秘書の小部屋 2004.5

2004年5月28日(金)うらうらと晴れまして、こっくりこっくり・・・

現段階で未確認なのですが、イラクで日本人襲撃殺害?の当事者は、橋田信介さんでは、との情報あり。思わず、え?

秘書は橋田さんのお知り合いではありませんが、知人が災難にあったような気分です。というのは・・・

秘書が愛読する漫画家、西原理恵子さんの元亭主の鴨志田穣さん通称カモちゃんは、戦場カメラマンでありまして、あちこちの戦場で写真やビデオを撮っていた人です。「いた」と過去形にしちゃったのは、どうやらアル中で入院を余儀無くされて、多分このへんの事情で離婚にいたったらしいので・・・(ひとんちのことに口出しするのは余計なお世話ですが、秘書としてはよりを戻してもらいたいような・・・)

カモちゃんが戦場カメラマンになったのは、タイで変なおっさんにつかまったからです。おかげでカンボジアでポルポト兵士に拘束されて死にかかったりの、ヤバいことばっかし。だからアルコール漬けになったのでは、と野次馬秘書は、いらぬ推測をいたします。

この変なおっさんが、橋田信介さん。西原理恵子さんも、氏のことを面白可笑しくマンガにしていました。カモちゃんも西原さんも橋田さんも、一面識もありませんが、良く知ってるような錯覚がおきます。

時に、西原さんは、秘書と同じ市の住民です。マンガ「西原理恵子の毎日かあさん」を読むと、西原さん一家はこの辺に住んでいて、子供達が通っているのはこの保育園で・・・とか分かっちゃいます。こんど、どんなお家に住んでいるのか見てこようかな。

やはり漫画家の一条ゆかりさんちを探し当てたのも、一条さんのマンガその他の情報を総合すると、ここいらあたりと思ったところにドンピシャありました。そう言えば、昔、北鎌倉で澁澤龍彦さんちも探し当てましたっけ。

同じ市に住む著名人は結構多いのですが、今話題の人、菅直人氏もそうです。御存じ菅さんは、現市長土屋さんの天敵です。年金問題では、管さんが「市のミスだっ」と言えば、市長はメルマガで「何を言うかっ」とやっておりました。大人の喧嘩を傍で見るのは、我が身に実害が及ばない限り面白いものです。もっとやれ~

と思っていたら、市役所が手続きミスを認めたとか。辞任したあとで言われてもねえ。昨日お家のポストに、「菅直人の市民政治レポート 号外」(2004年5月18日発行)が入っておりまして、経緯についての詳しい説明が乗っていました。

年金制度は、つくづくしょうもないものに成り下がっていると思います。その昔、秘書が初めてお勤めした時、掛けとけば(女の人は)55歳からお金が貰えるからね、と甘言を弄されました。国家的詐欺にあった気分です。

2004年5月27日(木)本日もよく晴れまして・・・

忙中閑あり。いささかぼけーっとしております。

思えばいろいろあったものです。新松がいっちまって、必死に蘇生を試みた日々は美しい思い出の中に・・・ 入れてちゃいけません。享年3歳で御臨終ではあまりに可哀想です。ない知恵を絞りまくった秘書が考えたこと。

HDが御陀仏だというならハードディスクを取り替えればいいじゃん。

早速アップルのサイトで調べますと、う、4万9千円もするの。自分でやろうかな。旧型のiMacのメモリの増設だって分解して自分でやったんだし。雑誌マックピープルだって、確かハードディスク交換特集組んでたし・・・

ハードディスクは何を買えばいいんだろ。どれ、とアップルのサポートに電話します。これこれこうでハードディスクを自分で取り替えようと思うんだけど。

「およしなさい」

とは言われませんでした。御親切にも、あれやこれやの可能性をあげて、初期化すると解決するかも、と教えて下さいました。再インストールするとき、初期化を選んでやったんですけどぉ。OSXでは初期化できませんのでOS9.2でお試しくださいなんたらかんたら・・・それ以上のサポートは有料になりますが・・・おいくらで? 1案件5200円で・・・ええ~っ?! サイトを見ていただく分にはタダです。

ここを見よ、とお教えいただいたサイトをクリックしますと、おおこれは役立ちそうです。早速やりたいのですが、やったばかりに、現在OS9.2で健気にがんばっている新松が、もし再インストールのショックで使い物にならなくなったら、えらいこっちゃし・・・

