ヨーロッパ旅行(準備編)





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フランスの地図


パリの教会めぐり 
★パリ音楽旅行のサイトを参考に

コンコルド広場[旧海軍省]
テュイルリー宮殿:18世紀末にパリにおける最大の公開演奏会場。
近くにオランジェリー美術館(モネの「睡蓮」など)

サント・クロチルド教会
セザール・フランクが1858年からオルガン奏者をつとめ、
1859年にはカヴァイエ=コル・オルガンの落成演奏を行った。
シャルル・トゥルヌミールも、1898年から同オルガニスト。

サン・シュルピス教会
イエズス会派の教会で、ローマ時代の宮殿建築のような形。
教会内にはドラクロワの壁画:「龍を討つ大天使ミカエル」
「天使と戦うヤコブ」がある。

オルガン:ヨーロッパ最大のオルガン
5段鍵盤、30本のペダル、鍵総数310本、
103本のレジスター、4956本のパイプを有する。

クリコ作のオルガンは、その後カヴァイエ=コルにより
1861-62にかけて創りなおされた。
彼の最大の代表作で、フランス・ロマン派の最高傑作。
シャルル=マリー・ヴィドール、弟子のマルセル・デュプレなど
歴代優れたオルガニストが活躍、現在はダニエル・ロートがオルガニスト。

サン・ジェルマン・デ・プレ教会
ベネディクト会派の教会で、現存するパリ最古の教会。
教会内部の右側は、この教会が最初にできた11世紀のもので、
左側は尖ったアーチが付いて14世紀以後のもの。
ベネディクト会というのは教会を「装飾」することに熱心で
この教会内部も大変豊かに装飾が付けられ、
典礼やグレゴリオ聖歌も盛んに行われてきた。

オルガン
1667年のオルガンは焼失し、サン・ヴィクトール教会の1679年製
旧オルガンを移設した。20世紀に入って数回の改造を試み、
現在は第二次世界大戦後、ヘルパー=エルマン社により改造された
ネオ・バロック様式のオルガン。パリ最高のオルガンの一つ。
(★パリ音楽旅行のサイトから引用)

<西山さんからのパリ情報>
パリにはどれくらいご滞在でしょうか?
もし、数日ご滞在される予定でしたら
ルーブルはずさないほうが。
ドラクロワのあの「自由の女神」と
目が合ってとりつかれたりして

あいてればオランジェリーもお勧めなんですが
去年、ちょうど改修でモネの「睡蓮」なんかが
渋谷のbunkamuraにきてました。
また、そこで再会してしまったのですが;;;

ルーブルにはカフェがあって
ワインのみにボトルなんかを入れても
1000円前後でおつりがきた感じで。
パリに1週間ホームスティしてたんですが、
ルーブルに行かない日まで通っていた覚えがあります。
 カルトミュゼという美術館のハシゴが出来るチケットが
あるんですが(割とお得)でして
メトロの切符売り場で売っています。

あと、凱旋門の付近はすりや引ったくりが多いので
気をつけてくださいね。

パリについては
PARIS PA CHER(安上がりのパリ)
という分厚いガイドブックがありますから
数日滞在される場合、何かと役に立つ情報が多いと思います。



<タロウさん情報>
それはさておき、パリのお宿情報。
安いところがよければ、多分安いだろうと思いますので
参考までに。

MAISON NICOLAS-BARRE (メゾン・ニコラ・バレ)
83, rue de sevres 75006 Paris
TEL: 01-45-48-25-48  FAX: 01-42-84-07-85

6区でバッチリ、セーヌ左岸です。
多分サン・シュルピスにも近い、いいロケーションです。
サン・シュルピスのあたりはいわゆるキリスト教関係のグッズやら、
サントンを売る店もあったりしてみるだけでも楽しいですよ。
オルセーにも歩いて行けます。

ここは多分「ニコラ・バレ」とあるから幼きイエス会という
修道会の経営ですね。
お祈り専門の観想会ではなく、学校を経営したりする活動修道会
なので(日本では雙葉学園という学校を経営しています)、
出入り自由だから食事の時間までに帰れば
文句はいわれないだろうと思います。
ひょっとしたら日本人もいるかもしれないので、
一応ご紹介してみます。


