米軍装甲車による女子中学生れき殺事件
「国際署名運動」にご協力ください。


 この署名は、6月13日に2人の少女を戦車でひき殺した駐韓米軍の処罰とブッシュ大統領の謝罪、韓米駐屯軍地域協定(SOFA)の改定を求めたものです。事件直後から責任逃れを始めた米軍を徹底的に追及し、米軍犯罪を助長するSOFAの抜本的改定を求めようと7月から韓国全土で始まりました。韓国内だけではありません。在日韓国・朝鮮人のみなさんや在米韓国人の団体が、それぞれの地域で精力的に署名に取り組んでいます。署名は爆発的に広がり、開始から4ヶ月という短期間で100万を超えました。反基地・反米的な署名が100万を超えるのは韓国内では「史上初」「歴史的大事変」です。韓国の汎国民対策委員会は11月中にホワイトハウス前で1週間の座り込み行動を予定しています。私たちも、韓国の反基地闘争、反戦・平和運動に連帯して、この国際署名にぜひ取り組みたいと思います。
 2人の少女が戦車にひき殺されたという悲惨な事件はブッシュの戦争が招いたともいえます。アメリカが対アフガニスタン戦争を始めてからというもの、米軍基地を抱える地域では演習が激化しています。基地が過密にあり生活圏と隣り合わせとなっている沖縄や韓国では、アメリカが有事になれば即「有事状態」を強いられます。「有事状態」が長く続いている異常事態だからこそ、悲惨な事件が起こったのです。このような事件は『韓国で起こった特殊な事件』ではありません。沖縄でも起こりえる事件です。さらなる犠牲者、被害者がでる前に現在アメリカが押し進めている対イラク戦争、対「テロ」戦争をやめさせなければなりません。
 日本で有事法制が成立したならば、日本は米軍の後方支援基地となり、米軍は日本中を好き放題闊歩し、きっと韓国のような事態になるでしょう。韓国での事件は人ごとではありません。また、有事立法が想定しているのは「朝鮮半島有事」です。有事法の制定は、韓国・朝鮮の人々が切望する朝鮮半島の統一と平和に真っ向から敵対するものです。私たちは、有事法制を今国会で審議させてはなりません。法案の廃案をぜひとも勝ち取っていきたいと思います。
 ブッシュの戦争と「悪の枢軸論」は、韓国の反米闘争、反基地、反戦・平和運動に火をつけ本格的な大衆闘争へと前進させています。「ブッシュをして反米運動を高まらしたという効果があったのかもしれない」と汎国民対策委員会の方が言われるほどです。駐韓米軍が朝鮮半島を分断し、ブッシュの「悪の枢軸論」が朝鮮半島の統一を妨げていることが、韓国民の共通の認識となりました。8月の世論調査では70%の人が駐韓米軍の撤収を求めています。アメリカの北朝鮮敵視政策、対イラク戦争を厳しく批判する声が多く聞かれます。韓国ではこれからますます反基地闘争、反戦・平和運動が盛んになることでしょう。
 私たちは、アメリカの戦争拡大に反対し、駐韓米軍の犯罪を厳しく追及する韓国の運動にこれからも連帯していきたいと思います。連帯の具体的な活動として今回の国際署名運動に取り組みます。多くの方がこの署名にご協力くださいますよう、お願いいたします。
 12月28日には、駐韓米軍犯罪根絶運動本部の方をお招きし、韓国の運動について学ぼうと計画しています。この時に直接署名を渡します。2ヶ月弱という短い期間ですが、1人でも5人でもいいですので、署名をお寄せくださいますよう、お願いいたします。

2002年11月4日
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局




米軍装甲車による女子中学生れき殺事件
真相究明、米軍責任者の拘束、処罰、米軍基地閉鎖のための
国 際 署 名 運 動



 去る6月13日午前10時45分頃、京畿道楊州郡廣積面(キョンギド ヤンジュグン クァンジョンミョン)で、米軍装甲車の前を歩いていた2人の女子中学生、シン・ヒョスンさん、シム・ミソンさんが装甲車にひかれ、その場で死亡するという事故の消息に触れて、われわれの衝撃と驚きを禁ずることができない。米軍の高圧線に感電して両足と両腕を失い、苦痛の中でなくなった故チョン・ドンロク氏の葬儀を終えてわずか3日目に、15歳の花より美しい幼い2人の娘の悲報を伝え聞いて、われわれは再び号泣した。
 しかも、今回の事故の加害者であるマーク兵長は第2師団第44工兵隊の所属で、故チョン・ドンロク氏の感電事故の責任部隊であるキャンプ・ハウズの所属であるということに、さらに憤怒せずにはいられない。ここにわれわれは環境破壊の温床であり、退廃低質の文化、騒音被害、都市開発の阻害、はなはだしくは大切な生命まで奪い取り、多くの問題を引き起こしている米軍基地の閉鎖のために、最後まで努力することを明らかにする。

われわれの要求
− ブッシュと駐韓米軍司令官は、遺族の前にひざまずき謝罪しろ!
− 米軍戦車による女子中学生れき殺事件は、明白な殺害行為だ。
  遺族と社会団体の代表らが参与する調査団を組織し、徹底的に究明しろ!
− 運転手と米第2師団長など米軍の責任者を拘束、処罰しろ!
− 不平等な駐韓駐屯軍地位協定を即刻改定しろ!
− 米軍犯罪と傲慢不遜の象徴、キャンプ・ハウズを閉鎖しろ!


No 氏 名 住 所 連絡先 E-mail 署名


























米軍装甲車による女子中学生故シン・ヒョスンさん、シム・ミソンさん殺人事件 汎国民対策委員会

──────────────────────


*この署名は韓国の汎国民対策委員会で展開している汎国民署名運動の署名用紙を日本地域対策委員会が日本語に翻訳し、国際署名としたものです。

*12月末に韓国の駐韓米軍犯罪根絶運動本部の方に直接渡しますので、下記まで送ってください。
〒580−0023 松原市南新町3−3−28 阪南中央病院労働組合気付 
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局


 署名用紙が必要な方は、署名事務局にお問い合わせ下さい。 <e-mail: stopuswar@jca.apc.org>
 署名用紙は、次からダウンロードできます。
    <署名用紙 WORD版> <署名用紙 一太郎版>
  *クリックしても署名用紙がうまく開かない場合は、一度ファイル保存してから開いてみてください。
    (Internet Explorerの場合、マウスの右ボタンをクリックして「対象をファイルに保存」を選択します。)




日本地域対策委員会のビラ
女子中学生をひき殺した米兵を韓国法廷で裁こう





*駐韓米軍による女子中学生轢殺事件と国際署名に関する詳しい情報は韓統連HPを参照してください。
   韓統連中央日本語ページ http://www.korea-htr.com/chuo/japanese/index-cj.html
   国際署名関係 http://www.korea-htr.com/chuo/japanese/siryou/02/2sg.htm

*関連記事
   駐韓米軍による女子中学生ひき殺し事件を糾弾する!
    −−韓米地位協定の抜本的改定を求める韓国の運動に連帯しよう−−