実は身替わりeMacを早々と注文してしまったのでした。最近、パソコンの値段がどんどん下がっているもので、最新製品が10万円以下で買えるもので、貧乏会社のくせして、購入即決となったのでした。

新しいeMacが届いて無事使えるようになったら、新松を秘書好みにじっくりと作り替える予定です。むふふ。年増女が、若い子を自分好みの男に育てるのって、こんな気持ちかしらん。うふふ。

アップルのサポートの方に親切に教えていただいたのに、お返しに秘書は自分のメールアドレスを間違って教えてしまいました。電話番号を聞かれたときも、「あのぉ携帯で掛けてるもんで、自分の番号が分からないんですけど・・・」と間抜けなセリフを吐きましたっけ。

アップルのサポートのマツダさん、ごめんなさい。

2004年5月26日(水)ぴかぴかとよく晴れまして・・・

やっぱり秘書は貧乏暇無し街道をまっしぐらです。いっちまった新松の面倒みるだけでも大変なのに、かの傍若無人な編集長殿が、真相の深層の初夏別冊なんぞを思いつきまして、それはそれで誉めて差し上げたいくらいの快挙でありますが、いかんせんやることが×××でして、今回もワリをくらってケツをもたされる編集者と秘書。

だらだら文字が並んでるだけのテキスト呉れたって、何をどうすりゃいいんじゃい。頭が煮えたぎって、これはなんだと聞きにゆきますと、はっほっへっとか言いながら、原稿書き直すんじゃないっ!、組み換えるんじゃないっ!、真っ赤っかにするんじゃないっ! 組む前にちゃんとしとけっ!

と秘書ぶっちぎれ。近頃、とみに人相が悪くなりました。嫌だ嫌だ・・・季刊の夏の号も出すんだって・・・7月1日発行だって・・・知らんぞ・・・

並行で内職も入っております。頭の上の漬け物石の上にお地蔵様が乗っかった気分です。こういう時にはいけないと十分承知しつつ、現実逃避路線をひた走ります。山程のやらなければならないことをほうり出して、酒くらいながらビデオ鑑賞なんかしちゃって・・・いけませんねえ。見たのは「帰らざる河」です。マリリン・モンローのなんとまあ可愛いこと。いい女は、女が見てもいいものです。

真相の深層の初夏別冊は、印刷所を泣かせて6月1日の発行です。予約くださいまし。

2004年5月22日(土)曇り

どうもご無沙汰いたしました。また秘書が沈没したとお思いでしょう。泥沼の底で肺魚みたく丸まってたとお思いでしょう。当たっているような外れたような・・・

新松がイッチまったざんす。どこへ、とは聞くもんじゃありません。

プリンタの使えないOSXのiMac新松相手に秘書が悪戦苦闘して、再インストールの事態になって、新ユーザーを作ってしまって迷宮に入り込んだりしてたのは世の皆様が連休中のことでした。なんとか使えるようになって、それなりにホームページのお手入れをしていたのですが、やっぱりシャーロックを使おうとすると、「予期せぬエラー」なんたらかんたらと勝手に終わってしまったりで、まともじゃありませんでした。

そのくらいなら我慢できないこともないのですが、気がつくと、ゴミ箱を空にすることができなくなっていました。空にしなきゃいい、というのも一つの解決法ですが、今回ばかりはそうはいきません。実は・・・

秘書、おフランスのいけないサイトを覗いて、美しい画像を選んでこっそりダウンロードして楽しませてもらったのですが、このサイト、どう考えても著作権無視の違法サイトです。こんなもの即刻廃棄すべきです。と、いうわけでゴミ箱に叩き込んで空にしようとしましたら・・・

権利がないからダメだって? ダウンロードしたのは秘書なのに、誰が権利を横取りしたのよっ。

こういう時に「ヘルプ」はちっとも役にたちません。アクセス権をいじりまわしてもどうにもならず、書店に走ってTips集を買ってくるもどうにもならず、アップルのサイトを検索して「アクセス権を正しいデフォルト値にリセットするユーティリティ」であるところの「Repair Privileges」をインストールするもどうにもならず、「Norton Disk Doctor」を実行しようとするも動きゃせず、残された手段は「システムの再インストール」

