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阿媽たちのまなざし

台湾の元日本軍「慰安婦」被害者の現在

・日時:2006年4月20日(木)午後6時から8時まで(オープニング)
    4月21日(金)午前10時から午後8時まで
    4月22日(土)午前10時から午後8時まで
    4月23日(日)午前10時から午後7時まで
・場所:中野ゼロ 展示ギャラリー(本館地下)

写真展のお知らせ (写真展は終了いたしました)


台湾の日本軍「慰安婦」被害者9人が、日本政府に謝罪と賠償を求めて東京地裁に裁判を起こしたのは1999年7月でした。そして、被害者たちの悲痛な証言を聞きながらも、その被害の事実を一顧だにしない血も涙もない判決が出たのは2002年10月15日、ろくに審議もないまま、たった4回で控訴審判決が出たのは2004年2月9日、最高裁で棄却されたのは2005年2月25日でした。

全面敗訴という厳しい現実の前で、台湾の阿媽たちは、「裁判では負けても私たちの心は負けない」と涙をふきました。自分自身が被害者であるのにもかかわらず、その被害を受けた自分を恥じ、長い間社会の隅に隠れるようにし、誰にも気づかれまいと息をひそめて生きてきた阿媽たちが、「自分は被害者であり、自分を恥じることはない」と歩み始めていく様は、私たちに深い感銘をあたえるものでした。

その阿媽たちに、自分自身をむき合わせるようにして撮影してきたカメラマンの写真展を日本で開催することができるようになりました。

裁判は終わっても、阿媽たちの苦しみは終わったわけではなく、現在も自分自身を取り戻し、解放していく歩みを続けています。

ぜひ、この写真展にいらしていただき、阿媽たちのまなざしを受け止めていただけたらと思います。

<★カメラマンの紹介>

カメラマンの紹介