山は東京から応援しました。
選挙期間中は、せいいっぱい、応援します。

2012年11月20日

日誌(抄):2012年11月12日〜11月18日

●11/17(土)生活困窮者支援集会:女性の貧困@大妻女子大。
●11/16(金)会派打合せ(三定議案など)。議会改革委員会部会。
●11/15(木)一般質問原稿書き、ヒアリング。
●11/14(水)保坂展人世田谷区長出版記念パーティー@京王プラザホテル。宇都宮けんじ都知事選挙集会@中野ゼロホール。
●11/13(火)議会改革委員会。
●11/12(月)ホームレス健康相談会参加(支援団体として)。

2012年11月19日

一般質問項目2012年四定 登壇11月21日

1 世代間格差の解消への取組みについて
(1)自治体の役割
(2)若者の置かれている状況
(3)長寿応援ポイント制度の見直し
(4)(仮称)スペースユースの創設
2 生活保護受給者への支援について
(1)婚姻費用、養育費受け取り支援
(2)実効性ある就労支援
(3)半福祉、半就労生活支援

細かい質問項目は、「続きを読む」で

1 世代間格差の解消への取組みについて
(1)自治体の役割
Q 区は、世代間の貧困の連鎖解消に向けて、自治体としての責務を負っていると思うが、どのように認識しているか。
Q 貧困化した若者の増加は、将来の社会保障関連軽費増加の潜在的要因(生活保護予備軍)であるとの認識はあるか。

(2)若者の置かれている状況
Q 「福祉事務所の窓口に来る若者について、その比率、居住状況、貧困の度合、来所のきっかけ、同行者など、その傾向を示せ。また、何らかの対策をとるべきと考えるがいかがか。

(3)長寿応援ポイント制度の見直し
Q 高齢者のボランティア活動にポイントを付与する施策は各地にあるが、一般財源を使い、趣味の活動にも支出する仕組みをとっている自治体が他にもあれば示せ。
Q 利用が元気な高齢者に限られ、ポイントの交換が17人に1人にとどまる施策と、貧困化した若者への支援施策との優先順位はどちらにあると考えているか。
Q この施策を少なくとも介護保険制度内事業に切り替えらえないのか。切り替えた場合の費用はどうなるのか。また寄付の割合を段階的に増やしてみてはどうか。

(4)(仮称)スペースユースの創設
Q 現状の仕組みでは、ネットカフェや家庭などにいる、社会的に孤立している若者と社会との接点を持つことは困難である。しかし何らかの接点をもつ必要があると思うがその認識はあるか。
Q 当事者と接点を作るために、ネット環境とソファ、様々な情報を備え、匿名で無料で利用できる場所「(仮称)スペースユース」を、若者就労支援センターの近隣に備えてはどうか。

2 生活保護受給者への支援について
(1)婚姻費用、養育費受け取り支援
Q 生活保護を受けている母子世帯で、別居中の生活費や養育費を受け取っていない人に対して、現状はどのような支援をしているか。さらなる支援が必要ではないか。

(2)実効性ある就労支援
Q 就労支援員が提案する求人情報は、ハードルが高いものが多いので、例えば、一日に2時間から始めてみるといった提案は、制度上できないのか。

(3)半福祉、半就労生活支援
Q 受給者の中には、ただちに本格的な就労が困難な方もいる。「半福祉、半就労」という段階を経て自立していくことも可能なのだと、広報していくことも考えたらどうか。
Q 受給者に、区の仕事を担当してもらうことは出来ないか。実施する場合にはどんな支障があるか。

2012年11月12日

日誌(抄):2012年10月29日〜11月11日

●11/10(土)成年後見人講座。
●11/08(木)ホームレス健康相談会事前告知で公園を廻る。
●11/07(水)議会改革委員会部会。
●11/06(火)国・地方政策研究会(地方自治情報センター主催)@衆議院会館(自転車のまちづくりほか)。井口かづ子議長就任パーティー@京王プラザホテル。
●11/02〜05(金)〜(月)帰省。
●10/31(水)個人情報保護審議会。
●10/30(火)議会改革委員会部会。
●10/29(月)総務省へ申し入れ:政務活動費条例ひな形作成について。議会改革委員会部会。