何か変だよ!
   「新しい教科書をつくる会」


 今日5月22日午後2時から、名古屋市公会堂で「新しい教科書をつくる会」主催のシンポジウムが開催されます。

 新ガイドライン関連法案が衆議院を通過し、戦争協力体制が法的に整備されようとしています。あのアジア・太平洋戦争において「教育」がどれだけ大きな役割を果たしたか、皆さんよくご存じだろうと思います。

 「新しい教科書をつくる会」は「大東亜戦争」を肯定し、戦前の「強い日本人」「誇りをもった日本人」をつくるために、現行教科書ではなく、「新しい教科書」をつくろうとしています。

 私たちは歴史を繰り返したくありません。

 故周恩来首相の言った「前事不忘後事之師」や、ドイツのヴァイツゼッカー大統領の「過去に目を閉ざすものは、結局のところ現在をも見ることができない」を心に刻む必要があるでしょう。近年来、アジア侵略の具体的被害者から日本人の戦争責任を追及し、補償を要求する声が高まっている中、私たちはそれに「ゴーマニズム」で接するのではなく、謙虚に耳を傾け、過去の加害の具体的事実を認識していく事が必要です。アジア、いや世界で「日本人の誇り」や「日本人の自覚」が問われるのは、過去の加害の歴史に無知・無自覚だからです。

 私たちはアジア民衆の声に「ゴーマニズム」で接し、侵略戦争を「アジア解放戦争」と美化する「新しい教科書」をつくろうとすることに断固として反対します。

不戦へのネットワーク
名古屋市昭和区白金1−13−10
TEL/FAX 052−881−3573


不戦へのネットトップページに戻る