長い悪夢が始まりました。何回やっても「インストールに失敗しました」そうです。かくなるうえはと、リストアに突入すると、CD3枚目まで来て「リストアに失敗しました」しかも「このHDは使えないかもしれません」だって、おいっ。

諦めるわけにはいきません。HardwareTestをくり返しNorton Disk Doctorもくり返しインストールもくり返しリストアもくり返し、OS9.2もインストールしたり・・・

おやっ、OSXがインストールできた。立ち上がるう、と喜んだのは、糠漬けの古漬けの虫が湧いたみたいな・・・ 三つ指ナマケモノが泥酔したみたいなこの速度は何だ、おまけにことえりの変換ができないじゃないか、ひらがなばっか並べてどうするっ・・・

中略

OS9.2ならなんとか使えることが判明しましたので、せっせとソフトをインストールしてMOもプリンタもつないで、さあ、ホームページのお手入れを、と思ったら、IllustratorもPhotoshopも動くのに肝心のGoLiveが起動しませんです。なんでやっ、で半日経過。またしてもサイトに行って、原因はともかくupdateせい、ということになりまして・・・ やっと動きましたよ。だもんで、本日ホームページをやっと更新いたしました。

同じソフトの同じバージョンなのに、OS9.2では使いづらいです。元気なころの新松が恋しいです。

追記:秘書がダウンロードしたのは、大好きなNatasha Henstridgeの艶かしい写真です。スーパーモデル兼女優なのに、なんでかポルノサイトに多く収まっております。イメージ検索して気がついたこと。好き者サイトはおフランスが本場だけれど、ロシアも健闘しております。ロシアのサイトはおしなべて重いです。往年の大国だけあって、スケベも重量級なのでしょうか。

2004年5月17日(月)曇り

お天気が悪いと気分もアンニュイ。朝、ラジオを聞きながら目玉焼きをつついていたら、これが月曜の朝いちに流す曲か、聞こえてきたのは

「仕事したくないよお、仕事したくないよお」
(Je ne veux pas travailler・・・)

というフランス語の歌。

思わず同居人と顔を見合わせてしまいました。この選曲したプロデューサーは確信犯だっ。

(J-waveです)

2004年5月16日(日)雨

たまに早起きすれば非情の雨が降ります。楽しみにしていたPARCOのフリーマーケットも流され、心は渦巻く激流に飲み込まれて、休日の今日も秘書は朝から沈没。中州に取り残された人生が地響きを立てて崩落していく・・・

天竜川でモトクロスの競技団体が増水した中州に取り残されました。全員無事救出されて、それはよかったのですが、過去にも似たようなことがありましたっけ。危ないことをする人間ほど、自分だけは大丈夫、とかいう根拠のない認識が働くのでしょうか。秘書なんぞ、臆病小心にして傷心者、石の橋を叩いて叩いて叩き割ったりして、結局小船で渡ったりして・・・ 果て、どっちの方が危険率が高いかしらん。

乗って死ぬ確率からすると畳の上が一番危険、と言ったのは、内田百間(ケンの字が出ない)でしたでしょうか。生活様式が洋風化された現在なら、ベッドの上が一番の危険地帯です。

サマワの自衛隊の皆様、ご無事でしょうか。遠くの野次馬地帯から眺めていると、メソポタミア文明の地で地獄の釜の蓋が吹き飛んだ気がいたします。アメリカに最早当事者能力はありませぬ。どなた様の血もこれ以上流してはなりませぬ。うちの編集長をお使いに出せば治まるというのなら、喜んで出しましょうぞ・・・

2004年5月15日(土)晴れ

少々暇になりましたある日、不善は成しませんが、パソコンいじりまわして、Drag'n Dropをインストールして、マニュアル見るのはメンド臭いもので、格安CD-Rを積み上げて当たって砕けることしばし、おかげでCD焼くのなんてよそ見しててもできるようになりました。

閃きまして、Windows Media PlayerとiTuneとでミュージックCDに挑戦してみました。な~んだ、簡単。昔、お仕事でデータをCDに焼くのに頭捻ったのが嘘のようです。技術の進歩って素晴らしい・・・

と、いうんで、CD借りてきてはせっせとmy best albumを作っております。Windows Media PlayerとiTuneと両方使ってみて、率直な感想を申し上げます。iTuneの方が絶対使いやすいです。Windowsにもインストールできるそうです。

