秘書の小部屋
2010.4

  顔が笑っていないトラ。手招きにのると喰われる  

へーいへーい幸運の虎だよ~
縞狸じゃないよ~
大人の水疱瘡日記
突発性難聴

2010年4月30日(金) 晴れてうらうらと暖かく

ほほほ、貧乏会社はカレンダー通りの営業をしとります。昨29日はめでたく休みまして、本30日は出勤してしこしこ請求書なんぞを書いてます。今月は暇でしたなあ。最低生活費に満たない稼ぎになりました。

けど、暇なら暇でやることはあるざます。某社の某編集長の後始末も勿論ですが、海の向こうの同居人にも、家に置いていったあの画集が見たい、なんぞと気楽に申し付かりまして、せっせとスキャンしてはメールで送っています。

スキャンして画像形式を変えて軽くするなんぞはいつも内職で嫌というほどやっておりますからお手のもの・・・の筈でした。なぜかスキャナが言うことをききません。続けてスキャンしようとするとプシューみたいに終ってしまいます。もう一度立ち上げると「接続されてない」とかぶちぶち申しまして、お手上げになって再起動してもだめ、キャッシュを捨ててもダメ、ドライバもソフトも削除してサイトから最新版を持ってきてもだめ、別のパソコンに繋いで以下同でダメ・・・

で、1日が暮れてしまいました。

壊れたんです、きっと。2000年に購入したものです。某編集長がお得意の「一番安いのをくれ」と言って買ってきたものです。9000円以下だったはず。10年使ったんです。1年900円・・・壊れても文句は言えません。

新しいのを買うぞ。

ときっぱり決意して、熱帯雨林で買ってしまいました。28日のことでした。

Canon CanoScan LiDE 200 2924B001です。7,664円です(一番安いのを買ってしまった・・・)壊れたスキャナは Canon CanoScan N656 でした。性能は向上して価格は安くなりました(のはず)。30日に自宅に届くそうです。

ということは、30日は仕事場でスキャン作業が出来ない。

むむむ・・・ 余ってるスキャナがあります。編集長がpowerbook時代に使ってたSharp JX-250。けど、USBじゃない・・・接続できない。だいたいXP用のドライバがあるんでしょうか。ゲッ、MEもしくは2000までだ。(MacだとOS9まで)

むむむ・・・ 自宅に1個あります。同居人が98SEで使ってたやつ。fujitsuの1200CU/WM。これも1999年産と古いけど、JX-250よりは新しい。ええと、ドライバダウンロードサイトに行って・・・げっ、XP非対応ですとぉぉぉ。そんなぁぁぁ。

と簡単に引き下がってたまるものですか。抜け道はあるはず、とネット検索しましたら2つ方法が出てきました。

1は2000用のドライバをレジストリを書き換えてインストールするというもの。む、これはちょっと。

2は、製造元のMustekのサイトにいけばXP用ドライバがあるからそれをインストールするというもの。

2で行きます。というわけで本日朝、自宅からスキャナかついできました。で、ドライバを4回に分けてダウンロードして、インストールするよん。それっ。

でめでたく使えるかと思ったら、Windowsのシステムにインストール拒否されました。ロゴがどうとかこうとかで、それでもインストールしたければしてもいいけど、システムが機能しなくなるかもしれないけど、本当にインストールするの。

そう聞かれて「はい」と返事が出来るほど豪胆ではありません。えーん、しくしく・・・

で、ここで閃く余計な考え。MEのメビならインストール出来る・・・

インストールしました。スキャンも出来ました。めでたしめでたし・・・ですが、メビは編集長室にあります。いちいちそんなとこまでスキャンしにいってられますか。なにやってんでしょ、秘書は。休み明けに新しいスキャナをインストールして秘書部屋でスキャンしますよーだ。

で、ついでに余計な仕事発生。編集長はパソコンのお手入れを一切なさいません。久し振りにメビウスを立ち上げてみれば、ウイルスソフトの期限が切れています。MEに使えるアンチウイルスソフトのavast!は期限が切れたら再登録が必要ですからね、ねねね、としつこく言っておいたのに。

で、avast!のサイトへ行って再登録しました。このあとメールでライセンスキーが送られてきますからそれを鍵穴にいれなくてはなりませぬ。

で、なんでだか本日、壊れた筈のスキャナCanoScan N656が動いてます・・・

2010年4月22日(木) 雨

お寒うございます。本日はよう冷えとります。昨日は25℃くらいになりましてほとんど夏でした。そのつもりで薄着してましたのに、外を歩くと汗だらだら・・・ 夜お家に帰ってからも暑くて、あろうことか夜中に蚊の襲撃を受けました。どっから来るんじゃ。

