不戦へのネットワーク


【申し入れ書】沖縄県・高江への機動隊派遣中止の申し入れ(2016年9月6日)

愛知県警察本部長  桝田 好一 様

 平素は、愛知県民の生活を守り犯罪防止など安全な社会の維持のための貴職のご尽力に敬意を表します。

 ご承知のように、7月10日参議院選挙で沖縄県選挙区では、高江ヘリパッド建設・辺野古新基地建設に反対する候補者が現職の大臣を圧倒的な票差で破り、沖縄県民は県知事選挙に続いて明確な民意を示しました。
 しかるに国は反対の声を無視して選挙翌日の11日早朝、米軍北部訓練場のヘリパッド建設工事を、強行再開しました。

 沖縄県東村・高江地区は世界的にも生物多様性が豊かで希少な野生生物が生息し、地球の生命にも重要な役割を果たす亜熱帯の森です。160人の住民が自然と生業を大事に穏やかな環境で子供を育て丁寧に暮らしています。住民は、その自然と生活を守るために2007年以来、激しい爆音と墜落の危険を伴うオスプレイの訓練のための着陸帯(ヘリパッド)の建設に反対し続けています。

 国はこの小さな集落に500人もの機動隊員を全国から投入しました。工事着工から1ケ月が経過した現在、抗議する人々が機動隊ともみ合う中で87歳の女性が指を切り、男性1人が胸に打撲を負うなど5人の救急搬送がでました。8月11日には強引なやり方で不当逮捕された住民もいます。強制排除され、機動隊の車両と隊員に囲い込まれた大勢の市民が炎天下で2時間近くも行動を制圧され、飲み物もなくトイレにも行けない状態で長時間「監禁」されました。また新聞記者が現場から排除、拘束される事態も起こりました。報道の自由、知る権利の侵害、基地建設に反対する市民の表現の自由の侵害など憲法違反を疑われる事態が続いています。

 県民の声に耳を傾けず、住民との話し合いにも応じない国の姿勢が機動隊と人々の激しい対立をも生みだし負傷者がでました。ことの原因は政府にありますが過度の警察活動に自制を求めます。

 残念ながら、愛知県からも高江に機動隊が派遣され上記のような住民弾圧に加わっているのは事実の様です。
沖縄県は、知事、国会議員、県会議員はじめ多くの自治体議員が新たな基地建設に反対しており、県民は選挙を通して何度も基地建設に反対の意思を示しています。それにも拘らず、国が一方的に強行するヘリパッド建設に愛知県警が手を貸すのは、他県の地方自治を著しく侵害するものであり断じて許されるものではありません。

 警察法2条1項は、警察の責務を「警察は、個人の生命、身体及び財産の保護に任じ、犯罪の予防、鎮圧及び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締その他公共の安全と秩序の維持に当ることをもつてその責務とする。」と定め、同条2項で、「警察の活動は、厳格に前項の責務の範囲に限られるべきものであつて、その責務の遂行に当つては、不偏不党且つ公平中正を旨とし、いやしくも日本国憲法 の保障する個人の権利及び自由の干渉にわたる等その権限を濫用することがあってはならない。」と不偏不党且つ公平中正を旨とすること、個人の権利及び自由の干渉にわたる権限の濫用を禁止しています。現在、高江で行われている機動隊の行為は、基地建設の「国策」防護に偏り、「個人の権利と自由」に対する干渉以外の何ものでもありません。

 愛知県警察機動隊が沖縄の高江で行っている警察法2条に明らかに違反する行為にこれ以上、加担することに対して、愛知県民として私達は深く憂慮しています。こうした事態に鑑み、下記のことを強く求めます。

1、 沖縄県民の暮らしと自然を守る正当な活動を尊重し、派遣した機動隊を直ちに撤収させること。

2、 沖縄県民の意思を尊重し、地方自治への介入は行わないこと。

以上、連名で申し入れます。

安倍内閣の暴走を止めよう共同行動実行委員会  平和・民主・革新の日本をめざす愛知の会
戦争をさせない1000人委員会あいち  新社会党愛知県本部  DemosKratia
不戦へのネットワーク  愛知県平和委員会  あいち沖縄会議  愛知県労働組合総連合 
東海民衆センター  安保破棄・諸要求貫徹愛知県実行委員会  第9条の会なごや  
日本聖公会中部教区沖縄プロジェクト   緑の党東海本部 日本国民救援会愛知県本部
命どぅ宝あいち  高江をまもれ!名古屋アクション  人業劇団ひらき座 
秘密保全法に反対する愛知の会  <ノーモア南京>名古屋の会  怒れる女子会@なごや
「辺野古新基地反対コンサートin名古屋」実行委員会  地方自治を考えるネットワーク
ひしの九条の会  水野西陵9条の会  プライベート9条の会  
海外に日本の真実を伝える市民の会
衆議院議員/本村伸子
愛知県会議員 / わしの恵子  しもおく奈歩
江南市議会議員 / 山 登志浩  安城市議会議員 / 石川翼
名古屋市会議員 / 田口一登  柴田民雄

連絡先: 安倍内閣の暴走を止めよう共同行動実行委員会


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