秘書の小部屋 2003.5

2003年5月30日(金)晴れ

ふわ~あ、とあくびしたら羽虫が飛び込んできました。棚からぼた餅は嬉しいけれど、大口に昆虫類は嫌です。秘書は寝不足です。よって、今月は(も)締まりのないまま日記が終わります。どなた様もご機嫌よろしゅう・・・お許し下さいまし・・・

2003年5月28日(水)晴れたよ~ん

確か木村書店の年間予定カレンダーの3月のところに3冊発行の予定が入っていたな、とふと思い出しました。秘書は内職で忙しいのに、いきなりドーンと300頁のファイルを送りつけてよこし、校正するからゲラを出せ、とかのたもうて、攻防戦に突入いたしましたな。

行数と文字数だけあってればとりあえずいいはず、と秘書が言えば、気分が出ない、本番と同じにやれ、と編集長。だってこの前だってせっかく仕上げたのに大幅どころか全面的に手直しデータ差し換えの組み直しだったじゃあーりませんかあ。それともなんですか、特別手当てが出るんですかあ。

とゴネゴネしてみるもんですね。読めればいいって事態になりまして、再生紙にプリントしてお届けしました。

あのプリントの山、どこへいったんでしょうね。メールで送って来たもう1冊分のもプリントしましたよね。しばらくは編集長室のスモーキーマウンテンに埋もれていたのを覚えております。ゴミ箱につっこむんだったら返して下さいね。内職の校正刷りに裏紙が欲しいんです。秘書印総業は経費節減なんです。新しい紙なんか買ってられません・・・

という訳で、秘書はひたすらけちけちモードに入っております。お昼御飯だって、外食なんてもってのほかです。近頃は社長も部長もおごってくれませんし。しばらくお弁当を持って来ていたのですが、どうも毎日作るのが面倒くさくなってパンを買うことが多くなってしまってパン代が結構かさむもので、いっそ食わないでお・・・ける筈がございません。しばし考えて思いつきました。パンを買うから高い。自分で作ろう。

かくして、出社するとまず湯沸かし室でパンを仕込むのが秘書の日課となりました。パン作りのコツは材料を正確に計量し、とにかくこねること。全身の力を込めて捏ねて捏ねて時には嫌なヤツの顔を思い出してひっぱたいて叩きつけて・・・というやり方は今時流行りません。

タッパに目分量でイーストと砂糖混ぜて指の突っ込める程度のお湯を注いで溶かして小麦粉を腹具合に応じて入れ気分で塩多めもしくは少なめに入れ、入れたかったら干しぶどうやクルミやゴマ入れ、あったらライ麦粉や玉蜀黍粉や金粉や真珠粉入れてヘラでちょちょいと混ぜて固かったらお湯足してゆるかったら小麦粉足して軽く蓋をして暖かい所へ置いておけば、昼前にはぷーっと膨れております。ちなみにパソコンの放熱で十分醗酵します。秘書は、新松のお尻の辺りに乗っけてます。

さて、我が社にはオーブンがありませんので、オーブントースターのプレートに伸ばして貼付けて焼きます。邪道というなかれ。ナンやチャパティやトルティーヤと同じですぞ。焼き立てにバターとマーマレードを塗って、熱く入れたミルクティーと食せば、王侯貴族もかくや、の御馳走です。

と、秘書が悦にいっておりましたら、いつの間にかお昼時に勝手に人が寄って来るようになりました。それぞれマイカップを持って、当たり前のように焼き立てをちぎっていきます。中には、棚から蜂蜜取って、とか秘書を給仕を勘違いしている人もおります。

ここで、なんちゅう奴らだ、と腹を立ててはいけません。社内パン屋を開業するいいビジネスチャンスです。1枚300円として、最低5人で1500円。電気も水道も(砂糖も塩も)社内のを使うからタダ、イーストは沢山使うものでなし、ほとんど小麦粉代だけだ・・・

2003年5月27日(火)曇り、なま暖か

社内の風紀が紊乱しています。気が緩んだせいか皆して好き勝手やってて、秩序も減った暮れも増資も経常利益もありません。秘書も相変わらず仕事してるふりして内職に精出します。そもそも給料が××だからいけないのです。

