1997年度前期活動報告


 

例会

  例会は、ユニセフクラブのこれからの企画や運営について話し合う場です。昨年から始めた例会後企画も定着しました。毎週金曜日です。
  日時 例会後企画
4月4日 ミニ学習会「視覚障害について」
 視覚障害者とは。白杖、音響信号、点字ブロックなど生活の中のことについて。点字や拡大文字など情報処理について。
4月11日 From The Press 援助交際についての記事から
4月18日
4月25日
5月2日 ミニ学習会
 今年の春に行って来たフィリピンスタディーツアーの報告。パンパンガ・デルタ開発プロジェクトでは、日本のODAを使って開発が行われていました。
5月9日 ワークショップ
 「ひょうたん島ゲーム」:ひょうたん島にパラダイス人とカチコチ人が流入して来ました。どういう政策を取ればいいでしょう?それぞれが役柄になりきって討論するなどして、盛り上がりました。
5月16日 From the Press 臓器移植法案について
5月23日 ミニ学習会「ODAの基礎知識」
 世界一の額を誇る日本のODA、そのODAの使われ方については以前から数多くの批判がありました。今、NGO、経済界からの批判もあり、ODAは転換期を迎えています。このODAについての基礎知識を学習しました。
5月30日 ワークショップ「親の権力」
 もしあなたが親になったら、子どもの行動に対してどんな「しつけ」をしますか?また、どのような「しつけ」が望ましいのでしょうか?「しかる」「理由を説明」「何もしない」などの選択枝を選び、場面ごとに話し合いました。
6月6日 新歓コンパ
 「ちくわ」にて、新歓コンパが行われました。
6月13日 From the Press
 神戸須磨区の淳くん殺害事件に絡んで、レンタルビデオ店に捜査当局が任意で顧客リストの提出を求めた件について、その是非を討論しました。
6月20日 ミニ学習会「北朝鮮についての簡易報告」
 現在水害により、危機的状況にあると言われる北朝鮮に対し、日本は支援を行うべきか否か。北朝鮮の基礎知識と、現在の状況を把握した上で、ディベートを行いました。
6月27日
7月4日 ワークショップ
 多文化共生についてのワークショップ。日系人小学生のいじめ退学の新聞記事を取り上げ、そこから原因が何だったかを議論し、多文化共生社会を作り出すための取り組みについて考えた。
7月11日 From The Press
 神戸須磨区の小学生殺害事件について。「フォーカス」と「週間新潮」が容疑者の顔写真を掲載したこと、教師が授業でその記事を生徒に配布したこと等についての是非を議論した。
7月18日 大文字山コンパ
 例会後大文字山で夜通し宴会が行われた。
9月5日 ワークショップ
 この夏北海道を旅行してきたという下向さんが、「もし北海道が日本から独立したらどうなるか」という壮大なテーマを元に、農業・漁業・文化・スポーツなど様々なデータをもとに、日本と北海道がどう変わるかについてのシュミレーションを行いました。
9月12日 ミニ学習会
 香川県豊島における産業廃棄物不法投棄事件について。豊島に大量の産廃が不法投棄されていた事件で、不法投棄の現状と、事件が起こった経緯、発覚から調停が和解に至るまでの学習会を行いました。
9月19日 From the press
 勉強とやる気について。やる気のある勉強と嫌々やる勉強は違う? 一人一人の経験を元に、勉強とは何か、やる気はどうやった起こるのかから、現在の義務教育の是非にまで議論が発展しました。
9月26日 ワークショップ
オーストラリアのアボリジニーのことを扱ったロールプレイ。開発と文化の対立など。

 

 

