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1995年07月10日

第105回 冤罪を合作した新聞・警察を提訴

 人権と報道・連絡会の第105回定例会が、7月10日夜、明治大大学院で開かれ、約40人が参加した。テーマは「高畠・佐藤事件・報道被害訴訟」。 1984年、山形県高畠町でひき逃げ事件が起き、無実の佐藤治一さんが逮捕された。しかし'92年、一審で無罪が確定。佐藤さんは今年3月、山形新聞、警察、検察に、百万円の損害賠償と謝罪社告掲載を求める訴訟を起こした。事件は、特ダネを狙った山形新聞記者の“岡っ引き通報”が引き金になった〈警察・メディア合作冤罪〉だが、山形新聞社は無罪確定後も謝罪を拒んでいる。例会では、都合で出席できなくなった佐藤さんに代わって支援者の三角忠さんに事件と報道、裁判、提訴に踏み切った経緯などを話していただいた。

投稿者 jimporen : 1995年07月10日 00:00