インターネット週刊誌 “I.eye.愛” (aiaiai!)

『憎まれ愚痴』

1999.8.13.(金)発行:残暑夏休み編集・33号

目次


ユーゴ戦争特集(12)

●訪米報告(1):ユーゴ戦争で米ユダヤ人社会に亀裂

 人類集団は常に、その集団に固有の神話を必要としてきました。アメリカの場合は、メイフラワー号に始まる建国神話、民主主義の神話がありました。ところが、今や、コロンブスは侵略者、アメリカ憲法は奴隷制容認、つまり、原住民無視、黒人差別の不人気神話となり、かてて加えてヴェトナム戦争でも敗北と、次々に神話が崩壊しました。そこへ急速に浮上したのが、旧約聖書の「出エジプト記」に相当する「迫害との戦い」、「ホロコースト神話」であり、その共有化でした。
 今、その神話の利用のエスカレーションとして、ユーゴ侵略が行われているのです。 ⇒全文を読む

●訪米報告(2):KLA sag(ゴロツキ)か、NATO & G7 sagか?

 1999.7.31.ニューヨーク市で開かれた独立国際戦争犯罪法廷では、NATOが実質的に手を組んだKLA(コソボ解放軍)のことを、実にアッサリと、KLA sag(ゴロツキ)と呼び捨てにしていました。この、CIAがらみの麻薬密輸で武器を仕入れる方式の傭兵部隊について、日本では、あまりハッキリとした批判報道は見掛けませんが、KLA sag(ゴロツキ)は、実態に則した表現に違いありません。しかし、元・中国からの引き揚げ者の子供、元・敗戦国、現・アメリカの末っ子州の住民としては、この表現には、どうも馴染み切れませんでした。物悲しくなるのです。
欧州最貧国アルバニア 『日本経済新聞』(1999.8.9) 汚職体質根深く 治安・基盤に課題 救いは労働コスト バルカン安定のカギ握る ⇒全文を読む


緊急連載:ユーゴ人道介入の口実「虐殺」デッチ上げ

(その5) 100年前の至言「嘘のニュースは世界を一周」

 アカデミー業界がまき散らすメディア論の決定的な誤りは、技術が進歩すれば、情報が共有され、民主主義の前進に役立つと言う類いの「バラ色の未来」論である。事実は、全く逆で、技術が進歩すればするほど、情報取得の格差は広がり、一般庶民はガラクタ情報で騙され続けとなる。これを私は、情報エレキテルの黒魔術と名付ける。この黒魔術が、今度のユーゴ戦争では、さらに破廉恥な、エスカレーションを示した。 ⇒全文を読む