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2006年07月02日

人権と報道・連絡会7月の定例会(予告)

 次回定例会は、7月24日(月)午後6時から、水道橋の「東京学院」(JR水道橋駅西口=新宿寄り出口=徒歩1分、ルノワールのある横町。受付の奥の部屋)です。
 テーマは「秋田・男児殺害事件と異常な報道合戦」。
 今年5月、秋田県藤里町で小学校一年生の男児が殺害された事件で、メディアは
98年の「和歌山カレー事件」を再現する人権侵害取材・報道合戦を繰り広げました。週刊新潮が「犯人はわかっている」として、4月に水死体で見つかった女児の母親に対する犯人視報道を始めると、他の週刊誌、テレビのワイドショーも、一斉に彼女を焦点にした報道を開始。能代市の実家に約50人の報道陣が張りつき、彼女を24時間監視し続けました。6月5日、警察が彼女を逮捕すると、新聞・NHKニュースも、彼女を犯人と断定する大々的な報道を繰り広げ、彼女が報道陣に撤収を求めた際の映像が繰り返し流されました。
  「集団的過熱取材は自粛する」などと言ってきたメディアが、またしても自らのウソを暴露した今回の報道。当事者の女性や家族、被害者は甚大な報道被害を被っています。例会では女性の逮捕後、秋田の現地に飛んで、女性の家族や弁護人、メディア関係者、教育委員会などを取材した浅野健一さんから、「報道加害」の実態を報告していただく予定です。また、関係者自身から報道被害について話していただくことも検討しています。
  8月の定例会は、お休みです。

投稿者 jimporen : 2006年07月02日 22:30