集会アピール

 第4次ピースアクション 1999年5月23日 名古屋栄広場にて 


▽700年前の蒙古襲来を知る日本人、400年前の文禄慶長の役という秀吉の朝鮮侵略を知る彼の国の人・江華島事件から始まった朝鮮植民地化。日清・日露そして満州事変から日中戦争、太平洋戦争そして敗戦。戦争の放棄を誓ったけれど世界有数の軍備を持ち、他国の戦争犠牲者には補償をしないままに、また戦争をするという日本政府。この戦争協力法に、私たちは憲法とともに反対する。

平山良平

▽再びアジア民衆へ銃を向けることはなんとしてもふせがなければならない。私たち日本人がかつて何をしてきたのかを見つめるとき、私たちはしてきたことの何千分の一の反省さえしていない。流されてきた血と涙の何百分の一に値する努力さえ怠っている。新ガイドライン法案は必ず廃案にしなければならない。戦争への道は必ず止めなければならない!

恋民の会

▽戦争協力法を廃案にしよう!
 平和憲法を守り抜こう!
 再び侵略の歴史をくり返さないぞ!

ST合同労組

▽「沈黙は同意と同義語」、これは本当は正しくありません。しかし、日本の場合はこの言葉は当てはまるようです。これまで私たちは消費税、自衛隊の海外派兵、環境問題等、国の政策を許してきました。今回もそうならないよう声をあげていきましょう。

反戦市民・戸川

▽日本はどこそこが攻めてくるかもしれないとか、何々が危ないとか騒ぎすぎ。危機あおりで勝手に法案とか決めて緊張を高めるより、具体策を講じるとか、話し合いの道を探るとか、やりようはいくらでもあるのに、そこのところをすっとばしていませんか?

反戦市民・山上

▽ユーゴ空爆は私たちにとって決して他人事でも対岸に火ではない。周辺事態法の成立はまさに日本がそうした戦火の後押しをすることを意味している。訳の分からないものを勝手に決められる前に、まず行動しよう。

反戦市民・増田

▽周辺事態法、日の丸君が代の国旗国歌が国会で決まりそうである。こそこそ勝手に決めないでほしい。そんなに必要ならば、時間を十分とって、賛否両論、広く論議すべきだろう。民意はどこにあるのか。

反戦市民・南部

▽ユーゴ空爆に劣化ウラン弾が使われているって知っていますか。仮に内戦が終わっても、放射能で汚染された土地でなんで安全に暮らせるでしょうか。勝つためにはなりふりかまわない、こんなばかげた戦争をいつまでも許しておいてはいけません。

反戦市民・安藤

▽早期解決を図るどころか泥沼化の状態を呈しているユーゴへの介入。このままでは勝てば官軍――力が正義ということになりかねません。何ができるのか一緒に考えよう。

反戦市民・鬼頭

▽私たちは、再び過ちを繰り返さないために、戦争の加害者にも被害者にもならないために、新ガイドライン関連法案に反対します。武力や圧力による政治を拒否します。基地も軍隊もいりません。戦争につながるものを拒否します。私たちの大切な隣人に暴力を加えたり、人権を侵害するような社会であることを恥ずかしく思います。戦争には絶対反対です。

不戦へのネットワーク

▽今月はじめ、小渕首相は周辺事態法案の衆議院通過を、アメリカ合衆国政府への手みやげとして持参しました。これは、日本国民の生命を外国に売り渡すという行為でした。日本歴代の首相のなかで、彼は最悪のことをやり、最悪の首相となったのです。この事態を広く国民に知らせ、法案の廃案に向けて、共に闘いましょう。

新ガイドライン=戦争法案に反対する愛知女性の会


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