実は、今は亡き愛松君にもiTuneをappleのサイトからインストールしました。しめしめこれでCDが大量に焼ける、と思いニンマリしましたが、愛松君のメニューにはCD作成が出てきませんでした。さんざん頭を捻って、もしやと仕様を調べてみれば・・・ 旧式iMacゆえ、ドライブがCD-ROMでありました。世の中、うまくいかないようにできておりますことを実感いたしました。

本日は、郵便屋さんに起こされるまで熟睡いたしました。時計を見ると、半日が過ぎておりました。おかげで日の暮れるのが早いこと。もう晩御飯の時間です。

そうそう、実は秘書は眉毛が薄いのが悩みのタネです。描き忘れると顔に締まりがなくって、とっても間抜けです。ドラッグストアでヘアダイを見るたびに、眉毛用は無いのかなと思っておりまして、昨日閃きまして白髪染めを買ってきまして、本日ちょいと眉毛に塗ってみました。

結果:同居人が笑い転げて、早く洗い流せと申します。

失礼な、と鏡を覗くと、志村けんのバカ殿そっくりのノリ眉女がこっちを睨んでおりました。

2004年5月14日(金)曇り

編集長がまたプリンタを壊しやがりました。

印刷ができないんだけれど、用紙送りのメカが壊れたんじゃないのかなあ、とか、のどかにおっしゃいますが、とぼけるではありません、「壊れた」んじゃなくて「壊した」んでしょうが。秘書がむすっとして、用紙カセットを引っ張りだしてプリンタの内部を覗いてみましたら、あらやっぱり、紙送りの羽根みたいなのが折れ曲がってるではありませぬか。どおせまた、この馬鹿プリンタとか言いながら紙詰まりを力技で解決したのでしょう。我が社の諸悪の根源はそこいら辺りにあるのですぞ。まったく。ブツブツ。

かの血を吐くiMac、愛松君だって、さんざんこき使った挙げ句、使い物にならぬと、ほっぽりだしましたね。可哀想に、愛松君はしばらく隅っこで埃をかぶっていじけていました。秘書が全部中身を引っこ抜いて再インストールしましたら、さわやかな顔色に戻ってちゃんと動いております。我が社にあっては粗大ゴミみたく扱われるのが不憫で、しばらく前に都内某所に里子に出しましたが、本日にいたるまで編集長は愛松君がいなくなったのに気づいた様子がありません。

まったく、そんなんだから、××が△△して、○○○が\♯☆★¶〓\ЮЛЙЖ★Э?で・・・

昨晩、テレビを見ておりましたら、筑紫哲也さんが書類を掲げて、国民年金不払いだったことを釈明しておりました。

秘書は昔、お馬鹿なOLだった時、会社辞めたらそれっきり、なんの手続きもとらなくて、おまけに郵便物転送の手続きもとらないで引っ越ししまして、1年ほど過ぎた頃、いきなり住民税督促状というのを受け取ったことがありました。年金はもちろん払っておりませんでした。その後には「年金? ケッ、そんなもん」と思っていた時期もありました。転職を繰り返す間に、少しまともな社会人になったもので、まめに手続きとるようになりましたが、今は払いたくても払う金がありません。秘書の老後は暗いです。

朝のワイドショーでも、年金は格好のネタになっておりまして、役所の対応のまずさもぽろぽろと暴露されています。原資が尽きる前に破綻しちまいそうな雰囲気です。全部チャラ、なんて方式だけは止めて下され・・・

2004年5月13日(木)どうでもいいような曇り方

昨夜テレビを見ていましたら、アメリカ人捕虜の首切り処刑のニュースがありました。ついつい、インターネットの掲示板で一連の写真を覗いてしまいました。関連して、これはCG合成である。参考にこれを見よ(とは書いてなかったな)とあったリンクをぼけーっとクリックして、

