長野県伊那市でドコモ基地局を再計画

今度は隣接地区に造らせろという

□のどかな伊那谷を壊すな
 愛知県豊橋と長野県岡谷を結ぶ飯田線は、長野の伊那谷を縫って走るロ−カル線として人気があります。
 伊那市は人口7万4千人です。米・野菜・果樹等の農業がさかんな一方で、伊那テクノバレ−があり、電子・機械等のハイテク団地もあります。市内を天龍川と三峰川が流れ、南アルプス・仙丈ケ岳の雄姿が見事です。
 そこに、ドコモの携帯電話基地局建設計画が、8月中旬に提案されました。当初は、今年7月に隣の地区にドコモは基地局を建てようとしましたが、拒否されてしまいました。そうしたら、今度は、すぐ隣の地区に提案してきたのです。高さは14.9メートルです。

□2004年にも反対運動があった
 ここには、2004年5月にも、ドコモの基地局反対運動がありました。2001年に、ボ−ダフォン(現ソフトバンク)の基地局が建ちましたが、基地局から3メートルに住んでいる人が電磁波過敏症になり、さらに、住宅周辺にはタンポポ等の奇形種がいくつも発見されました。
 そうした経緯から、2004年5月に行われたドコモ基地局説明会で、多くの住民は不安を感じ、地主も土地を貸さないとドコモに伝え、基地局建設は中止になりました。

□また出してきた同じような計画
 しかし、それから3年以上が経ち、ドコモは再度提案をしてきたのです。そしてまた反対されたので、隣接の地区に代えました。ところが、そこは前の地区の境目の地点であり、あまりにも人を食った提案です。
 住民たちは当会から講師を招き、10月20日に近くの公民館で学習会を開き、25名が出席して、反対していくことを確認しました。
 学習会後に有志で交流会をもちましたが、なかなかユニ−クな方が多いです。


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