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1998年10月19日

第138回 「新聞の危機」で討論

 人権と報道・連絡会の第138回定例会が10月19日夜、中央大駿河台記念館で開かれ、約50人が参加した。この日の報告は、「新聞の危機」をテーマに行われた。報告者は新聞労連委員長の服部孝司さん。 報道被害や読者の新聞離れ、再販制度、技術革新と人減らしなど、新聞が抱える深刻な問題点とその克服に向けた新聞労連の取り組みについて報告した。討論では、再販制度の是非、報道被害と技術革新の関係、新聞への不信感とジャーナリズムの役割などについて、参加者から活発な意見、問題提起があったが、報道被害に象徴される「新聞の危機」を克服するには、なによりもまず新聞労働者の自覚が必要であり、そのうえでの新聞労働者と読者のつながりの大切なことが確認された。

投稿者 jimporen : 1998年10月19日 00:00