んぎゃっ

秘書が馬鹿でした。ちょっと錯乱気味になりまして、同居人に取り押さえられました。ハアハアゼイゼイ。

秘書は人間です。生まれ変わっても、殺戮者にはなりません。秘書が目にしたのは、チェチェンの首切りスプラッタ映像でした。

2004年5月12日(水)さわやかに晴れ

お熱を出した後は人生けだるくて・・・

2004年5月11日(火)晴れまして真夏日

一気に夏になりましてムンムンすること。各地で30度を越えました。こういう日に熱を出す秘書って、ほんとオマヌケ。

ノドが痛い頭が痛い胃が痛い、と痛みのディスカウントストアみたいになっておりましたら、ついに本日、朝っぱらから即席ゲロッピ胃腸超特急、あれよあれよと言う間に病人気分が押し寄せ、もしや、と体温計くわえてみれば37度3分。微熱でぐだぐだ抜かすでない、とおっしゃるお方には、息もたえだえで申し上げましょう。普段ほとんど発熱しない秘書は、36度8分あたりで不健康モードに切り替わっちまうざんす。

お布団かぶってウツラウツラのなんと気持ちのよいこと。そうとう溜まっていたな、と実感いたします。なにがって、未払いの請求書に決まっているざんす。ストレスもあるです。

産婦人科医から精神科医に転身したお医者さんが、風邪を引くのはなかなか味わい深い、と書いていました。

治りかけの頃合いに、なぜか突然、多幸感というか至福感が頭の中に訪れるそうです。およそ根拠のないハッピー気分になってしまうのだそうです。エンドルフィンだか脳内麻薬だかが風邪のストレスで出るのだろう・・・ 

ただし、この体験を味わいたいがためにあらためて風邪にかかりたいとは思わない、そうです。この逆に、苦しんでもハッピーな数時間を得たいと思うような価値観の人が、覚醒剤とかドラッグに走るのかもしれないなど。

その通りでございます・・・ 秘書反省。

「何をやっても癒されない精神科医」のこのお医者さん、俗に「サザエさん症候群」と称する、明日から出社と思うと日曜日の夕方から訪れる憂鬱に触れて言うことには、「私は(日曜の)朝から気持が暗い」。

秘書と波長が合っちまいますな。もう少々おつきあいを。

「脳天気にストレス解消とかヒーリングなどと言い立てても、そういったもので簡単に立ち直れる人種とそうでない人種の二つがこの世には併存しているのである。もしも不幸にも後者へ属しているとしたら」みずから精神科医になっても克服は難しい。だからといって「生きるに値しない人生を送っているかどうかはまた別問題である」

この憂鬱なお医者さんは、都立松沢病院の医長、春日武彦さんです。味わい深い著書「何をやっても癒されない」(角川書店)には変な話がいっぱいです。

会津の美少年腹切饅頭にイチゴ大福みたいな赤っぽい餡が詰まっていたら、とか、葬式饅頭が肉まんであったとしたら・・・鈍感なのか、歪んだ繊細さなのか、皆目見当がつかないとか。子宮筋腫の手術の最中に尿管を切る手応えが気になってくる。同じ太さの血管と感じが違うのだろうか・・・「してはいけないこと」は想像力の範疇に留めておかねばならないが、想像されるものがリアルであればあるほど、分かってはいてもつい禁忌へ触れてみたくなる。具体的には、火災報知器のスイッチを押してみる、生乾きのセメントに足跡を残す、嫌な上司を殴る、ホームで駅員のマイクを奪い取って卑猥な言葉を叫ぶとか・・・

マイクうんぬんで思い出しました。昔どっかの大学の研究室でLSDの人体実験をした時、被験者になった堅物大学院生の人格が一変して、卑猥語を叫びまくったそうです。意識の蓋がふっ飛んだのでしょう。日頃から発散しておけばよいものを・・・

2004年5月10日(月)晴れたような・・・

編集長が小泉さんの疑惑を追求するもので、我が社内には聞くもおぞましい語るのもはばかられる単語が飛び交っております。そこへ振って湧いた拘束イラク人虐待事件。

人類の果てしない愚かさを思うと、秘書の頭の上に漬け物石が乗っかります。鬱病になりそ。

英米には、この手の虐待の伝統があるんでしょうか。

性的虐待を受けた人のポジティブ・セックス・ガイド、ステイシー ヘインズ (著) 、明石書店、にあった記述かなと思いますが、アメリカの女性の3人に1人、男性の6~9?人に1人が性的虐待を受けて育っているそうです。この数字、メモとってなかったのでうろ覚えで不正確ですが、とにかく驚くほど高い数値でした。