シャルトル大聖堂

●シャルトル大聖堂(日本語)
http://home.att.ne.jp/sea/wood/chartres.htm
大聖堂の写真集のページ(日本語)
http://www4.ocn.ne.jp/~viscount/chartres/j/cathedrale.htm
シャルトルの巡礼者用ホテル
大聖堂の至近距離で190フラン(3000円弱)
くらいで泊まれるそうです。

ソレム修道院

(サイトからの写真)

<タロウさん情報>
ほんと、おすすめですよ。
礼拝学と音楽というテーマを見事に満たしていますからね。
みどりさんにとっても、きっと何かの参考にはなると思うのです。
たぶんアジア的なもの、アメリカ的なものとは対極だと思うので。
もっと的確にいえば、ヨーロッパのキリスト教を
体現していると思うのですよね。

簡単に書きますが、ローマ・カトリックの修道会の中でも、
ベネディクト会は最古の、もっとも伝統的な修道会です。
中世に聖ベネディクトが定めた戒律にしたがって修道士や修道女が
生きているというのも凄いです。大きくくくると函館のトラピストも
ベネディクト会の系列に属します。

修道会には専門分野、得意分野というのがあります。例えば、

 フランシスコ会……清貧と喜び。社会福祉活動にも強い。
             現代ではエコロジー活動なども。

 ドミニコ会…………真理の追究。西方教会(カトリック、プロテス
             タント諸派)の神学はドミニコ会出身のトマス
             アクィナスによって確立された。中世では
          いわゆる異端審問にかかわった。
        
カルメル会…………観想と祈り。念祷(オレゾン)という沈黙の
祈りを広めた。
       
などですが、ベネディクト会が専門としているのはまさに、典礼その
ものなのですよね。その中でもソレムはソレム唱法の確立によって、
グレゴリオ聖歌を復興させたという大きな役割を現代に果たした修道院
です。ここから枝分かれした修道院には有名なところでスペイン
(ポルトガル?)のシロス修道院やルクセンブルクのサン・モール
・エ・サン・モーリス修道院などがあって、いずれもグレゴリアンの
歌唱では定評のあるところです。

サイトからの地図)

さて、能書きはこのくらいにしておいて、と。
行き方ですが、シャルトルに行くとすると、その足でゴー・ウェスト
すればいいのです。シャルトルへ行く電車はパリのモンパルナス駅
から出ていますが(パリから約1時間)、さらに2時間ほど西に行くと、
ル・マンという街があります。ここでおそらく電車を乗り換えることに
なると思いますが、ル・マンからさらに西のアンジェ方面に30分
ほど行ったところにあるサブレ(サブレ・シュル・サルト)という駅で
降ります。

駅前は呆然とするくらい何もないのですが、大体フランスの町は
駅前がショボい。市街地(サントル・ヴィル centre ville )は、
駅からちょっと離れたところにあります。そこまで歩いていくのも大変
ですから、駅構内の電話でタクシーを呼びます。

 ジュ・ヴゥ・プランドル・アン・タクスィ、シルブブレ!
 ジュ・スィ・ア・ラ・ガール
 (タクシーに乗りたいのです。私は駅にいます)

と叫びます。(^^; ここで、「モン・フランセ・エ・トレ・モヴェ(私のフラ
ス語はサイアク)」とか言っておくとちょっとウケます(ウケてどうする)。
パリは日本人も多いし、ほとんど英語で大丈夫ですが、地方に行くと、
一転して、孤独な東洋人になってしまうのですよね。パリにもどると
ほっとするくらい。だから、用を足すのは英語でなんとかなると
思いますが、ツカミはフランス語で、というのがいいと思います。