そういえば、しばらく前に某テレビ局が「先生」を乱発しながら編集長を取材しに来ましたっけ。夜の9時頃の話で、秘書は当然お家に帰ってお笑い番組見ながら楽しい夕餉の一時を過ごすはずだったのに、手当て出すから、と臨時助手でこき使われましたな。振り込みありましたよね。いくら貰ったんですか。約束の手当て払え・・・

思うに一番乱れているのがこの不払い御仁であります。そういうことは人間としてやってはいけない、と日頃口うるさく注意しているのに、今日もまたその禁忌事項の一つをやりやがりました。すなわち、

「パソコンしながらメシを食うな!」

秘書がしこしことキーボード叩いて内職に励んでおりましたら、突如、奥の院より「あちゃっちゃっちゃあ!」との雄叫びが社内を駆け抜けました。すわっ火事か、と日頃の確執はさて置いてすっ飛んで行きましたらば、生活リズムの乱れまくった編集長が昼も近いというのに朝飯だそうでそれだけならまだしも愛松君にお相伴させてこともあろうに味噌汁をおかけになったのでした。

この、この、と愛松君に腹を立ててる暇があったら、さっさとキーボードを拭きなさい。悪いのはパソコンの分際で味噌汁を飲もうとした愛松君じゃなくて、パソコンに味噌汁を振る舞ったアンタでしょっ。

さて、話はこれだけで終わりません。満腹して、しーはしーはと爪楊枝をくわえながら、秘書がきれいにお掃除した愛松君を立ち上げた編集長、やおら振り向いて「色が変だよ」。

愛松君が血を吐いたような赤黒い画面をしておりました。憎まれ愚痴社のホームページを見てみると赤い題字が何も見えません。

「どうすりゃいいの?」

ってアンタ、なんべん説明したことか。デスクトップにごろごろ転がってるファイルをさっさとしまいなさい。だめ? じゃシステムワークスで調べて最適化しなさい。え、どうやるのって? ええい、もうそこをどきなさい! ほんとにもうっ。

2003年5月26日(月)どんより曇り

梅雨に入っちまったみたいに肌寒いです。ついつい縮こまってベッドに逆戻りし、布団乾燥機のスイッチ入れてゴーッと寝具と一緒に熱風乾燥して貰っている今日この頃の秘書です。こういう使い方をしてはいけない、と取扱説明書には書いてありましたっけ。暖めすぎてミイラになった実例でもあるのかしらん。

夏だー、それっ、とばかりに衣替え模様替えしたのは、ちと、早計でした。夏向きに部屋をアレンジしましたら、あちこち汚いのが気になりはじめて、大掃除の予行演習みたいな掃除を始めてしまった昨日その頃の秘書です。

台所の隅の埃をとろうと箱やら棚やら動かしたら、三段重ねの上の二段が、一段ずつ移動させれば良かったものを全部一緒に引っ張りましたもので、あっさりとこけて床に転がりました。空っ箱なら何も言うことはありません。談合でもあったかのように、一番上は糠味噌タッパ、二番目は米びつタッパ。しかも蓋緩め。どーんと倒れて中身を床におっぴろげてくれはりましたわな。まー大変。

店屋碗屋ですくって戻せるものは戻し、合体した糠味噌とお米はきれいに洗い流して電気釜に入れて晩御飯用に。床はきゅっきゅっと磨いて、一件落着。

と思ったら足の裏がちくり。はて、と靴下を脱いでみれば、あれえ、血が、血が。触ると痛いです。泣きべそかいてティッシュで拭き拭きして目を凝らしてみれば、なんか刺さってるもよう。つまんでもとれそうにないので、縫い針持ち出してひっひっとマゾ気分で掘り起こしましたら、キラリ輝くガラスのかけらでありました。いつ割ったガラスの残骸でしょう。なんかもう不幸の三段重ねみたいな感じの一昨日いつの頃の秘書です。

さて、ガラスが混じってては一大事ですので、拾い集めたお米は電気釜から追い出されてゴミ箱へ、というのはいけません。お米は一粒88回もの手間がかかっている、お百姓さんの血と汗と涙と肥料と農薬の結晶です。粗末にしたら目がつぶれます。

では、と思いついたのは。ベランダのプランター。一瞬、先日の鳩ポポスとお魚の関係を思い出しましたが、あれはお魚の匂いにつられて鳩ポポスの一団が発掘に訪れたのです。今回は匂いのない米粒だもの、だあれも気付きゃしませんがな・・・ローズマリーのこんがらがった枝の下を掘り起こして埋めて土を被せて、イッヒッヒ。

お掃除も終えた午後のひととき、気分も清々しくティータイムです。ミルクたっぷり入れた紅茶とココアビスケットをいただいておりました。バロックのCDをかけマニエリスムの画集を紐解き窓の外には小鳥のさえずり、ああなんと優雅な・・・ 小鳥? さえずる?

