有事法制反対ピースアクション

2003年3月23日ワールド・ピース・ナウ 名古屋集会の簡単な報告と集会アピール

2003年3月23日のデモンストレーションの画像 今日(3月23日)、名古屋の白川公園で行なった「戦争やめろ!車座集会」とデモの様子を報告します。
 今日は、春を思わせる陽気でしたが、この空に続いているイラクには今この瞬間にも爆弾が落とされ、多くの人たちの命が奪われ、傷ついていることを思うと、今日の集会を持たなければならなくなったことを大変残念に思います。
 
 集会は、一市民が作詞・作曲した「ブッシュ 戦争やめろ!」の歌で始まりました。主催者の寺尾さんから簡単なあいさつの後、主催者からの基調報告のあと、参加者からの発言をインタビュー形式で行ないました。イスラム教を信仰するという外国人参加者は「この戦争は汚い!」と語気を強めてブッシュの戦争を非難しました。在日三世の方は、「日本が支持を出したことに抗議したい。ここで声を挙げなければ東アジアの平和が脅かされる」在日ビルマ人の方は「ビルマの軍事独裁政権を日本はODAなどで援助している。アジアの平和の為に戦争を止める責任がある」。インターネットで集会を探して参加してくれた高校生などなどたくさんの方が想いを語ってくださいました。
 急遽参加してくれた高校生の吹奏楽部有志の皆さんが演奏をしてくださいました。集会アピールを採択してデモに出発しました。 今日もデモになると参加者が膨れ上がり、なぜか主催者が発表した集会参加者よりも警察が把握していた参加者が多いという奇妙な数字でした。最終的なデモ参加者、1500人。


集会アピール
 
 残念でなりません。私たちは、決して3月20日を迎えたくありませんでした。今日3月23日、ここ白川公園に無念の思いが満ちています。過去4回の「ワールド ピース ナウ」に結集して戦争やめろと叫んだ声も、世界中数千万人の市民による「STOP THE WAR」の声も、無視されました。今現在もミサイルの下で理不尽な死を強制されているイラクの人々のことを思うと無力感にとらわれます。
 しかし、決して許すことができないことが始まった以上は、息つく間もなく決して許してはならない行動を始めるしかありません。私たちは何度も声を張り上げて「ブッシュはただちに攻撃を中止せよ!日本政府はただちに戦争支持を撤回せよ!」と要求します。
 沖縄の米軍基地からイラクの人達を殺しに行く戦闘機が飛び立ち、横須賀やその他の基地から空母がペルシャ湾に向かいました。以前から愛知の小牧基地からはC130輸送機が、守山の第10師団が戦争協力を行なっています。戦争「支持」どころか、私たちの住む地域が戦争支援の現場になっているのです。日本は政府・自衛隊一体となってイラク攻撃を担っています。とうとうイラクの人たちから「第三の敵」と名指しされてしまいました。
 でも、私たちはそんな政府を認めません。そんな政府の言う「国益」などいりません。改めて、再、再度小泉政権に対し、アジアの人々に約束した私達の国のおおもとの決まりである「武力行使をしないし、協力もしない」という原則に立ちかえって、きっちりとこれを守り抜くことを要求します。まことに小泉さんは情けない総理大臣になってしまいました。私たちの未来をブッシュさんに丸投げしてしまったことになります。そんなことまで小泉さんに託した覚えはありません。いいかげんにしてほしい。
 この悔しさと怒りをバネとして、アフガニスタン・イラクと軍事力を振りかざした武力侵攻が朝鮮半島に拡がらないように、私たちはまだまだ踏ん張ります。
 私たちはこれからピースデモを繰り広げます。大勢の市民の皆さんにあくまでしつこく「平和」を呼びかけます。そして、この場から、世界からあなたたちが孤立するか、私たちが孤立するかを問う挑戦状を突きつけることを決意しアピールとします。

3.23 集会参加者一同


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