で、首尾よくタクシーが来たら、4キロほど川にそって東へ。風景は
とても美しいです。この川はサルト川といって、ロワール川の支流。
ほどなくソレムの村につきます。

で、問題のお宿なんですけど、サブレの街にとるよりも、やはりソレム
の村にとったほうがいいです。男性なら修道院のゲストハウスに泊まる
ことができますが、女性の場合は女子修道院であるサント・セシールの
経営するヴィラに泊まるというのがベスト。ところが、残念なことに、
この「ヴィラ・サンタンヌ」は冬場はやってないのです。
たしか春は聖週間から営業を始めるのだと思うので
みどりさん、マキちゃんが行くとすれば、
ちょっと間に合わないですよね。
となると、やはり民間のホテルにとまるしかないでしょうねぇ。(^^;
でも、これはソレムのサン・ピエール修道院のど目の前にありました。

Grand Hotel de Solesmes (in front of the abbey) :
: 33(0)243 95 45 10 Fax: 33(0)243 95 22 26

一応三ツ星でした。グラン・オテルとありますが、グランではなく、
ちょっとしたプチホテルの風情です。
写真をとってきたので、アップしておきますね。うちの画像掲示板に。
値段は三ツ星とはいえ地方の三ツ星ですから、お二人でシェア
すればたいしたことはないと思うのですが、どうでしょうか。

ソレムのサン・ピエール修道院の公式サイト(英語)
http://www.solesmes.com/anglais/ang_solesmes.html

●タロウさんのソレム修道院訪問記
(タロウさんのサイトへ)美しくて、お薦めです♪



<ソレムに行けないとしたら・・のタロウさん情報>
ソレムはやはりちょっと遠いと思うよ。そりゃいければ一番いいですが。
それに修道院に一度泊まると外出するのがまず面倒くさくなります。
門限はあるわで踏んだり蹴ったり。ニコラ・バレの方も、
15日のコンサートの日は夜が遅くなると思うので
ふつうのホテルに泊まったほうがいいと思う。
ふつうのホテルの情報は例の最強サイトでかなりフォローしてます。
あそこを参考にされたし。僕がパリでとまったところはよかったんだけど、
ちょっと高かったからすすめません。(^^;

テゼ、行ってみたらどうでしょう。ソレムにいけなくても
それに勝るとも劣らない体験がきっとできると思いますよ。
ただ、列車やバスの時間だけはしっかり調べてから出かけてください。
日本にくらべると、ほんとに呆然とするくらい本数が少ないので半日が
列車待ちでムダに過ぎてしまうなんてこともありうるから。
列車は前に書いたSNCFのサイトで調べられます。
日程が決まったら具体的に調べられますよ。
ソレムの代案はまだ次の手があるのだ!実は。
パリにもベネディクト会ソレム派の修道院を一個発見。

1)Abbaye Sainte Marie ベネディクト会聖マリア修道院

3, rue de la Saurce
75016 Paris
TEL: 01-45-25-30-07

16区で、メトロだとJasmin(ジャスマン)下車。
ここの聖堂は朝の7:30から昼の12:30まで、14:30から19:00まで
開いています(と書いてある)。
お昼はヨーロッパの他の教会と同様閉まっているんですね。
典礼はやはりソレム唱法のグレゴリアンみたいです。
下に時間を書いておきます。ただし違っている場合が往々にしてあります。
だいたいこのあたりの時間だとは思いますが。

朝の祈り Laudes 8h15
ミサ    Messe  11h45 日曜日: 10h00
晩の祈り Vepres 18h00  木曜日: 18h45

残念ながらここは女性の宿泊は受け付けてないらしいんですけどね。

泊まれそうなところを他にも書いておきます。

2)Carmel de Montmartre カルメル会@モンマルトル

34, rue du Chevalier de la Barre
75018 Paris
TEL: 01-46-06-33-48

ここは行ったことがあります。
すごくわかりやすいですよ。場所は。サクレクール聖堂の鐘楼のすぐ裏手。
ただ、音楽的にはどうかなあ。もともとカルメル会というのは音楽に関しても
禁欲的というか飾り気がないことが特徴なのです。シンプルでした。
アフリカ系のシスターが音楽を仕切っているようでしたが、
とくにアフリカ的ということもなく。
ただいかにも「修道院」という感じではありますね。