そっとカーテンの隙間からベランダを見やると、可愛い雀さんが、ローズマリーの根元に頭を突っ込んで、せっせと土を足で蹴出しておりました。傍らには順番待ちしてるのか、雀ッチ連隊。

埋めてるところを見ていたんでしょうか、こやつらは。これじゃまるで、秘書はゴンベさんです。むあああ、と頭を掻きむしる明日あの頃の秘書です。

2003年5月23日(金)どんより曇り

毎度ぉ、ご無沙汰ぁ、致しましたぁ。

秘書はプッツンしてたでごぜえました。御存じ、鬼のよな編集長に「ええいさっさと処理してホームページに載せんかい」とエッサホイサこき使われて、印刷屋さんからは「原稿出るの遅れちゃってさあ、ケツは動かないからデータ大至急でお願いね」と拝み倒されて、同居人からは「朝6時に起こしてよ」と目覚まし扱いされて、そんなこんなで、骨と身と睡眠を削って労働に励んでおりましたら、秘書とて生物(なまもの及びいきもの)でごぜえまして、著しく変調をきたしやした。

限り無く眠いです。頭重いです。やる気ゼロです・・・ ノドが痛いです。ヒリヒリします。硫酸と塩酸を混ぜてタバスコを練り込んだのを一気飲みして仕上げにチリペッパーをまぶして焼けコテでジュッと焦げ目を付けたみたいです。

大口あけてシュッシュッのどスプレーして、まだ空気が沁みるのでマスクをして出社したら、守衛のおじさんが慌ててどっかへすっ飛んでいきました。ドアを開けると営業部長がコーヒーカップ持ったままトイレに駆けていきました。留めは、バーンと奥の院の扉を開けて登場した編集長。

「やあ、SARSだ!」

と嬉しそうに大声で呼ばわりやがります。(いつか仕返ししてやる)と秘書は密かに誓いました。

2003年5月14日(水)雨降り

玄関の電気が、ばちんっ、と消えました。またブレーカーを落っことして・・・ではありません。どうも近頃物言いが不正確になっていけません。年は取りたくないものですな。

正確に言い直しますと

1.ばちんっと音を立てたのは、玄関に取り付けられていた照明用の電球で、フィラメントが切れたのでして、消えたのは灯りです。

2.電気というものは、この世から発電所を全て無くしたとしても、消せるものではありません。試しに、下敷きをコシコシやってご覧なされ。それを頭上にかざせば、怒髪が天を突きます。雷様もよく烏賊槌を落としますでしょ。

3.ブレーカーは、俗に「落ちる」と言いますが、手を滑らせて床に落っこ・・・

という話ではありません。近頃、話がとっ散らかり放題でして、どうもいけません。年は・・・ とまた、同じ話題を繰り返すところでした。

本日のお題は、「物が壊れる始めると、次から次へと破壊感染する」

電球を取り替えてやれやれと思っていたら、電子レンジがプッツンしました。殴っても蹴飛ばしても落としてもいないのに、チンどころかウンでもスンでもありません。ムスっとしているのは一番感じ悪いです。我が社の古文書文庫を発掘したら、保証期限があと2週間ほど残っていることが判明しましたので早速修理に来てもらいました。これで秘書のおやつライフは安泰です。では早速冷凍のアンドーナッツをチンしていただきます。ふむ、おいしい、と幸せを噛みしめておりましたら、奥の方がなにやら騒がしいです。

何じゃいな、と覗いてみれば、編集長がテレビデオをひっくり返して大騒ぎしていました。テープを飲み込んだまま動かなくなったのです。テレビはどうでもいいが、大事なビデオテープだ、出せー出せー、と殴っても出るものではありません。安売りで買ったテレビでしょ、諦めなされ、と諭しましたが、貴重な古い映像なのだ、とやたら力説しながら、未練がましく取り出し口を覗いています。む、なんだか怪しい。怪しいビデオテープなんじゃございませんか、ほんとは。アとかエの字が頭に付く・・・