病めるアメリカここにあり・・・とか言う単純な問題ではありませんが、イラク戦争において、極端な形で吹き出した印象を受けます。

話を変えます。その本の中に、癒しの手段として「SM」の項がありました。へ?と思ったのですが、読んでみれば、なるほど。ここでいう「SM」とは、某国の某総理が女の首絞めると締まるからって某女の首絞めてPTSDにしたとか死なせちゃったとか噂される事柄とは違いまして、S側とM側とが納得いくまで話し合ってするプレイなんだそうです。

と、ここまで書いて我にかえります。秘書はなんでこんな本を読んでおるのじゃ。それもこれも、イラク戦争が悪いんじゃ。アメリカが悪いんじゃ。

2004年5月9日(日)雨がふったような・・・

寝たぞ。まだ眠いぞ。いくらでも寝られるぞ・・・

2004年5月8日(土)曇ってたような・・・

本日も眠り姫の秘書、同居人の電話に叩き起こされて、のこのこと西荻窪までお出かけ。古道具屋めぐりです。なぜだか西荻窪は近頃骨董の街です。秘書は人格が中古品みたいなものですから、古いというだけで大金はたいて道具を買う気にはなれませんが、同居人は下手に稼ぎがある上に物欲も旺盛なもので、ウザイこと。古いトースターだとかラジオだとかに「いいねえ」を連発いたします。そのたびに秘書は、うちには立派なトースターがあって最近はパンを食べないから使ってないでしょう、とか、ラジオなら5台あって使ってるのは1台だけでしょ、とかを、金主のご機嫌を損ねないように進言いたします。おべんちゃらの甲斐あって、和菓子屋さんでお饅頭数種類を買ってもらい、モスバーガーで抹茶シェイクをおごってもらいました。疲れる人生です。

2004年5月7日(金)晴れたぞい

iMacの新松がいまいち本調子じゃありませんで、何かにつけて「規約を承諾せよ」「ユーザー登録せい」「一部機能が欠落しているので再インストールしろ」・・・とか、うるさいこと。

photoshopを立ち上げれば、カラープロファイルがなんたらかんたらでキャリブレーションがどうとかこうとか。前にどうやって調整したかなんて忘却の彼方です。そんなもん、どうでもいいわい、どうせ憎まれ愚痴の写真加工にしか使わんわい、と言っちまいますわな。(お仕事にはWindowsのphotoshopを使っております。こっちはバッチリ調整済み)

ショックだったのは、iTuneにせっせと溜め込んだCDデータが全てオジャンだったことです。くっ○ぉーっ、秘書が何をした何にもしとらんぞインストールごときで勝手にデータ消すんじゃない・・・ これすなわちゴマフアザラシの歯ぎしり。その心は、怒っても笑ってるような顔だな(何が言いたいんだ、秘書は)

心を落ち着けて周囲を見渡せば、部屋中のカレンダーが4月のままでした。こんな生活をしているから、心が荒れ果てるのですね、とつくづく反省。1枚ずつびりびりと引き剥がします。ご教訓カレンダーをひっちゃばきましたら(ひっちゃばく→引き破るの方言。お里が知れまする)、5月の教訓は、「苦難に耐えてこそ事態は好転する」だそうです。

この言葉に思わず同意しちゃったあなた、まだ苦労がたりませんな。秘書みたいに、苦難の底なし沼にはまると、出てくる言葉はただ一つ

「余計なお世話だ、うるせいやいっ」

興奮のあまり呼吸が乱れてハアハアゼイゼイします。おさまりかけて、引き破った4月分を見れば、

「過ちに気づき改めないのが過ち」

うわあああ、と叫びだしそうな秘書。握りあげた拳がぷるぷると震えます。またしても沈没。しばらく秘書再起不能・・・

2004年5月6日(木)曇り晴れ

・・・・・〈m(_ _)m〉・・・・・

平身低頭・・・短身短足冗長胴長悪運尽尽金運皆無・・・

若葉が目に沁みる季節になりました。どなた様もお健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。では、ごきげんよう・・・・・

