[投稿]「私はテロとは戦いません」−−“太田総理”の弁論(?)に聞きいってしまいました
−−「もしあなたが、自分の子どもや家族を目の前で殺され病気にされて・・・絶対やったやつを恨むでしょう。ますます憎しみをつのらせるでしょう。でしょ?」

 先日、14日の「対テロ戦争加担反対学習会」に参加した者です。その時発言しました「テレビ番組」について、説明の投稿をさせていただきます。
 10月12日(金)の夜、何気なくテレビをつけると、爆笑問題の太田光氏が大声でどなっていまして、「いつものお笑いか?!」と思いきや−−−−日本テレビ夜8時からの「太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中」という番組でした。「テロ特措法」が焦点化している中で、太田氏が架空の総理大臣となり、「私はテロとは戦いません」という政策を提示し、賛成派(民主党議員、タレントなど)と反対派(自民党議員、評論家など)に分かれてディベート(論戦)を展開する、というものでした。そこで「太田総理」の弁論(?)に聞きいってしまいました。 
 「アメリカがテロとのたたかいを始めてから、テロは減るどころか、激増し続けている。テロとの闘いが、より一層人々の憎悪を強めている。アメリカはイラクに劣化ウラン弾も落とし、白血病で亡くなる子も増えている。想像してみて下さい。もしあなたが、自分の子どもや家族を目の前で殺され病気にされて・・・絶対やったやつを恨むでしょう。ますます憎しみをつのらせるでしょう。でしょ? 追い詰められた人々の恨みをはらす手段が、テロしかない人もいるのではないの?そこを見ないと・・・。」「そもそもテロリストってなんなの?あなたたちは、どんな人と規定しているのか?はっきりしていないのではないの?僕自身だって、いつテロリストになるかもしれない、今後そういうこともありえる、と思う。」「第二次大戦で、アメリカの攻撃に反撃しようとした日本もテロリストになるのではないの?(このあたりの発言の要旨・真意はよくわかりませんでしたが)」「アメリカの言うことばかり聞いているのではなく、今こそアメリカに異論を唱えるべき時ではないのか?!」
 太田氏の発言と追及は、民主党議員の説明よりずっと鋭くわかりやすいものであり、かつ自民党議員や最後にテレビ中継で現われた石破防衛大臣をもたじたじにさせるものだったのです。“太田総理”賛成派のタレントが、「他人(他国)を悪く悪く言いまくって、自分がやる悪いことを正当化する−−そういう大人が気持ち悪いし、とにかく嫌だ!」という発言も、「おお的を射ている!」と私は感服してしまったのでした。
 残念ながらこのマニフェストは否決されてしまったのですが(確か9対8の僅差)、こういう内容が、ゴールデンタイムの“お笑い?番組”で放送されたことに、「確かに、風の流れは変わってきている。へこたれずにがんばらねば−−」と思わされました。

 ついでの話になりますが、昨夜(15日)も家に帰ってテレビをつけてびっくりしました。「9・11テロの謎」として「ツインビルの崩壊の原因が、突っ込んだ旅客機ではなく、ビルの下の階の爆弾爆発によるものとしか考えられないこと。9・11以前に、ツインビルで電気系統工事があり爆弾をしかける期間と機会が十分あったこと。その爆弾は、米軍が使用している爆弾と同じ成分のものだった−−−。」とまで報道していたのです。 上記と同じくゴールデンタイムの「世界まる見え!テレビ特捜部」というタケシが出ているバラエティ(?)番組の中で、ついに「9・11テロ」自体への疑問と疑惑が公然と報道されだした!!と、うれしく見てしまいました。

(2007.10.16 大阪教職員  T)