も一つお題のおまけ「愛が壊れると物が壊れる」

と言っても、壊れた愛など我が社にはありません。そもそも愛そのものが存在いたしません。人類愛とか自由平等博愛の類いなら、かけらくらい無いことは無いんですが、そんなものぶち壊した日には人類が滅亡します。よって、このお題は、適用除外の項に「憎まれ愚痴社」と明記すること。

さて、本日の本題「怒りが爆発すると物が壊れる」

本日は編集長があちこちに電話して切れまくっていました。編集長が噴火するたび窓ガラスがびりびりします。余波が社内を駆け巡って破壊工作をした気がします。編集長が沸騰するたび秘書は思います。

(このエネルギーを発電に利用できないものだろうか。我が社の電気代は高すぎる・・・)

2003年5月12日(月)雨降り

イラク戦争が終わったと言われてから1か月が経ちます。まだ悪夢から醒めた気はしませんが、表面的には日常が戻ってきました。我が社内もCNNを流しっ放しにしていたテレビを消して、落ち着いてきました。

さあ、と、しばらく手を止めていた過去の記事の整理を再開したら、また頭が痛くなってきました。きっと記事を書いた当時はシリーズ展開するつもりだったのでしょうが、気が付くと、~の間、と銘打って立派な入れ物用意して、入っている記事はたったの1本、あるいは2本、というのがゴロゴロ。

もう続きを書く気はありますまい。次から次へと興味が移って広がって、「忙しい忙しい」が口癖の編集長、自分でせっせと繁忙の種を播いてるんです。他人のせいにしないよう、よーく言ってきかせなくっちゃ。

と秘書が呟いている横で、今日も取材と称してあちこち電話掛けまくっております。夜にはゲキとやらを飛ばしにどこぞにお出かけするそうです。

2003年5月11日(日)晴れ

昨日の格闘が祟って、寝ても寝ても眠い。こんなに眠いのに、仕事しなくちゃ、とか考えたらまたひどい目に合いそうなので、すっぱり忘れてしまった。

なけなしの仕事を放り出していていいの、と頭に光の輪っかをいだく気の弱そうな色白のお兄さんが羽をたたんで遠慮がちに秘書の心の隅で囁いたが、そのお兄さんを押し退けて、明日があるじゃないか、と耳の尖った犬歯の立派な爪の長いちょっと色黒で尻尾の先の鋭い自信に満ちた別のお兄さんが太鼓判を押してくれたので、思い悩むことなんか何もない。

寝るだけ寝て夕方になって目を覚まし、クレジットカード握りしめ、隣町まで遠征だ。あっちのお店こっちのお店をふらふらと、日頃のしぶちんなんのその、お洋服買いまくり両手にデパートの袋ぶら下げて、さてフレンチかイタリアンかと迷って焼肉屋へ上がり込んでたらふく食べて飲んで現世の幸せ噛み締めてお家へ帰って・・・

人生これでいいんだあ。

2003年5月10日(土)晴れ

あなたは金縛りにあったことがおありでしょうか。金の手錠でぎりぎりと鋼鉄の鞭を持った女王様がビシバシと・・・ではありません。秘書にその手の趣味はございません。

一種の責めを受けているのは間違いないのですが、秘書は、痛いのは嫌い、の根性無しです。物騒ないでたちの人物が現れたら、女王様だろうが神様だろうが、一目散に逃げ出すことを人生訓としております。勘違いしないで欲しです。秘書があうのは、物の怪なのです。

せにゃならんことは山ほどあるのに、堪え難い睡魔に襲われて、割れそうな頭を抱えて、ちょこっとだけ、と仮眠に入ると、間違いなく物の怪がやって来て身動きできなくなります。これすなわち金縛り。

今日だとて休日出勤して内職に励まなければならないのに、働き詰めの体が労働拒否をした。ちょっとだけよ、とベッドに潜り込んだら、早速おいでなさる。

ベランダの窓から、頭のてっぺんを触る手がある。こりゃいかん、起きて撃退しなくちゃと焦れど体が動かない。そうこうする内に全身に覆いかぶさってくる。これはまずい、とコールタールに落ちたハエみたく必死になってもがいて起き上がれば、なんだ夢だった。と、そこで覚醒すればよいものを、また寝てしまう秘書。

