有事法制反対ピースアクション

あいちの空と海と大地を戦争につかうな 9.17集会アピール(2006年9月17日)

 「日朝ピョンヤン宣言」5周年の今日、10日後に戦後最悪の新政権が成立しようとする今、イラク占領に深く協力する空自部隊の一日も早い撤退を求め、日米軍事再編を強行する日本政府に対し、長期にわたる反対行動の第1段として、ここ白川公園に集まりました。
 
 9月26日に新政権を目指す、安倍晋三は、93年の当選以来、教育基本法改悪、朝鮮半島敵視政策、集団的自衛権の行使など一貫して追及し、総裁選挙の公約の第一に「5年以内の改憲」の実現を主張しています。平和憲法下でこのような人物の政権が生まれることに対し、私たちは断固として反対の声を上げざるを得ません。
 イラクでは、ファルージャやラマディのあるアンバール州全体が反政府勢力の統制下にあることをアメリカ占領軍は、国防総省に報告しています。また、バグダッドの治安回復のために首都の外周80キロに塹壕を掘り、完全封鎖体制を9月以降数ヶ月かけて作り上げると報道されています。米中央軍司令官ギャリー・ノースは、「今や韓国や日本の航空部隊の空輸が地上での作戦を可能にしている」と発言しています。作戦とは、イラク民間人の無差別殺戮のことです。県営空港の滑走路からイラクへ行くC130の実態です。空自の隊員や家族は更に不安と疑念を持たざるを得ません。占領側として一方的に攻撃される任務を誰が喜んでやるでしょう。
 今こそ、C130輸送機撤退に向けた行動を諸個人・諸団体に呼びかけましょう。「日米軍事再編」攻撃に対決している各地の人々と連帯しましょう。一緒に連帯行動に立ち上がり、その中から人々が振り返ってくれるような力ある希望を作り出しましょう。私たちは勇気を持ってドアをノックし続けます。


2006年9月17日

あいちの空と海と大地を戦争につかうな9.17集会参加者一同


有事法制反対ピースアクション