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書名:  「オウムに死刑を」にどう応えるか
著者: 立松 和平ほか
価格(税抜): 2,000 シリーズ: 年報死刑廃止96 発行: 1996年5月 ISBN: 4-7554-0055-4

過去5年間の重要論文・資料を網羅した死刑廃止を願う人の必携誌。「オウムに死刑を」といったスローガンが公然と語られる時代風潮とその恐ろしさ、その中で繰り返される「凶悪」ということ、そして彼らを死刑にしないと被害者は癒されないという常套句に隠され、切り捨てられる問題点や、現実の死刑判決が度のような基準の下に言い渡されているかについて、様々な角度から考える。

【主要目次】
対談/時代の底に憎悪が澱んでいる・立松和平・イーデス・ハンソン/「オウムに死刑を」にどう応えるか・団藤重光・奥平康弘・田英夫・竹村泰子・池田浩士・免田栄ほか/弁護士座談会・死刑と無期の境界線・中道武美・高橋美成・安田好弘・中村治郎・小川原優之/処刑された人たちを追悼する・中道武美・高安イツ子・日方ヒロ子/処刑された人たちの遺稿集・出口秀夫・小島忠夫・安島幸雄・川中鉄夫・藤岡英次、木村修治・平田直人/徹底討論・死刑廃止へ向けてどうするか─この5年間の歩みと展望/死刑廃止論者とはなにものか・ロベール・バダンテール/復讐では悲しみはいやせない・ドロシア・モアフィールド/死刑執行 世論に逆行・見津毅/死刑廃止私の30年・丸山友岐子、石井健治郎、平川宗信ほか/死刑廃止運動にアクセスする/死刑を宣告された人たち。