さっき、目が覚めて、ここは4階、窓から人が入ってくる筈がない、と気が付いたのに、また窓から頭に触る手がある。こりゃいかん、と必死にベッドから這い出し、しかし起き上がれなくてベッドにもたれかかって睡魔と格闘していると、今度は背後から覆いかぶさって首を絞めます。

絶体絶命、の筈が、頭のてっぺんがいやにリアルだったさっきのはMAC版で、首の絞まる感触がリアルな今度のはWindows版か、と妙ちきりんなことを考えています。

息の根が止まる前に目が覚めたら、ベッドから這い出たと思ったのも夢でした。

こんなんで仕事する気はしませぬ。

2003年5月9日(金)晴れ、寒い(涼しい)

昨日はいきなり暑くて脳味噌が茹だるかと思いましたのに、本日は急激に冷えて頭がい骨の中が煮凝りになりそうです。その程度の頭の持ち主です、どうせ、秘書は。ふん。

と、朝からやさぐれてちゃいけません。人間、金がないくらい何さ。まだ命があるわさ。

と、どうも話が変になります。きっとトランプってヤツです。??? それはアメリカ軍が配ったヤツ。「砂ダム」とか「ウザい」とか「臭い」とかオリジナルな絵柄を入れてました。左派府さんは入ってなかったでした。

JOKERは何だったのでしょう。CNNの中継でブルックス准将が説明して会場がどっと湧いた時、後ろ向いてた秘書は、英語も聞き取れず、なになに今なんてジョーク言ったの? と聞きまくりました。笑い話が理解できなくて後から説明して貰うのはかなりアホンダラですが、その時の秘書がまさにそれ。しかし前向いていたのにちっとも理解しておらん奴もおりましたな。

と、やっぱり話が変になります。スランプってやつです。こういう時にはお家に帰って美味しいもの食べてテレビ見て楽しく笑ってぐっすり寝るに限ります。

なのに内職の声がかかる。また、土日も働けってのか・・・

2003年5月8日(木)曇り、雨、蒸し暑い

フセイン氏はどこへ行ったやらイラクはどうなってるのやら成りゆき曖昧なままですがアメリカによるとイラク戦GAME OVERです。戦闘予定もTIME OVERだし・・・

イラクはちっとも片付いておりません。でも、日に日に戦争ニュースは減ってゆき、いまやワイドショーのネタは白装束の団体 and 赤い糸で繋げられたタマちゃんばかりです。あの反電磁波集団の衣装がアラブ人みたいに見えるのは、きっと秘書の目が腐っているのでしょう。

これで少しは編集長が落ち着きます。

と、思ったのは甘かったです。格好の愚痴ネタをちくったヤカラがおりましたようで、イヒヒイヒヒヒと無気味な笑いをもらしながら編集長がネットサーフィンをしております。時々板を踏み外して大波に突っ込みそうで恐いのですが・・・・

「南京大虐殺」をめぐり諸説入り乱れておるのは、みなさんよーく御存じのことと思います。その中に「百人斬り競争」新聞報道がありまして、今となっては戦意高揚のでっち上げ記事であることは知られておりますが、その記事の当事者とされた二人の将校は戦後この記事を証拠として中国で処刑されています。書いた記者も悪いし、事実であるかのようにその後ずっと言いふらしてきた「じゃあなりすと」も悪質です。

この度処刑された将校の遺族が提訴しました。その昔、被告の一人と裁判やらかしたことのある編集長は、今回当然のごとく原告を応援するつもりです。目がらんらんと輝いて、ネズミを狙っている猫みたいです。ちょっと近付きたくありません。

2003年5月7日(水)晴れ

またしても秘書は頭が痛いです。秘書がインターネット駆け出しの頃に、さるお方が先輩ヅラして嘘っぱちをいろいろお教え下さったことは既にバラしました。

これではいかん、と秘書はお勉強を始め、参考書を紐解き、よそ様のサイトをお訪ねするうちに、恐ろしい事実に気がついたのです。

これまでも疑問には思っていたのですが、それは

サイトに膨大な数のページを作っておきながらフォルダで管理していない

すなわち全部一緒クタ。管理がとっても大変です。逆にパソコンではフォルダ管理しているので、うっかりしているとリンク設定がメタメタに狂って不通ページを作る原因にもなっていたのです。

