有事法制反対ピースアクション

6・5いらない有事法!もどれ自衛隊!やめろ小泉!つくろう平和!ピースアクション集会アピール

集会アピール

 「国民保護法」など有事関連7法案が、自民党、公明党、民主党の賛成を受けて5月20日に衆議院本会議で可決されました。政府はこの法案を今国会で無理矢理通過させようとしています。「国民保護法」は戦争法です。私たちは有事法の撤回を求めます。この法案は厚さにして数センチもあるような代物です。どれだけの議員が呼んでいるでしょうか。そして年金改革法も私たちの将来を左右する、国の大事です。このような重大な法案を、議員は中身も知らず、市民への説明もないまま、勝手に決めさせてはいけません。
 5月28日、イラクで日本人のジャーナリスト2名が銃撃を受けなくなるという事態が起きました。一方、日本政府は自衛隊をイラクに駐留させるために、多国籍軍に参加させようとしています。私たちは自衛隊がイラクにとどまり続けることに反対します。
 サマワに派遣された自衛隊は何をしているでしょうか。給水活動も医療支援も今では何も行っていません。治安の悪化した現地でひたすら基地にこもっているだけです。サマワの人々が期待したのは自衛隊ではありません。その後に来るだろう日本の企業を期待していたのです。ところが企業は来ず、雇用もされず、失望が不満へと変わるのは当然のことです。5人の日本人ばかりか各国の人間が誘拐され拉致され殺されています。日本人も殺されました。このことはイラクの人々が、日本への信頼をなくしたことを示しているのではないでしょうか。当初から懸念されていたことが現実になっています。
 今のイラクの状態を見て下さい。何の罪もない人が獄につながれて、拷問やレイプなどの虐待を受けています。夜中に突然家に押しかけられ、お金や貴重品を奪われています。軍は住民に対して銃を向けたままです。イラクでは主権の移譲が大きな課題になっています。しかし未だにアメリカはイラクでの主導権を手放そうとはしていません。この現状に黙っていられるわけがありません。
 国内では自衛隊の派兵と前後して、平和を訴える運動に対しても警察の弾圧、嫌がらせが多発しています。自衛隊宿舎へ派兵に反対するビラを配ったというだけで逮捕・拘留されたり、アメリカ大使館前でマイクでしゃべっただけで、暴行容疑で家宅捜索されたりと、普通では考えられないようなことが事件になっています。日本は今、法も秩序も無視した権力の弾圧が続いています。こうした状態に黙視してしまうのではなく、だめなものはだめ、要らないものはいらない、と誰もが抗議の声をあげていけるような運動をつくっていきましょう。

2004年6月5日

いらない有事法!もどれ自衛隊!やめろ小泉!つくろう平和!6・5ピースアクション 参加者一同


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