『タイ買春読本』について

　この本は、タイでの買春の一種手引きとなるような内容の本です。静岡県は県の条例でこの本を「有害図書」に指定しました。

　図書館問題研究会は、この本の内容について支持する意思は表明しません。また、図書館問題研究会は、いかなる国・地域においても売春・買春を容認する立場には立ちません。

　当会が指摘したいのは、問題がある本だからといって、県民の目に触れないようにすることが、問題解決には決してつながらないということです。

　問題について、県民の間で論議をするためには、関係する資料を図書館は提供する必要があります。それができなければ、図書館としての機能をまっとうできません。

　そこで、静岡県知事に対して次の要望と申請を提出しました。