« 人報連ページに、「jca.ax.apc.org」でリンクしてくださっている皆様へ | メイン | 第21回シンポジウム 市民による市民のためのメディアを »

2005年07月11日

第206回 JR福知山線脱線事故報道の検証

 人権と報道・連絡会の第206回定例会が7月11日夜、同志社大学東京オフィスで開かれ、約40人が参加した。テーマは「JR脱線事故と報道」検証。死者107人を出した4月25日のJR福知山線脱線事故と報道について、映画『人らしく生きよう・・国労冬物語』を作ったビデオプレスの松原明さんと佐々木有美さんが問題提起。
 同志社大学の学生が犠牲者になったこともあり、事故直後に現場を取材した浅野健一さんからも報告を受けた。
 松原さんらは事故の背景に「国鉄分割・民営化」の問題があるとの視点から取材・撮影を進めており、例会では制作中のビデオの一部も上映していただいた。マスメディアの報道は、事故の本質に迫らず、情緒的な被害者報道、感情的なJR・職員バッシングに流れる傾向が強く、取材・報道被害も生み出している。例会では、3人の問題提起を受け、事故報道のあり方についてさまざまな視点から討論した。

投稿者 jimporen : 2005年07月11日 00:00