新歓学習会

  新入生を対象として、南北問題や途上国について基本的なことを知ってもらおうと毎年開かれています。今年は計5回行われました。各回とも新入生の積極的な参加もあって、有意義なものになりました。
  日時 例会後企画
4月23日 第1回「自立を求めて〜フィリピン・ネグロス島の人々の試み」
5月7日 第2回「日本の民族問題」
 これも毎年恒例の新歓学習会の第2回。「日本の民族問題」ということで、在日韓国朝鮮人についての学習会を行いました。今回は京大に在籍している在日韓国朝鮮人の方に来ていただき、貴重なお話を伺うことができました。
5月13日 第3回「森林破壊」
 森林破壊の危機から地球を救うために「ぼくたちに何ができるのか」「もっと大きなレベルで何ができるのか」について議論しました。今年はCOP3もあり、環境問題についての関心が高まっているようです。
5月20日 第4回「外国人労働者問題とは?」
 なぜ外国人労働者は危険を冒してまで日本にやってくるのでしょうか?外国人労働者問題の背景にあるものを考え、「受け入れ」「部分的受け入れ」「排除」「分からない」に分かれてディスカッションを行いました。
5月29日 第5回「食べ物から見えるもの」
 新歓学習会の第5回は、身近な食べ物を通して日本とアジアの国々との関係を見ていこうということで、具体的に、バナナ、マグロ、エビ、ペットフードを取り上げました。また、フェアトレードなどの取り組みについても取り上げました。
6月4日 第6回「子どもの権利」
 新歓学習会の最後は、「子どもの権利」ということで、子どもに関わるいろいろな問題、条約、考え方などを取り上げました。途上国の子どもたちの問題と日本や先進国の問題を同じレベルで捉えることで、その背後にある構造的な問題が見えてくるのではないでしょうか?

 

 

新入生読書会

  新入生読書会は、「バナナと日本人」「台所からアジアを見よう・バナナ」「エビと日本人」「有機エビの旅」の4つをセットで読むことになっている。すでに4冊とも読み終わっており、それぞれがバナナやエビといった身近な食品の裏側にある途上国の影の部分について、また貿易や多国籍企業の現状や、フェアトレードなどの取り組みについて知り、考え、議論することができた。

 

 

古本市 

   例年通り今年も4月17日、京大法学部中庭にて法学部中庭で古本市を行いました。この古本市は3月から回収箱を生協に設置し、回収、分類、値段付けをして廉価で販売し、収益金を日本ユニセフ協会やNGOに全額寄付するという趣旨のものです。今年は写真展も同時開催し、大盛況でした。

 

 

NGO訪問

  今年もNGO訪問が行われています。その目的は、4,5月に行った古本市の寄付のためにそれぞれのNGOの活動知りる必要があること、新入生の入ってくる時期であり、NGOの活動を実際に見聞することは新入生にとって有意義であること、の2つです。6月27日現在までに、国際子ども権利センター、APT、日本ユニセフ協会、JIFH、多文化共生センター、CFFC、緑の地球ネットワークのそれぞれのNGOに訪問させていただき、お話を伺ってきました。

 

  公開ワークショップ
「第3世界とわたしたち〜本当の豊かさとは」
  国際子ども権利センター代表の粟野真造さんをお迎えして、公開ワークショップを行った。テーマは「第3世界とわたしたち〜」ということで、第3世界との関わりを見つめていく中で自分たちの生活を見直そう、本当の豊かさとは何かを見つめ直そうという構想の基に開かれた。主なワークは「グローバル・ビンゴ」と「ニーフさんの表を使ったワーク(ワーク名不明)」の2つ。(6/28 京都市学生研修会館)

 

 

新歓合宿

  今年も6/28.29の2日間に渡って、千本えんま堂にて新歓合宿が開かれた。今年はワークショップに重点を置いて、ファシリテイターにAHI(アジア保健研修所)の池住義憲さんを招いて2日に渡ってゆったりとさまざまなワークが行われた。テーマは自己規制、差別、TROP、などについて。夜は夜で宴会があり、大騒ぎだった。詳しい報告は同じくユニトピア今月号に掲載予定である。

 

 

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