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2011年11月27日

第27回シンポジウム「匿名報道原則の実現へ」

人権と報道・連絡会主催の「第27回人権と報道を考えるシンポジウム」が同封チラシの通り、12月17日(土)午後1時半~5時、「スペースたんぽぽ」(東京・水道橋)で開かれます。
今年のテーマは、《匿名報道原則の実現へ――今、改めて問う「実名報道主義」の犯罪》。
 パネリストは、冤罪・報道被害者の飯島滋明さん(名古屋学院大学、憲法)、報道被害者家族(「山陽道バス横転事故」鹿児島大生の父親)、弁護士の足立修一さん(広島弁護士会)、同志社大学教授の浅野健一さん(匿名報道主義の提唱者)、司会は人報連世話人の山口正紀が務めます。
 今年、人報連の定例会は、原発震災報道、ゴビンダさんの冤罪再審問題などと並んで、実名・犯人視報道による人権侵害を2度、取り上げました。
浅野さんの「匿名報道主義」提唱を受け、人報連が発足してから26年、大手メディアは表面的には「呼び捨て廃止」などの改革を実施したものの、人権侵害報道の根源=実名・犯人視報道は改めようとしていません。それどころか、2009年に始まった裁判員裁判では、報道による予断が裁判に影響を及ぼす、新たな報道被害が起きています。
 シンポでは、こうしたメディアの実名報道について、報道被害当事者の体験報告をもとに、その問題点を明らかにし、匿名報道原則の実現に向けて何が必要か、参加者の皆さんととともに討論したいと考えています。人報連の原点に立ち返ったシンポです。ぜひご参加ください。
★詳細はこちらをご覧ください。
http://www.jca.apc.org/~jimporen/sympo/2011.html

投稿者 jimporen : 2011年11月27日 16:37