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2007年02月06日

第220回 麻原裁判報道と弁護人バッシング

 人権と報道・連絡会の第220回定例会が1月15日、水道橋の東京学院で開かれ、約40人が参加した。テーマは「麻原裁判報道と弁護人バッシング」。
 06年3月27日、東京高裁は麻原彰晃・オウム真理教元代表の控訴審で「弁護側が期限までに控訴趣意書を提出しなかった」として公判手続きを打ち切り、控訴棄却を決定した。弁護側が「3月28日に控訴趣意書を提出する」と伝えていた前日に裁判を打ち切り、麻原元代表の死刑を確定させたもの。メディアはその事情を知りながら真相を伝えず、弁護人をバッシングした。しかも高裁は9月25日、松下明夫・松井武の両弁護人について、「訴訟の進行を妨害した」として日弁連に処分を求める「処置請求」を出した。例会では、控訴審から「麻原裁判」を担当した松井弁護士が、接見での麻原元代表の様子、控訴審の経過、バッシング報道などについて報告、「メディアの作為と不作為」を指摘・批判した。

投稿者 jimporen : 2007年02月06日 01:29