有事法制反対ピースアクション

行かないで!小牧基地で、C130派兵に抗議

【2003年7月10日小牧基地ピースアクションの報告】

2003年7月10日C130輸送機のヨルダン派遣への抗議  2003年7月10日C130輸送機のヨルダン派遣への抗議  

 空港内をウォッチングできる広場・フロントオアシスに始まって、各信号近辺、基地手前の感謝出入り口、そして基地前の道路の向かい側から周辺一帯と、物々しい警備で埋め尽くしていました。正門前は歩道ぎりぎりまでバリケードを張り出し、盾を持った機動隊員で埋め尽くしていました。軍隊を機動隊が守るというのも変な光景ですが、一番変なことは、憲法違反だろうが危険だろうが何だろうが、やっぱり「命令」一つで戦地に行かされちゃうということ。私は機動隊の「怖さ」で緊張するけれど、本当に怖いのはこうなってもまだ「他人事」みたいな社会の風潮で、殺されるかもしれないのに行かされる人のことが実感できない政治家たちも「恐ろしい」。

 私たちは、コンビニのすぐ横の空き地に集合することになっていましたが、午前9時を15分ほど過ぎて参加者は6人。まもなく東京からカメラを持って駆けつけてくださった方が合流して7人となりました。マスコミの記者が入れ替わりインタビューにきました。

 9時半、基地正門前へ移動。
 機動隊の人と交渉して、ピースアクションからの申し入れ行動を行うことになりました。実は電話連絡したときに渉外室長が「明日は厳戒態勢をとっているので受け取れない。せっかく来てくださるのに申し訳ないが、日を改めてほしい」と言いました。守衛さんに出てきてもらうわけにはいかないかと言ったのですが、断られました。

 そこで、まず私たちは正門から基地内へ向けて、「行かないで!ピースアクション」と書いた大きな紙とレインボーフラッグを掲げ、新品のメガフォンを通して「どなたでもいいですから受け取りに来てください」と呼びかけました。
 次に、「ピースアクション一同からの心からの思いです」と前置きをして、抗議および申入書を読み上げました。
 また、地元で長期にわたってねばり強い反基地、反軍事の活動をしている「NO AWACSの会 浜松」、「広島・呉・岩国ピースリンク」からのメッセージを読み上げました。それぞれが単身の思いを込めた檄文なので、読み上げるだけで20分近くかかりました。(5人で7枚の紙を持ち上げていて疲れた。)

 最後の岩国からのメッセージを朗読中、門内で警備をしていた機動隊の車からものすごく大きな音がしてスピーカーが壊れたような耳をつんざく電子音が鳴り響きました。朗読が聞こえません。抗議をすると、運転席にいた隊員があわてて何かしていました。やっと消えたたと思うとまた鳴り出すので、「あなた方は遊びでも、私たちはまじめにやっています。人の命が懸かっている。真剣にやってください」と怒鳴りました。(わざと妨害したのでなく、何かの拍子に鳴り出したらしい。運転手が止め方を知らなくてまごまごしていたので、上にいた人に叱られていました。)

 その後、基地の中に向かって呼びかけました。
 まだ成立もしていない法律を根拠に戦場へ派兵することの違法、無謀。小泉は「殺されるかもしれない」と発言しながら派兵を命じたわけで、殺されるのはあなた達です。今すぐにでも扉を開けて出てきてください。小泉や上司は怒るかもしれないが、家族は喜ぶでしょう。向こうへ行っても殺されないでください。万一の時は逃げて帰ってください。命を大切にすることは恥ずかしいことではありません。
 このような趣旨の呼びかけを一生懸命しました。

 門のこちら側も向こう側もじっと聞いていました。私は、感動しました。すると、中から誰かがこちらへ歩いてきて、申入書を受け取ると言いました。マスコミのカメラが集中します。出てきた人に渡しました。ほっとしました。熱弁に心を動かされたのだと思います。あんなことを聞かされてて行くのやめると言うと困るので、誰か受け取ってこいと言われたのかもしれません。

 もうかなり時間がたっていましたが、機動隊の人が近寄ってきて「デモ隊が来ますが、どうされますか」というので、申し入れ行動を中断しました。デモ隊が抗議を始めたので、私たちは、コンビニ横の空き地へ退きました。

 空港の送迎デッキへ行きましょうか、どうしましょうと話し合っていると東海テレビの中継車が来てセットを始めました。ここから飛び立つのが見えるらしいので、しばらく見ていると「あっ、出た」の声が。まだ10時27分で、初発は30分と聞いていたので別便じゃないかといいながら、再び「いかないで!」の紙を掲げ、マイクで基地の中へ呼びかけることにしました。こちらから見ていると、中で働いている人たちが立ち止まってじっと聞いているのがわかります。

 40分を過ぎて、C130の機影がはっきりとわかりました。実はこれが2機目で、さっき見たのはやはり初発機だったのです。ここでもシュプレヒコールをして、抗議行動を終えました。


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