こっから来ます。自宅の風呂場の湯船の下の閉鎖空間から。一年中水気があって一年中暖かくて、蚊にとっては理想的なすみかです。以前の夏、どうも風呂に入っている時に蚊に刺される、はてな? と思っていたら、そんなとこから出勤してたのでした。

夏のその時は、熱いシャワーを湯船の下にくまなく撒布しましたが、それぐらいで動じる相手ではありませんでした。ならキンチョリンコするか? いえいえ、秘書はあの類いのガス噴霧が苦手です。幼少のみぎり、アースの手押し噴射器の直撃を受けてむせたのが心の傷となって残って・・・(それにしても今は亡きお父様、いくら子供秘書に蚊が吸い付いているからといって子供ごと攻撃するのは酷い。)

その夏、しばらく悩まされてからふと思いつきました。

その頃、水蒸気を噴射してしつこい汚れを落とす器械が流行っていました。いえ流行りのピークは過ぎて忘れかけられていた時期です。テレビ通販に乗せられて、(欲しい)けど(高い)と指をくわえていた秘書は、今は亡きラオックスの棚に1個だけ処分価格で残っているのを発見して即買ってしまいました。

得した~

と思ったのですが、早速使って、なぜあっという間にブームが去ったのかを知りました。すなわち、テレビでやってたほど汚れが落ちんのだよ。

それっきりしまい込んでいましたが、あれは理論的には高温水蒸気が出る筈。あれで湯船の下を高温攻めにしちゃえ~。

自分が攻められる側だったら絶対嫌なこの対策は功を奏しまして、その後は蚊の来訪はぷっつり途絶えました。安心し切っていたのですが、またどこからか潜り込んで一族繁栄していたとは。昨晩は眠気に負けて、夜中水蒸気噴霧する気にはならなかったのですが、今夜こそは盛大に高温蒸気を撒き散らしちゃる。待っとれよ蚊ども、むあっはっは。

さて(と唐突に)、昨日4月21日は「秘書の日」でした。憎まれ愚痴社の秘書が勝手に決めたのではありません。1952年にアメリカの秘書協会が決めたんだそうです。4月の7日間ある週の最後の水曜日で、この日は上司が秘書にプレゼントをくれるのだそうです。

ふーん(何も貰ってないぞ)。

(憎まれ愚痴社)秘書は、自主的に秘書と名乗っているだけであって、社は実質空中分解しちゃったもので、実態は無給家政婦(女中だとpolitically incorrectだそうで)みたいなもんで、某オヤジの後始末ばかりしてます。

某オヤジ様、ますます一人で仙人みたくなってきました。この前お風呂に入ってから何週間経ちましょうか。ご本人は平気でも周囲の下々が大層困ります。「入って下さいまし」「今夜入る」という会話も連日では効き目がなくなります。困った困った・・・

と嘆いても解決しません。最近読んだ本によりますと、女は「男が問題を理解しようとしない」ことにいらつき、男は「女が問題を解決しようとしない」ことにいらつくのだそうです。そうですか。

ならば嘆くより解決方法を探しましょう。なぜ風呂に入らないのか。多分夜になるとめんどくさくなるから。なら昼に入れてしまえ。と話を持って行くと、ほいほいと入りました。御仁曰く「夜はテレビを見るから(風呂に入る暇がないと)」。

すっきりさっぱりしたのでしょう。少々元気になりました。入浴効果が現れたのか、翌朝(すなわち今朝)、往年の編集長復活。以前編集長はテレビ番組や新聞記事にいちいちご意見を申し上げておりました。どうやって? 電話してです。よく電話で喧嘩してましたなあ。新聞社によっては爺担当の係の方もいらしたようで、気分良く長電話したことも。(爺当番は気の長い方でないとつとまりません。)

朝ご飯も後回しにして、テレビ局と新聞社にご意見を申し上げておりました。往年と違うのは、名を名乗らなかったこと(聞かれなかったのかも)。もちろん電話口で「バカヤロー」と罵声を上げることなく、穏やかに穏やかに・・・

秘書は、御仁の番人なのでしょうか。

2010年4月14日(水) 晴れ

近頃気温の急上昇激しく、昨日と今日とで15℃くらい違うことが頻繁です。いよいよ夏かと思えばあっという間に冬に逆戻り。天気予報の方々が嬉しそうに気温グラフを示して解説してます・・・

本日は寒いだの暑いだの言われても、体も頭もそうそう切り替えできません。冷え性の人びとはいつまでもモコモコ着込んでますし、気の早い人びとは半袖で颯爽と。かくして、汗びっしょりかいて冷え込んでとか、気力だけでは寒さを凌げなかっただとかで、風邪ひき出来上がり。

