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2010年08月07日

第256回 沖縄・普天間基地問題報道検証 

  人権と報道・連絡会の第256回定例会が7月12日夜、水道橋の東京学院で開かれ、約30人が参加した。テーマは「沖縄・普天間」報道検証。
 6月中旬、現地を取材・調査した浅野健一さんと同志社大学浅野ゼミの院生・学生、『琉球新報』東京支社報道部の滝本匠記者から報告を受けた。浅野さんとゼミ生は、「普天間基地」のある宜野湾市の伊波洋一市長、「辺野古」でヘリ基地建設反対運動に取り組む人たち、地元メディアの記者たちからの聞き取り調査をもとに、「普天間基地を辺野古に」とした鳩山政権の日米合意、それを引き継いだ菅政権に対する怒り、さらに沖縄の基地問題の本質を伝えず、米国と官僚の主張を垂れ流す本土メディアへの批判の声を詳しく報告した。また滝本記者は、鳩山前首相が学んだという「沖縄の海兵隊の抑止力」の虚構を徹底的に批判、本土メディアが「普天間基地撤去」の「第3の壁」となっている現状について話した。

投稿者 jimporen : 2010年08月07日 19:16