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2009年04月28日

第243回 「和歌山カレー事件」上告審と報道再検証

 人権と報道・連絡会の第243回定例会が4月13日夜、水道橋の東京学院で開かれ、約40人が参加した。テーマは、「和歌山カレー事件」上告審と報道再検証。この事件は、林眞須美さんによる「無差別大量殺人」と大報道され、自白も動機も物証もなく一・二審で死刑判決が言い渡された。上告審では、安田好弘弁護士ら5人の新たな弁護団が現地調査・実験を行ない、最高裁に新証拠を提出、今年2月に開かれた弁論では一・二審判決の誤った認定に全面的に反証した。最高裁判決(4月21日)を8日後に控えて開かれた例会では、この裁判に疑問を抱き、取材を重ねてきたジャーナリスト・片岡健さんから、一・二審判決が有罪と認定した根拠と問題点、上告審の弁論で弁護団が主張した主な論点、片岡さんが取材でつかんだ「報道されない事件の真実」、朝日新聞を中心に繰り広げられた初期報道のデタラメさなどを詳細に検証・報告していただいた。

【参考サイト】
・林眞須美さんを支援する会

投稿者 jimporen : 2009年04月28日 00:59