秘書はモコモコ汗かき組です。喉をやられました。夜お布団にくるまってスヤスヤいい気持ちという頃合いに古本古本が始まりまして、違うコホンコホンと咳が出始めまして半病人気分。朝起きると治まってますので、病欠する訳にもいかないし。

内職が重なって忙しかったのが、いきなり暇になりました。暇となったらすることがないのが我が社。数年前までは編集長の無理難題をこういう時期に片づけていたのですが、現役を降りちゃった(らしい)編集長はサンデー毎日な日々で、一切発信しなくなりました。ついでに人生も余生に突入してしまったような・・・

編集長がパソコンの画面を見ながら大欠伸してます。欠伸はうつる、といいます。秘書は必死に口を真一文字に結んで、見ないフリをします。おかげで肩がガチガチに凝ります。

いかんです、こんな日々。

というので、ベランダ家庭菜園憎まれ愚痴社版を始めました。

秘書の決意に先立つ昨年、何を思ったか編集長がトマトを育てると言って苗と鉢を買って来ました。ついでに培養土も買ってくればよかったものを、この年代は水と空気と土はタダ、みたいな感覚があるのか、以前住んでいた場所近くの空き地から土を掘ってきました。

ご近所は元農地だったところが多いので、少し掘るとふかふかした良質の黒土が出てきます。が、編集長が掘ってきたのは粘土質の赤土。トマトに限らず、野菜の栽培には不向きです。そう秘書が言っているのに、自分の作業に絶対の自信があるのか、秘書の言うことは全部無視することに決めたのか、そのまま植え付け。

結果は推して知るべし。4本の苗のうち1本は買った時に1個実がついていました。秋になって収穫できたのはその1個だけ。高いトマトじゃ。

秘書はというと、秘書んちで余っているプランタと培養土を担いできて、ついでに繁りすぎたアロエもちょん切ってきて、トマト鉢4個をアロエ鉢にし、プランタは培養土を入れキャベツ、白菜、ニンジンのキレッパシを埋めました。今のところ順調に育ってベランダに菜の花もどきの花畑が育ってます。

バケツ利用の鉢には、カボチャの種を投入。そのうちうじゃうじゃ生えてくると思います。もう少しすればゴーヤも出回りますからその種もどこかの鉢に投入しましょう。そうそう、ジャガイモも芽が出てしまったら埋めればいいし。サツマイモもできそう。タマネギだって芽がでたら・・・(芽を出す前に使い切るべきです。)

それにしても本日は冷たい風がふきますなあ。昨日なんぞは初夏なみに気温が上がったお陰で秘書室のパソコンのHDが53℃になっちゃって警告音が出まして扇風機を当てて冷やしました。本格的な夏が思いやられます。

2010年4月6日(火) 晴れ

小嘘もつかずに四月馬鹿も過ぎて面白くもない日常の新年度が開始。

といっても貧乏会社に新年度事業計画も予算もある訳なく、ただひたすら昨日の延長で今日が暮れる・・・ 某編集長の毎日ですが某編集長にはそれでよろしいのでしょうが前途ある有能な秘書がこんなんでよろしいのでしょうか。と聞くまでもなくよろしくありません。

かくして、じたばたじたばた・・・

しかし蒔かぬ種は生えぬ。その前に土がなければ蒔けないし・・・はあーっ

と愚痴を並べていたらバチが当ったのでしょうか、いえバチじゃありません、内職が大当たり4件同時進行。嬉しいんだけど、もちっとこう、バランス良く入ってこないものですかね。シコシコシコ・・・週末も3日は楽しく花見宴会しましたが翌日曜日はお家で校正をシコシコシコ・・・

花見での話題の一つに「いつまで働くか」というのがありました。秘書は勿論「65まで(年金貰えるまで)」。なんでこんなことが話題になるかというと、宴会メンバーに「早期退職して悠々自適」なのが複数混じっているからです。勿論まだ年金受給まで間がありますが、そこは現職時代に高給取りですから余裕しゃくしゃく。ハッピーリタイアメントというヤツです。他のメンバーも現高給取りです。尾羽打枯らしている貧乏鳥は秘書一人。今リタイアしちゃったらこの先生活が行き詰まります。

が、働かなきゃならないのは考えようによっては幸いなのかも。とにかくどうやって日々無事乗り切るかで毎日無い頭をフル回転させていられる間はボケてるわけにいかないし。秘書はお母様の晩年の様子を思い出すたび「ボケを避けられるものなら避けたい」と思うのです。

(年金制度が崩壊しちゃったら生涯現役でなくちゃ、と今気づきました。恐ろしい。)

編集長情報はこちら:ブログ「愛爺の憂鬱な日々」http://ig-blues.cocolog-nifty.com/blog/


トラ トラ トラ トラ トラ