有事法制反対ピースアクション

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「行くな守山自衛隊。もどれ小牧自衛隊」 1・16集会アピール

集会アピール

スマトラ沖地震、津波の災害により、18万人という犠牲者が出ました。私たちはその死を悼み、被災者の方たちの救助と復興を心より願っています。

 津波のニュースのさなか、イラクのサマーワの自衛隊宿営地がまた攻撃されました。今回のロケット弾には信管が着いていました。これまで政府は、「攻撃が散発的だから」、「信管が着いていないから」との理由で、自衛隊は危険ではないと言ってきました。これまでの説明にしたがえば、政府は、信管が装着されたロケット弾が撃ちこまれたことにより、自衛隊が危険な状態であることを認め、撤退しなければなりません。ところが、今度も、「自衛隊宿営地になんの影響もない」などとと言って過ごそうとしています。しかし、実際には、防衛庁幹部は「多少の砲撃があったぐらいで現場放棄はできない」などと言っており、人道支援は駐留の口実であることがはっきりしました。

 政府は自衛隊員の命のことは念頭にないのです。自衛隊員も一人の市民です。人の命が平気で軽んじられてはなりません。私たちは、自衛隊員の命を大事に思うことが、すべての人の命を大事にすることにつながると思っています。それは、憲法を擁護し、戦争国家づくりを止めることにもつながると思っています。

 イラクは「国民議会選挙」を前にして、事態がいっそう緊迫化することは明らかです。サマーワも本当に危険です。泥沼に入り込む前に、なんとしても自衛隊を撤退させなければなりません。引き帰すことができなくなります。取り返しのつかない事態となります。なにより自衛隊員とその家族にとって、また日本の未来にとって、ほんとうに取り返しのつかない事態となります。

 私たちは今から、この守山自衛隊から第5次派遣隊を出さないため、せいいっぱい行動します。訴えていきます。沖縄の辺野古では新基地を建設させない闘いが続けられています。全国の自衛隊基地で、さまざまな行動がなされています。私たちも想いを同じにします。

 私たちは心より訴えます。 自衛隊員のみなさん! 第10師団のみなさん! イラクに行ってはいけません。 私たちは自衛隊員を死なせたくありません! イラクの人を殺させたくありません! アメリカのイラク軍事占領と虐殺を許しません! 戦争をすることを許しません! 

 私たちは自衛隊員とその家族の想い、そしてイラクの人々、とりわけ6000人もの人が殺されたファルージャ市民の怒りと悲しみの想いを心にうけとめ、行動します。

                            2005年1月16日

       イラク派兵反対 行くな守山自衛隊!もどれ小牧自衛隊! 
                   1・16守山基地ピースアクション参加者一同