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書名:  ジェンダー・バックラッシュとは何だったのか
史的総括と未来へ向けて 著者: 石ヒャン(そくひゃん)
価格(税抜): 2,800 シリーズ:  発行: 2016年2月 ISBN: 4-7554-0264-7

ジェンダー平等の達成を求めて
ジェンダー・バックラッシュの実態と本質を明らかにし、日本の女性政策や運動の限界を乗り越える道を探る


目次
序章 7
第1節 研究の目的と問題提起 7
第2節 先行研究と本研究の着目点 10
第3節 本書について 15

第1章 現代日本社会の「ジェンダー・バックラッシュ」現象 17
第1節 はじめに 17
第2節 「ジェンダー」「ジェンダーフリー」の概念と意義 17
第3節 「ジェンダー・バックラッシュ」の概観 31
第4節 おわりに 49

第2章 「バックラッシュ」問題の視点からみる女性政策 54
第1節 基本法の名称をめぐる議論 55
第2節 日本型福祉社会の行きづまり 59
第3節 右翼の動きとバックラッシュ 63

第3章 地方自治体のジェンダー行政とバックラッシュの流れ
     ―4つの時期を中心に(1996〜2009年)―  74
第1節 はじめに 74
第2節 バックラッシュの流れに関する時期区分  75
第3節 バックラッシュの主要内容  80
第4節 おわりに  94

第4章 大阪府A市立B中学校における「性教育バッシング」の事例  108
第1節 はじめに  108
第2節 事件の概要  110
第3節 N先生への聞き取り調査―バックラッシュの動きと内容  114
第4節 性教育の授業実践  133
第5節 考 察  142

第5章 「ジェンダー・バックラッシュ」勢力の言説とその思想的特性
    ―性と家族・伝統を中心に―  156
第1節 はじめに  156
第2節 性(性別・性の多様性)  157
第3節 家族と家庭科教科書  176
第4節 おわりに  194

終  章  203
第1節 ジェンダー・バックラッシュとは何であったのか  203
第2節 バックラッシュを軽視してしまう日本社会の病理  211
第3節 おわりに  215

参考文献  224