有事法制反対ピースアクション

要請書

内閣総理大臣 小泉純一郎様

ファルージャへの攻撃を中止するよう、ブッシュ大統領に忠告すること。基本計画の延長は行わず、自衛隊を撤退させること。

 小泉首相は、現在イラク、ファルージャで起こっている無差別虐殺を止める責任があります。
あなたは、国際法も国連も無視して行われた、米英によるイラク攻撃を支持しました。そればかりか「人道復興支援」と称して、自衛隊をイラクへ派兵し、米英のその後の占領政策に加担しています。航空自衛隊小牧基地から派兵されているC130輸送機は米軍の人員や物資も運んでいます。また、今年4月、700人もの住民が殺されたファルージャへの攻撃の際は、沖縄に駐留する海兵隊が参加しています。沖縄はイラクの人々を殺す派兵拠点となっています。
そしてその基地を提供しているのは紛れもない、日本政府です。
 10月、香田証生さんが殺害されましたが、民間人が自由にイラクの町を歩けないどころか命まで奪われるような状況を作り出したのは、米英軍の攻撃とそれに続くイラク占領です。
多くのことは語りません。今イラクどこっている現実を見るべきです。クルド自治区を除く全土に非常事態宣言が出されています。イラクで自衛隊が派兵されているサマワだけが非戦闘地域だという非現実的でのんきなことを言っているのは、小泉首相、あなただけではないですか。
現に、8月から、自衛隊の宿営地には8回の迫撃砲やロケット弾が撃ちこまれた他、記念碑の爆破など、「日本」を標的にした攻撃が続いています。「日本人」であるというだけで香田さんは殺されたのです。香田さんは、日本が米英を支持し、自衛隊を派兵し、イラクの人たちの命を奪い、傷つけたことに対する責任を一身に受けたのです。「自己責任」が問われなければいけないのは、小泉首相、あなたです。
 12月14日で期限が切れる「基本計画」の延長には世論調査によると6割の人が反対をしています。もう「人道復興支援」などとという空言にだまされません。
 ファルージャで進行している米軍による攻撃を即座に中止するようにブッシュ大統領に忠告すべきです。基本計画の延長を行わず、イラクから自衛隊を撤退させるべきです。
強く要求します。これ以上殺すな。


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