全米各地、そして世界各地で闘われた、
10.7 アフガン空爆一周年の、反戦運動
「NOT IN OUR NAME」「抵抗の誓い」が、対イラク戦争と警察国家、人種差別反対の合言葉に。

ニューヨークシティ・セントラルパーク (NIONより)

全米数十箇所、10万人が「抵抗の誓い」

 アフガン空爆一周年を前にした10月6日、7日、「NOT IN OUR NAME」はブッシュの「世界に対する戦争(war on the world)」と警察国家による拘束に反対する全国的な大衆的抗議行動を組織した。同時に世界中の反戦平和運動に対しても、米大使館や領事館に対する抗議行動を行うよう呼びかけた。
 NIONのHPが各地での行動を、多くの写真入りで紹介している。

    http://www.notinourname.net/Reports/oct6natl.htm

 インディメディア(Independent Media Center)の集計によれば、全米数十箇所で行われた抗議行動参加者の総計は、8万6千人を超えた。インディメディアも各地の報道を結びつける形で特集ページを作って地域別に詳細な報告を行っている。ニューヨークシティ、サンフランシスコ、シアトル、ロサンゼルス、等々、文字通り全米を巻き込んで行われた。保守的と言われるサンディエゴでも、約2000人が対イラク戦争に抗議した。どの行動でもNIONの「抵抗の誓い」が確認されたことを伝えている。

    http://www.indymedia.org/front.php3?article_id=207715&group=webcast
    http://www.indymedia.org/front.php3?article_id=207578&group=webcast


サンフランシスコ (sf.indymediaより)


サンディエゴ (indymediaより)


オーストラリアの米軍通信基地パイン・ギャップでの抗議行動
ベルギー、ギリシャなど世界各地で米の対イラク戦争への抗議。

 オーストラリアのパイン・ギャップは、世界最大級で最重要の米通信基地の1つ。湾岸戦争を含む米軍事作戦で重要な役割を果たしたと言われる。10月5〜7日の3日間にわたり、400人以上の人々が、この基地と戦争に反対して抗議行動を行った。基地に通じる道路を封鎖したり、抗議集会を行い、17人が逮捕された。
 このほか、ベルギーやギリシャなどでも米軍施設などに対する抗議行動が行われた。

(写真はindymediaより)

2002年10月10日
アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局




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