普天間基地の名護への移設は基地の縮小ではなく濃縮だ (99年12月10日)


 普天間基地の県内移設を巡って沖縄は緊迫しています。

 11月22日、稲嶺知事は「キャンプシュワブ水域内辺野古水域内」を移設候補地とすることを正式に発表しました。地元名護市の岸本知事には副知事が会い、反対する住民の意向はまったく無視しています。

 稲嶺知事は新たな基地を「軍民共用・15年の期限付き」との条件を出し、基地の縮小につながるとしていますがアメリカが建設しようとしている基地は基地機能をより強化した、まったく新しい基地です。日本政府もこのことを十分承知しています。

 経済的苦境に追い込まれている沖縄をまたも「振興策」という札束で買収しようとしています。名護市役所前ではヘリ基地反対協の人が座り込みを続けています。

 4日には2400人が集まり集会を行っています。辺野古は海がきれいな静かな町です。安保がこの町を襲っています。

 本土に住む私たちにとって「知ろうと努力すること自体が一つの闘い」になっています。激励・抗議・要請・そして集会・街頭情宣への参加等々できることは何でもやっていきましょう。


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