海外情報

(抄訳 TOKAI)
マイクロウェ-ブ・ニュ-ス2001年11〜12月号より

電気労働者はル−・ゲ−リック病と関係

〜英国ド−ル委員会が報告〜

◎筋萎縮性側索硬化症(ALS)のこと
 NRPB(英放射線防護委員会)内に設置されている「非電離放射線諮問小委員会」(AGNIR=座長のリチャ−ド・ド−ルの名をとってド−ル委員会)は11月8日に「電気関係に従事している労働者は極低周波電磁波を浴びるため、ALS(筋萎縮性側索硬化症=ル−・ゲ−リック病として知られる)と関係する可能性がある」と報告で発表した。
 ド−ル委員会は多くの疫学研究から電気の仕事とALSを関係づけているが、ロスアンゼルスの南カリフォルニア大学のデニス・ディ−ペンとブライアン・ヘンダ−ソンが1986年に発表した疫学研究を拠り所にしている。

◎アルツハイマ−にも少し関係か?
 またこの報告では「極低周波電磁波がパ−キンソン病の原因と考える十分な証拠はないが、アルツハイマ−病の原因となる僅かな証拠はある。」とし、アルツハイマ−病との関連は確定も除外もしなかった。
 また極低周波電磁波とALSとの関係は電磁波を長期間被曝する影響より電気ショックの方が影響している可能性がある」と述べている。
 ド−ル委員会の結論は「カリフォルニアEMF計画」のドラフト(草稿)報告の結果とほぼ似ている。


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