プロバイダーが対応していないのだろうと思っていたのでしたが、そーんな筈ございません。対応していないのは、初っ端から暴走してホームページを強引に立ち上げてしまった某編集長なのでした。

あああ、このツケは何故か秘書が払わにゃなりません。世の中理不尽だ。不条理だ。太陽が眩しいっ。

2003年5月6日(火)晴れ

頭が痛い、と言ったら、遊んでばかりいるからだ、と冷たく言われました。違います。頭痛の種が目の前にいるからです。ああだこうだなんたらかんたら、と口喧しいお方が。

これ入れといてね、と気軽にごそっと画像をお送りくださいましたな。それが何を意味するかお分かりですかな。100KBだの220KBだの400KBだのとサイズのでかい画像をそのままホームページに送り込む訳には参りませぬ。縦横が2600×3200pixelなんて画像をそのまま放り込む訳には参りませぬ。そんな画像は社会の迷惑です。編集長が過去にさんざんお入れになったこの類いの画像は、ほとんど秘書が加工し直して入れ直しましたっ。

スキャナのおまけの加工ソフトで、サイズを小さくしようとヒイコラ苦闘していたのをちっとも覚えておりませんでしょ。苦節ウン年、秘書は社長に直談判してやっとフォトショップを買ってもらいました。おかげでとっても楽になったのですが、それでもどかどか画像を持ってこられたのでは堪りませんっ。少しは秘書をいたわれっ。

と、時期外れのストライキを決行いたしましたが、同情してくれたのは、同じく虐げられている営業部長だけでした。物置きみたいな廊下みたいな秘書部屋とは大違いの豪華役員室には(何の役にも立たない)取締役が集まり、秘書の居眠り買い食いはあれこれ言うくせに、暴走する編集長はお目こぼし、一体何を取り締まっておるのかと思えば、柏餅持ち寄って宴会やっております。んもう、ええ加減にせいっ。むかっ腹が立つので、行き場を失っている狸皮を全部社長室に押し込んできました。

2003年5月5日(月・子供の日)晴れ 

休みの日に会社によりつくものじゃありません。通りかかったついでにちょいと覗いてみたのが運の尽き。秘書の机が埋め尽くされておりました。ちょっと留守をしただけなのに、酷い。非道い。悲怒い。否働いっ。

泣く泣く片付けることになりました。片付けていたら、これやっといて、と当然のごとくに書類をおいていかれました。こんなことをするのは一人しかおりません。仕事中毒は嫌いです。

2003年5月2日(金)~4日(日)晴れ

成り金ゴールドメタリックに光り輝くウィークエンドな連休DAYSを世間様は送っていらっしゃるというのに朝からせかせかしゃかしゃかキーボードをひっぱたいているのは、言わずと知れた秘書(いかん、日本語が乱れまくっとる)。

見境なく編集長が書き散らす原稿をせっせと拾い集めては加工しリンクを貼付けサイトに送り込んでおります。

その昔編集長はエディタで見よう見まねのタグを記述しては字ばっかしのページを作って試行錯誤で送り込んでいました。ある日編集長は、社長付きとしてアルバイトをはじめた秘書をつかまえて、得意げにパソコンの何たるかを説きタグの使い方を説き、うまいことだまくらかして丸め込んで秘書を助手代わりにこき使いはじめました。純情な秘書は、編集長の腹のうちに気付かず・・・ なんてことはどうでもいいです。編集長のこの性格を見抜けなかったおのれのおめでたさを噛み締めてもなにも生産されません。

問題は、プロ面して、ああだこうだ抜かしまくった編集長のどこがプロじゃい、ということ。よくもよくも嘘ばっかし教えてくれましたなあ。少し慣れてきた秘書がマニュアル本を紐解けば、「一発で出来ることを、七手間も掛けさせやがって、おちょくっとんかあ、コラア」

おっとっとと、お下劣なセリフを口走ってはいけません。秘書の高尚な品性が台無しです。ともあれ、たちまち諸々のパソコン業務が秘書の仕事となりました。身から出たジョブです。