で、肝心の宿泊情報にはこう書いてあります。
「沈黙と孤独の祈りのために(泊まることができます)。
シスターの共同体と典礼的祈りを分かち合うことができます。
また、ひとりのシスターと会話をすることができます」

3)Priure Saint-Benoit et Sainte-Scholastique
聖ベネディクト・聖スコラスティカ修道院

3, Cite du Sacre-Coeur
75018 Paris
TEL: 01-46-06-14-74
FAX: 01-42-23-19-33

これもモンマルトルのサクレクールの至近距離にあります。
やはりベネディクト会の系列です。
ですからやはり典礼は歌唱が基本だと思いますよ。

ガイドブックによると:
「モンマルトルの丘にあります。
修道女たちの共同体は、祈りたいと望み、
神を探すすべての人々を受け入れます。
個人的な、またはグループでの霊的な黙想のために、また、巡礼者たちを
すべて受け入れます。修道女は個人指導、またはグループ指導に
応じることができます。」

なんだかとてもいい感じだと思います。
カトリックの修道院体験をしてみたいならいいかもしれないです。

テゼ共同体(日本語)
・フランスにある超教派の男子修道会。
観想の生活と苦悩する人々との 連帯を生きる。
・人生の意味と希望を求めて、多くの若者が集い、
共に祈り観想しながら、 新しい出発へと招かれる場。
・分裂した世界に一致を求め、世界各地の教会とその青年たちと
連帯しながら 「信頼の巡礼」をすすめる。 (サイトより)



(日本語サイト)
フランスサイト
★パリ音楽旅行 
(教会やオルガン情報もあります)
★Makoさんのサイト
★フランスの世界遺産
★フランスからのNiftyアクセス方法
★フランスでのネット接続方法

BGMはバルバトルの(1727-1799)
「ラ・マルセイエーズ行進曲」
サイトからの引用>
バルバトルはラモーの弟子で、パリのノートルダムと
宮廷礼拝堂のオルガニストの職に就き、
さらにマリー=アントワネット付きの
クラヴサン奏者だったという人。

この曲の冒頭には、
勇敢なるフランス共和国防衛軍のために
市民バルバトルが編曲せり
と記されています。
なかなか世渡りも上手な方だったようで・・・
<デデの「MIDIの小部屋」>




     ヨーロッパの地図その1     


ヨーロッパの地図その2



2000年12月のシャンゼリゼ通り (撮影 Byロングさん)


フランスの地図

十九世紀オルガン音楽のページ 
遠山祥一郎さん作成
南仏のオルガン

●トゥールーズ
http://www.mairie-toulouse.fr/accueilU.htm

FRANCE-TOURISME(日本語)
フランス情報が満載! 必見のサイト
教会ミサの時間(仏語)
パリ・ノートルダムのコンサート(仏語)

●オルガン紀行
http://home.att.ne.jp/sea/wood/Organ/Organ-index.htm


ヨーロッパ豆知識
(By タロウさん)


ミラノ大聖堂(Duomo)
チェレさんのサイトより

ドゥオーモ duomo
もともとはラテン語の domus (家)という意味の言葉から来ています。
「神の家」というほどの意味でしょうね。
ほぼ「カテドラル」と同じ意味で使われているようです。
その地域で一番中心になる教会(大きい、という意味ではなく)ですね。
ちなみにカテドラルとは翻訳すれば「司教座聖堂」となります。
カテドラ(=椅子:司教さんのすわる)がある教会ですね。

ノートル・ダム
というのは「われらの貴婦人」、つまり聖母マリアのことになります。
大きな聖堂はノートルダムに捧げられていることが多いですね。
み言葉の宿る場所というイメージとイエス様を宿す
聖母のイメージが同じだからでしょうけれど。


パイプオルガンと音楽 大林徳吾郎さん製作

オルガンの美術館トップページ

●オルガンの美術館 : Gallery 1
ヨーロッパの伝統的なオルガンのデザイン
France and Spain : 16th-17th Centuries

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以下随時更新します

最終更新日:2001-01-21 0:32:10

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