という手は先月つかいましたっけ。あ~あ。逆さにして振れば、鼻水の出てきそうな今日この頃の秘書です。

さて、巷は連休でしたっけねえ。秘書は連窮でしたよ~ん。何が、って、あ~た、お得意様が有り難くも4月の30日に原稿くれまして、納期は5月の6日でいいよ、ですって。ほんと、嬉しくって嬉しくって思わず踊っちゃいましたよお。パソコンの前で椅子に腰掛けたまま、ありゃりゃこりゃりゃと腕をくねらせて、ついでに腰も捻って捻り過ぎてバランス崩れてどっしゃーん。結果、肘ぶつけて鼻の頭ずる剥け。人前に出せる顔でなくなって、遊び心が沈下いたしました。良かったのか悪かったのか・・・

悪かったに決まっとるわい。秘書は人並みの凡人だい。世間が遊んでるときに仕事なんかしたくないわい。どっかの編集長と違うわい。ふん。

金無し暇無し才無し遺産くれそうな親族も無い秘書は、しこしこと内職して手間賃稼がねば御飯が食べられません。こうして、ぶつくさぶつくさと連休が終わりました・・・

だけなら、こんなに不機嫌な顔をしとりはしません。不幸とは上塗りされるものです。

秘書がホームページのお手入れに使っております新松ことiMacがこの連休中に、イッちまいました。どこへ、って聞かれたって、イクイクという時にどこへ、と聞くようなもんですぞ。(馬鹿ッ。ボカッ。イテテ・・・)

OSX(テン)の新松君はプリンタが使えませんでした。OSXの発売当初は、対応するプリンタが無い、とか言われていましたので、そんなものかと半ばあきらめていたのですが、近頃インターネットでプリンタの仕様を調べておりますと、OS10.1対応とうたっているものが多いのです。谷間のOS10.1とはまさしく新松のこと。さっそくドライバをダウンロードしてインストールするも、プリントセンタが「予期せぬエラー」うんぬんとお抜かしになって開いてくれません。(わはは、Windowsユーザーには何のことか分からないだろ。わはは。Macユーザーなのに分からないのは、かなり問題だぞ)

ともかく、何度やっても拉致が秋ません、違う、埒が明きません。こういう時はとっとと諦めるに限ります。という秘書ではありません。OS10.1に問題あり、となれば、OS9も積んでいるので、そっちにインストールしてみたら、と閃きました。えーと起動ディスクを切り替えてOS9にして再起動して・・・ 

なんでフリーズするの。

どうもマックの最悪事態の爆弾マークが出ているようです。ようです、というのは画面の中央の警告枠の中身が表示不能のまっしろけ。何回リセット再起動するも不可視爆弾が出てまいります。ったく、どうすりゃいいのっ。OS9が起動できないということは、OSXにも戻れないということ。ぐわ~ん。

深刻な顔して悩んでいても始まりません。だいたい秘書のキャラはシリアスじゃないんだし。さっさとOS9を再インストールすることにしました。どうせOS9は使ってなかったんだから、再インストールで消えて困るものはなし。

おぉやったぜい、起動するぅ、感激。

と甘くないのが世の中。OS9は無事立ち上がるも、起動ディスクを切り替えようとすると、OSXがどっこにもありゃしません。へ????? ここで秘書の理解を超える事態が出来(しゅったいと読みます)。

約1時間悩みました。はた目には、さぼっているとしか見えなかったことと思います。結論。OSXを再インストールする。

そうは言っても、データのバックアップがとってありません。昨年暮にMOに移したのが最後。油断大敵パソコンに内外敵秘書号泣。再インストールの仕方はパソコン内のヘルプにあるらし。ばかやろー、役に立たないじゃないか、紙の分厚いマニュアルをつけろよー、と叫んでもしかたなし。データ消失覚悟でインストール開始。えーと、あっそうか、とやってる最中に記憶が甦ります。ディスクをフォーマットしなきゃいいんだ。上書きにしとけばいいんだ。

この後も長いのですが、面白い話ではありませんので省略。さて、無事OSXが起動したとお思いくださいまし。めでたしめでたし・・・で終わるようなら騒ぎゃしません。

新ユーザーを作っちまってまして、しかもこの新入りが管理者になっちまってました。前のデータは消えはしませんでしたものの、いちいちユーザーを切り替えてログインログアウト、パスワードを入れろ・・・保存ができねえよぉ、権利がないだとよぉ。もう、いやっ。

悲愴な顔して、やっと元の状態に戻しました。ここで力尽きた秘書は沈没。

社内は、婦女暴行裁判がどうのこうのと騒然としておるようです・・・