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●写真展のお知らせ


「私が表現しようと選んだのは―激しく移り変わる時代を生き抜いた年老いた女性たちです。
身体の主体性をとりもどし、自分の価値を意識するに至る過程を経て、60年以上被り続けてきた
お面をはずした彼女たちの生命の強靭さと勇気は、もっと多くの人に感受されるべきです。」

台湾台南人、1960年生まれ。国立台湾芸専卒、現在「中国時報」撮影センター主任。
作品に「悪魔と戦争―麻薬と戦う日々」、「中国の漁業労働者の旅館―海上の船の家」などがある。「台北ニュース写真集」優勝、「第一回中国国際ニュース写真賞」の現場人物部門で金賞。



沈 君 帆 Shen,Chun-fan

「歴史は後戻りできず、抹殺もできないのに、容易に忘れられます。ひとりのカメラマンとして時代を検証
することの重要性を身をもって認識しなければなりません。
これは私たちが唯一できる、しかも神聖な本領です。」

台湾台南人、1976年生まれ。輔仁大学心理カウンセリング科卒、世新大学平而伝播科技学科撮影班卒。現在「リンゴ日報」のカメラマン。劉振祥のワークショップで助手を務めた。


矢 嶋 宰 Yajima Tsukasa

「私は肖像写真で表現することを選びました。一人ひとりの被害女性と向き合って、心の通いあう写真を社会に提供することで、彼女たちと私たちの間の深く広い溝を見い出せると思ったからです。」

日本・群馬県出身。1971年生まれ。早稲田大学インド史科卒。韓国の「ナヌムの家」でカメラマン兼研究員としてボランティアをしていた。韓国、台湾、中国の「慰安婦」被害者を撮影し、2005年に「DAYSJAPAN」の女性記録映像賞を受賞。韓国ソウルで「断絶の系譜―日本軍性奴隷生存者の音と映像による展覧会」に出展。

<撮影者紹介>

黄子明 Huang,Zi-Ming