京大ユニセフクラブ2002年度11月祭研究発表
「水家族」

1 はじめに

第1章 私たちが日々使っている水(文責:金)



2001年度の世論調査のひとつに「水に関する世論調査」というのがあります。その結果の一部を抜粋して以下に載せています。少し見てみましょう。


                           
(理由:a水は限られた資源で大切にせねばならないから、bたくさん使うと家計にひびくから、c使えばそれだけ川や水を汚すことになるから、d役所などから節水の呼びかけがあるから)

 何がわかるか、という前にまず水を「使う」ということの意味を明確にしてみたいと思います。水を「使う」というとき、ひとつは水を飲んだり、料理に用いたりしています。この場合は水を「使う」ことはそれを体内に「取り入れる」ということを指しているようです。また私たちの日常を振り返ると起きてから寝るまで水にかかわっています。トイレ、風呂、洗濯、台所などで水を「使い」ます。この場合の「使う」というのは「洗い流す」といった作用が共通しているようです。 

       → 「取り入れる」
水を「使う」 
       → 「洗い流す(流す)」 

このように水を「使う」ことを二つに分けてみます。回答の選択肢からしてここでは「使う」というのは「洗い流す(流す)」ことであると考えたいと思います。
 そこでグラフについてを見ていきます。「水の使い方」という項目では65%近くの人が程度の差はあれ「節水」を意識しています。そこでその65%近くの人に対して節水をしている理由を尋ねたところ(図1)、「水は限られた資源で大切にせねばならないから」という理由に賛同したのは8割近くである一方、「使えばそれだけ川や水を汚す」ということに賛同したのは2割ほどに留まっています。このように水を使うことが川や海を汚すという意識は低いようです。果たして「水を使う」ことは「川や海を汚す」ことにはならないのでしょうか。 ここでは主に「私たちが日々使っている水」(家庭排水)に焦点を当てて水の使い方にかんして検討していきたいと思います。 



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