で、本日秘書がせかせかしておりますのは、実は、うふふ、ちょこっとお出かけするからです。さる方面へ二泊三日ご招待で・・・ 秘書は相変わらずの耐乏生活を送っておりますが、なぜか秘書のお友達はお金持ちが多くて、今回はその一人の別荘でお泊まり宴会です。送迎付き・・・なのが、ゲロッピ症候群の秘書としてはちょっと辛いですが、なあにそこは睡眠薬みたいな強烈酔い止めを飲んでいきます。浮き世のしがらみは忘れて憎まれ愚痴も忘れて、むははは・・・

・・・・・・・

やっぱり大ゲロッピになりました。でも楽しかったです。御馳走食べて近くの温泉に浸かって天気はいいし空気はいいしパソコンはないし編集長はいないし。人間、たまにはババンと遊ばなくっちゃ。

2003年5月1日(木)晴れ

怒濤の四月が終わりました。ふう。

本日はバンコクの労働者の、いえ万国の労働者の祭典、メーデーです。ずーっと保守反動もしくは弱小零細企業に勤めておりました秘書は、一度も参加したことがありません。

最初の職場はお堅いことで有名でして、研修担当の人事課長が新入社員の心得の時間に、あっちの組合(第一組合)にはいっちゃいけませんよ、と第二御用組合をお勧め下さいました。第一組合は変な人ばっかりで、関わると出世に響くらしかったです。タイムマシンがあったなら、我が社の編集長がオルグに行って研修を引っ掻きまわしたことでしょう。

当時、政治にこれっぽっちの興味もなく、身の回り半径500メートル以上はどうでもよかった秘書は、ハーイと返事をして第二組合に入りました。実に素直な社員でした。

でも、振り返って思うに、研修中に大酒食らって二日酔いになって、その頃必需だった算盤の初級認定も落っことして、同類の数名と一緒に研修会場で名前を読み上げられて、だけどちっとも算盤を覚える気がなくて、と、始末の悪い新入社員でもありました。当時秘書は花の18歳でした。

次が組合のない会社。先輩が喫茶店に集まって組合結成の相談をしていましたが、ノンポリパープーの秘書はまたしても無関心。社長とタメ口をきいておりました。

その次は労組業界では有名な反動会社(の系列会社)。親会社は神様です。組合作ったら即取引停止、と通達されていました。月200時間近い時間外労働をしましたなあ。残業というより仕事した後の残り時間で最低生存条件を満たしてました。結構楽しかった、という記憶は、当時若かったからです。今ならそんな労働、絶対イヤです。

その後は労働基準法?ふん!公私混同セクハラパワハラなんのその毎日がバトルやられたらやりかえす、といった日々でありました。もう今さらメーデーで旗振る気などありませぬ。こうして人間は保守化してゆくのです・・・

と長々詰まらぬ話をした後で、本日のメーンエベント!小部屋がちょこっと変わったと思いませんか。なーんも変わっちゃおらんて? Macの方は代わり映えしないかも。Windowsの方、変わっていませんか? 実はページ作成ソフトをPageMillからGoliveに変えてみました。

いやー、大変でした。同じAdobeの製品だから、ちょろいもんよ、と考えていたのに、これが違うんです。indexページを開いてみたら、化ける化ける。今までもMacで作っていたので、Macでは揃えた所がWindowsではズレズレだったりしましたが、GoliveにきりかえたらMacでもぐちゃぐちゃ。

慌てて、マニュアル本を買ってきたのですが、どこぞの某編集長ではありませんが、マニュアルなんぞ読む気しねえよお、なのです。じっと堪えて拾い読みしようとして、訳のわからなさに切れました。本が悪いのではありません。きっと秘書の頭が悪いのです。

テーブルを多用しているindexページを更新するのは止めよう、という結論に達したのは、半日も格闘した後でした。その点、秘書の小部屋ならシンプルだし、間違えてぶちこわして更新できなくなっても、どうせここのところ、真面目に更新してないんだし、また2週間くらいほったらかしたってどうってことないし・・・(読者の皆様、申し訳ありません)

とやってみました、小部屋の改装。うまくいくようでしたら、今後は新ソフトに切り替えてまいります