有事法制反対ピースアクション

はやく、もどれ!自衛隊 2・14集会アピール

 航空自衛隊のC130輸送機が小牧基地からクウェートに行き、陸上自衛隊本隊もイラクのサマワへ入りました。このあと陸上自衛隊の2次、3次の派遣が予定され、海上自衛隊にも派遣命令が出されています。これで自衛隊の陸・海・空総勢1100人が派兵されようとしています!日本は、憲法により、国際紛争を解決するための手段としての戦争を放棄し、軍隊も交戦権も持たない国のはずです。にもかかわらず、イラクへの不当な侵略・占領を続けるアメリカとの「同盟」維持のために、「自衛隊」は戦地へ重装備を備えて入っていきました。

こんなことが許されるのでしょうか!

これまで懸命に自衛隊のイラク派兵に反対してきた私たちは、怒り、あきれ、落胆し、そして今は小泉政権のやり方に恐れさえ感じます。自衛隊のイラク派兵に大義はありません。また小泉政権は法にそくした説明をしていません。それでも、自衛隊のイラク派兵を強行したのです!日本は今、本当に危険な国に変わりつつあります。市営隊を見送る日の丸の木幡と共に、あの侵略戦争の時代へと回帰するかのようです。私たちはそんな危険性をも感じています。小泉首相は、「自衛隊のイラク派遣反対の署名」を集めて提出した高校生に対して、その意見と行動に向き合うことなく、「学校の先生は国際政治の複雑さを教えろ」と発言しました。たとえ高校生の意見であろうと、表明された意見を無視することはできません。まして、それを封じ込めようとするなどは許されません。民主主義も戦争を前にして危うくなっています。
 イラクの戦火は止むことなく、毎日毎日本当の多くの人々が殺されています。「復興支援だ。戦争に行くのではない。」と言いながらも、イラクの日本大使館は攻撃目標とされ、今や近づくことのできないところになっていますし、自衛隊に関する報道は統制されています。戦時体制なのです。日本は、アメリカのイラク民衆への攻撃を支持し、劣化ウラン弾の使用を黙認している国です。自衛隊はそんな国の軍隊です。私たちは自衛隊員の人たちに死んでほしくありません。それ以上に、イラクの人たちに銃口を向ける姿を見たくありません。
 今ならまだ自衛隊も、この国も、引き返すことができます。私たちは平和憲法を掲げて、誇り高く生きたいと願っています。私たちは決してあきらめることなく、自衛隊のイラク派兵中止と撤退を強く強く求めます。

はやく、もどれ!自衛隊!

はやく、もどれ!自衛隊 2・14集会参加者一同


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