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1997年03月03日

第122回 「新聞人の良心宣言」について

 人権と報道・連絡会の第122回定例会が3月3日夜、中央大学駿河台記念館で開かれ、約30人が参加。新聞労連が2月の春闘臨時大会で採択した報道倫理綱領「新聞人の良心宣言」について、新聞労連新研部長・大野圭一郎さんに目的や意義、労連での討論経過などを報告していただいた。宣言は「市民への責任」など10項目にわたり、記者などの行動規範を定めたもの。「犯罪報道」の項では「被害者・被疑者を顕名とするか匿名とするかについては常に良識と責任をもって判断し、報道による人権侵害を引き起こさないよう努める」と、現在の「実名原則」から大きく一歩踏み出しており、参加者から「報道被害をなくしていくうえで画期的宣言」と高く評価する意見が相次いだ。

投稿者 jimporen : 1997年03月03日 00:00